2017年4月13日 (木)

西荻の古書店でル・グィン 追悼 松本俊夫

妻と西荻あたりをブラブラ散歩。
以前にも入ったことのある古書店盛林堂盛林堂でル・グィンの「所有せざる人々」を購入しました。
こじんまりとしていながら日本の怪奇物やミステリーを中心にいい品揃えの店です。価格も良心的です。

The_dispossessed


映画監督の松本俊夫氏が亡くなりました。
前衛映像作家として知られ『薔薇の葬列』で映画監督としてデビュー。
生涯4本の劇場用映画を監督しています。
私はその後の3本
修羅
十六歳の戦争
ドグラ・マグラ
を観ています。
このうち『十六歳の戦争』は76年の私の第8位です。
この年の私のベストテンでは2位『さらば夏の光よ』,3位『パーマネント・ブルー』,4位『挽歌』,5位『あにいもうと』、そしてこの作品と5作も秋吉久美子主演が並んでいます。しかも悲しいことに全然DVD化されていない。

好き嫌いはともかく松本俊夫の映像は印象に残っています。

合掌


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2017年4月12日 (水)

レンタルDVD4本

近所のレンタルショップでDVDを4本。
少女
バースデーカード
ある天文学者の恋文
グランドフィナーレ

目玉は、まったく世評の芳しくない『少女』です。>確かに、ミステリーとしての骨格がちゃんとしていないことが評判の良くない原因なのでしょう。監督の意図はともかく、ただ私のように本田さんや山本さんを愛でたいという類の観客には納得の作品となっていました。もちろん山本さんと本田さんでは女優としての格が違うので、ひたすら本田さんを見続けることになるのですけれど。
『バースデーカード』は、あらすじを見る限り『ニライカナイからの手紙』みたいですが。>これは拾い物です。ただただ宮崎さんの素晴らしさを堪能するためだけの作品ですが、それがきちんとできているという意味で評価に値するはずです。ただクイズ番組のシーンは余計でしたね。話はほとんど終わっているのにあれはないでしょう(あの余計なシーンのために制作された作品なので文句は言えないですが)。
『ある天文学者の恋文』>うん?これも死者からのラブレター。荒唐無稽さは同じでもこちらは全然伝わらない。死後も恋人を自分のものにしたいという気持ちの悪い世界です。
『グランドフィナーレ』>人生をリタイアしたセレブたちが集うスイスの高級ホテル。「魔の山」を思わせます。いい気なもんだという気もしますが、贅沢な映像の連続で、素敵なシーンもあります。ミスユニバースのヌードとか昔の女優たちの幻想とか。

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2017年4月 5日 (水)

新作2本&花見

もろもろせわしなくてややお久しぶりのDVDレンタルです。
日本映画新作を2本
怒り
SCOOP!

『怒り』は、宮崎さんに池脇さんに広瀬さん。これで悪かったら困りものです。>困りものでした。最後には全員泣いてめでたしめでたしですか?いい役者が出てきちんと作っていればストーリーなんてどうでもいいっていうつもりではないでしょうけれど、森山さんが勝手に自滅しただけでした。その伏線もありませんし。広瀬さんのラスト、あれでいいんでしょうか。とはいえ、宮崎さんさすがです。
『SCOOP!』は、『少女』とどっちにしようか悩んだけど、二階堂さんに期待してこちらを選択。>悪くはないと思います。ラストに福山雅治の過剰な思い入れは感じますが、もうちょっと肩の力を抜いた軽妙さがあれば、と思わせました。二階堂さんもそれなりで新たな発見はありませんでした。それが残念。

昼から家族みんなで新宿御苑へ行って花見。
途中でサンドイッチやおにぎりを買ってブラブラ。
ここはいろんな種類の桜を楽しめるのがいいところ。
大島桜に枝垂桜や江戸彼岸桜。バイゴジジュズカケザクラなんて一見しては読めない呪文のような種類も(漢字では梅護寺数珠掛桜と書きます)。
目立つ中国系に加えて東南アジア系の団体客もチラホラ。
振り袖姿で記念撮影をしている外人さんやウェディングドレスのお嫁さんなど、いろいろ楽しめました。

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2017年3月19日 (日)

新作4本

新作4本借りました。
オーバー・フェンス
後妻業の女
秘密 THE TOP SECRET
あやしい彼女

『オーバー・フェンス』jは、蒼井さん出演で函館が舞台ですから悪いわけはないでしょう。>うーん。私が小さいころから親しんだ函館公園のしょぼい動物コーナーや観覧車が楽しめるという特典付きなのに、蒼井さん怖すぎます。文学としてならあの病み方は文字で理解できるでしょうが、映像になるともう少し観客に理解する手がかりを示してほしい気がします。
『後妻業の女』は、やりすぎ大竹さんが熱演すると聞いて尻込みしていたのですけれど、本数を合わせるために勇気をもってトライします。>やはり無謀すぎました。わずかに尾野さんが救いでしたけど。嫌な気分になるだけでした。
『秘密 THE TOP SECRET』は、どうでしょうか。あまり評判はよくないみたいですけれど、冒険に過ぎたでしょうか。>決して誉められるような作品ではないけれど、いいところもありました。当然ですがサイコパスの女の子。織田梨沙さんがんばってます。ま、結局それだけかもしれませんけど。
『あやしい彼女』は、多部さんが主演ですもの観て当然でしょう。>今まで何となく見逃していましたが、即観るべき作品でした。ストーリーや泣きの部分はどうでもいいです。多部さんの歌。これに尽きます。泣けます。ウキウキします。小林武史のクソみたいな主題歌を除けば完璧です。もっともっと聞きたかったです。多部さん最高です。これって映画の評価なのかなあ。分かりませんが。金井克子だって悪くないです。

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2017年3月16日 (木)

追悼 渡瀬恒彦

俳優の渡瀬恒彦さんが亡くなりました。

出演作品は117本で私が観ているのはそのうち以下の39本。
現代やくざ 血桜三兄弟
仁義なき戦い
『鉄砲玉の美学』
仁義なき戦い 代理戦争
三代目襲名
暴走パニック 大激突
狂った野獣
事件
皇帝のいない八月
配達されない三通の手紙
戦国自衛隊
神様のくれた赤ん坊
復活の日
わるいやつら
青春の門
真夜中の招待状
セーラー服と機関銃
青春の門 自立篇
道頓堀川
天城越え
時代屋の女房
泪橋
南極物語
『迷走地図』
愛情物語
波光きらめく果て
十手舞
『ゴルフ夜明け前』
肉体の門
敦煌
『せんせい』
226
天と地と
本気!
復活の朝
『リング・リング・リング』
REX恐竜物語
忠臣蔵外伝 四谷怪談
時をかける少女

残念ながら東映時代の生きのいい番長シリーズあたりはほとんど観ていません。
私にとっての渡瀬恒彦は『事件』以後のちょっと気のいいチンピラみたいな役という印象の俳優です。このなかで唯一私の邦画ベストテン81年の6位に入っている『セーラー服と機関銃』もそんな役柄でした。
また、テレビでもおみやさんやタクシードライバーの推理日誌、公証人シリーズなどでユーモア+人情味のある役どころを好演していました。

合掌


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2017年3月11日 (土)

4枚と2冊

久しぶりに近所のレンタルショップに寄ってDVDをレンタルしました。
セトウツミ
だれかの木琴
火 Hee
キャロル

『セトウツミ』は、私と相性の良くなさそうな作品ですが世評の高さに見ておこうかと思って。>観といて良かった。男同士の会話なんて何が面白いのかと思っていましたが、参りました。大森監督の語り口には脱帽です。もちろん池松、菅田売れっ子ふたりの実力が発揮されての成果なのでしょうが、それをどう見せるかは監督の腕次第でしょう。
『だれかの木琴』は、予告編の常盤さんの美しさに惹かれて。>予想以上に満足しました。人妻がストーカーになる、みたいな話かと思っていましたが、誰もが隠れた欲望を抱いているという作品でしょう。常盤さんだけではなく、夫も美容師もその恋人も、もちろん放火犯も、そして娘もまた…。心にセキュリティはかけられないということです。常盤さんの尋常ならざる雰囲気が見どころです。ところで、ヘリコプターと昼寝というと『家族ゲーム』のラストを思い出しますが、偶然でしょうね。
『火 Hee』は、絶対嫌いなタイプかと思いますが、桃井さんを観る価値はありそうな気がして。>思ったほど桃井さんの演技が嫌味ではありませんでした。むしろ、ストーリーそのものにびっくりするような仕掛けがなかったことの方が残念でした。何かどんでん返しがほしかった気がします。
『キャロル』は、外国映画から1本と思って棚をうろついた結果これに落ち着きました。

夕方図書館で予約していた2冊を受け取りました。
宣教師ザビエルと被差別民
カラー図解 進化の教科書 第2巻 進化の理論

参考文献を挙げようと思いましたが、「ザビエル」には影も形もなし、「進化」は英語文献だけというわけで、今回はなしです。
ただし、「ザビエル」は、本文中に引用文献を引いています。これが日本史関係の不親切なところです。ざっと読んだところでは「東方見聞録」「金枝篇」「大航海時代とモルッカ諸島」「生類をめぐる政治」「どちりなきりしたん」が手元にありました。


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2017年2月22日 (水)

追悼 鈴木清順

映画監督の鈴木清順氏が亡くなりました。
1956年に『港の乾杯 勝利をわが手に』で監督デビューをしてから67年の『殺しの烙印』まで日活で40本撮りましたが、経営陣に「わからん映画ばかり撮る」として解雇されました。その後大いに評価された80年の『ツィゴイネルワイゼン』で復活を遂げます。監督した作品は合わせて51本。そのうち私が観ているのは以下の14本。
関東無宿
肉体の門
春婦伝
東京流れ者
けんかえれじい
殺しの烙印
悲愁物語
ツィゴイネルワイゼン
陽炎座
カポネ大いに泣く
夢二
結婚~陣内・原田御両家篇~
ピストルオペラ
オペレッタ狸御殿
日活時代の生きのいい清順作品をあまり見ていないという意味じゃ、決して良い観客ではないでしょう。
私にとっては岡本喜八や増村保造とともにモダニズムの旗手というイメージですが。もっとぶっ飛んでいるのかもしれません。曽根中生や山根成之など後進への影響も見逃せません。
ちなみに私の年間ベストテンに入っているのは『けんかえれじい』と『悲愁物語』の2本だけです。やっぱりファンとは言えませんね。

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2017年2月15日 (水)

新作2本

このところ忙しくてさっぱりDVDを観ていなかったので、久しぶりに新作2本を近所のレンタルショップで借りました。もちろん半額デーです。
夏美のホタル
葛城事件

『夏美のホタル』は、話は癒し系らしいのでありきたりにならないか心配ですが、有村さんだし廣木監督だしまずは期待しましょう。>期待の水準には達しています。ただ、全体が予定調和的にまとめ過ぎているのでは。原作のせいなんでしょうか。仏師の小林薫も何かありそうで、雰囲気だけでしたし。誰か突出する人がほしかったような気がします。もちろん有村さんが突き抜けてくれたらそれに越したことはなかったのですけれど。
『葛城事件』は、予告編を見る限りいやあな気分になりそうな映画ですが、ほぼ義務感で観ます。>こちらは警戒して身構えていたせいか、三浦友和の気持ち悪さは、そこそこ身に覚えがあることではあるし、意外とすんなり観れました。もちろんだからといって、気持ちのいい映画なわけはありません。ところで、田中さんはどういう意図で存在していたのか不明でした。死刑廃止論者なんてこんなもんだということなのでしょうか。

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2017年2月10日 (金)

日本インターネット映画大賞

2016年度日本インターネット映画大賞が発表になりました。

日本映画部門
作品賞(ベストテン)
1位 143点 この世界の片隅に
2位 142点 シン・ゴジラ
3位 66点 君の名は。
4位 41点 リップヴァンウィンクルの花嫁
5位 28点 湯を沸かすほどの熱い愛
6位 24点 ヒメアノ~ル
7位 21点 ちはやふる-上の句-
8位 18点 怒り
8位 18点 永い言い訳
10位 15点 葛城事件

監督賞 13票
片渕須直『この世界の片隅に』

最優秀男優賞 7票
三浦友和『64 -ロクヨン- 前編・後編』『葛城事件』

最優秀女優賞 13票
のん『この世界の片隅に』

ニューフェイスブレイク賞 7票
杉咲花『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』『湯を沸かすほどの熱い愛』

音楽賞 11票
君の名は。

思い入れ作品賞 平均4.613票
この世界の片隅に

ベストインパクト賞 13票
片渕須直監督
のん

アニメ賞
この世界の片隅に

日本映画作品賞最多投票者数 33人
シン・ゴジラ


外国映画部門
作品賞(ベストテン)
1位 28点 レヴェナント 蘇えりし者
2位 27点 ブルックリン
3位 26点 オデッセイ
4位 22点 ルーム
5位 15点
ザ・ウォーク
ハドソン川の奇跡
7位 14点 帰ってきたヒトラー
8位 12.75点 ズートピア
9位 12点
サウルの息子
すれ違いのダイアリーズ
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
手紙は憶えている

監督賞 4票
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 『レヴェナント: 蘇えりし者』

クリント・イーストウッド『ハドソン川の奇跡』

最優秀男優賞 4票
レオナルド・ディカプリオ『レヴェナント 蘇えりし者』

最優秀女優賞 3票
マーゴット・ロビー『フランス組曲』『ターザン:REBORN』『スーサイド・スクワッド』

ニューフェイスブレイク賞 6票
ジェイコブ・トレンブレイ『ルーム』

音楽賞 5票
レヴェナント 蘇えりし者

思い入れ作品賞 平均4.500票
ブルックリン

ベストインパクト賞 8票
ジェイコブ・トレンブレイ

外国映画作品賞最多投票者数 8人
レヴェナント 蘇えりし者

投票結果はともかくとして、外国映画部門の熱気のなさは、どうしたものでしょう。
日本映画が143点で外国映画が28点。
投票総数も違いますがそれ以上に1位の得点の差には愕然とします。
もう少し外国映画好きのサイトを呼び込んだほうがいいのかもしれません。
私も含めて全般的に投票者のサイトが日本映画よりですからね。
ついでに言えば、やはり5位までの投票ではつまりません。
10位までにすればもっと多様な作品が選ばれたり、満遍なく薄く広く得票してベストテン入りするとか面白い結果になったかもしれませんから。

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2017年2月 8日 (水)

ブルーリボン賞授賞式

第59回ブルーリボン賞の授賞式がありました。
ということは結果はとうに発表されていたんですね。
見逃していました。

作品賞 『シン・ゴジラ』
監督賞 片渕須直『この世界の片隅に』
主演男優賞 松山ケンイチ『聖の青春』他
主演女優賞 大竹しのぶ『後妻業の女』
助演男優賞 リリー・フランキー『SCOOP!』『聖の青春』他
助演女優賞 杉咲 花『湯を沸かすほどの熱い愛』
新人賞 岡村いずみ『ジムノペディに乱れる』
特別賞 『君の名は。』
外国作品賞 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

大竹さんが異色ぐらいであとは順当でしょうか。

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