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2021年4月29日 (木)

5月新刊から気になる新書・文庫・選書

5月の新刊から気になる新書・文庫・選書を
蔵書と関連して紹介します。

◎岩波新書「ブッダが説いた幸せな生き方」今枝由郎
ブッダの教えを“幸せな生き方”と表現するのは珍しい気がします。
蔵書では「仏教誕生」「はじめてのインド哲学」あたりを参照するといいのかも。

◎岩波新書「チャリティの帝国―もうひとつのイギリス近現代史」金澤周作
イギリス社会史の層の厚さはいくつもの“もうひとつのイギリス”を描いてくれます。
とりあえず書棚の「イギリス近代史講義」や「もうひとつのイギリス史」「不機嫌なメアリー・ポピンズ」に連なるはずです。

◎中公新書「天正伊賀の乱-信長を本気にさせた伊賀衆の意地」和田裕弘
子どもの頃から忍者漫画で知っていた天正伊賀の乱。中公の穴狙い的な企画なのでしょうか。
いちおうは「戦国時代」でどうでしょう。

◎中公新書「植物のいのち-からだを守り、子孫につなぐ驚きのしくみ」田中 修
うちの書棚で植物学と言えるのは「プラントハンター」など博物学の系統ばかりで生物学的な内容は
手足を持った魚たち」で触れている程度。

◎講談社現代新書「はじめてのプラトン 批判と変革の哲学」中畑正志
うちにも何冊かプラトン入門書はあるのだけれど、プラトン的な考え方=哲学っていうのが本当にそう思っているのか、何かの比喩なのかってことがよくわからないまま年老いてしまいました。
でも読みたくはなりますが。

◎平凡社新書「日本の道化師 ピエロとクラウンの文化史」大島幹雄
道化と言えば「道化的世界」とか山口昌男の著作がうちにもあるけれど、おそらくそういう話ではないでしょう。

◎新潮新書「シルクロード―流沙に消えた西域三十六か国―」中村清次
シルクロード=西域関連なら「中央アジア歴史群像」「砂漠の文化」あたりで。

◎岩波現代文庫「歴史が後ずさりするとき: 熱い戦争とメディア」ウンベルト・エーコ
エーコの評論集。エーコは好きだし読む価値はあるのでしょうが、
なかなか食指が動きません。

◎ちくま学芸文庫「甘さと権力: 砂糖が語る近代史」シドニー・W・ミンツ
大西洋三角貿易の重要な商品である砂糖については
略奪の海カリブ」で。
ヨーロッパにおける甘味料としての砂糖については
コーヒーが廻り世界史が廻る」「茶の世界史」で。

◎角川ソフィア文庫「古代オリンピック」桜井万里子/橋場 弦
岩波新書オリジナルはあります。

◎角川ソフィア文庫「東方の言葉」中村 元
先月の予定から順延でしょうか

◎河出文庫「伊能忠敬の日本地図」渡辺一郎
意外なことに伊能忠敬についてはうちの本棚にはありませんでした。

◎講談社選書メチエ「武士論 古代中世史から見直す」五味文彦
著者の著作では「中世のことばと絵」「藤原定家の時代
絵巻で読む中世」「源義経」があります。
武士論についてなら「武士の誕生」「武家の棟梁の条件」あたりで。

◎新潮選書「社会思想としてのクラシック音楽」猪木武徳
蔵書でクラシック音楽に関連するのは
ヨハン・シュトラウス」「ヴァーグナー家の人々
本の神話学」「ピアノの誕生」でしょうか。

◎新潮選書「尊皇攘夷: 水戸学の四百年」片山杜秀
直接水戸学を扱ったものありませんが
江戸の歴史家」「神仏分離
近代アジア精神史の試み」あたりが絡むはずです。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「中世は核家族だったのか: 民衆の暮らしと生き方」西谷正浩
家族そのものではありませんが「中世に生きる女たち
日本中世の民衆像」も関係あるはず。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「〈武家の王〉足利氏: 戦国大名と足利的秩序」谷口雄太
室町時代はなかなか一筋縄ではいかない面白みがあります。
室町の王権」「源氏と日本国王」あたりでどうでしょう。

今月の目玉は「チャリティの帝国」かな。
新書の「シルクロード」
選書の「社会思想としてのクラシック音楽」「武士論」
も気になります。

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