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2021年1月31日 (日)

2月の気になる新刊(新書・文庫・選書)

2月の新刊から気になる新書・文庫・選書を蔵書とリンクして紹介します。

◎岩波新書「ヒンドゥー教10講」赤松明彦
我が家の書棚では、歴史的な流れの「ヒンドゥー教」、
社会人類学的な視点の「ヒンドゥー教とイスラム教
あたりが目につきます。

◎中公新書「日本の歴史的建造物 社寺・城郭・近代建築の保存と活用」光井 渉
ピッタリくるものは持っていませんが、
東京ざっくり探訪―江戸切絵図と今」「城郭 (日本史小百科)
イザベラ・バードの日本紀行」あたりが境界線にありそう。

◎講談社現代新書「フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔」高橋昌一郎
ノイマンの情報化社会を中心に描いたのが「ノイマンの夢・近代の欲望」だとすれば、本書はもう少し広い哲学を論じているようです。

◎講談社現代新書「サピエンスの未来」立花 隆
人類がいかに誕生指導進化していくのか。
博学の与太話でなければ幸いです。

◎講談社現代新書「最後の土葬の村」高橋繁行
蔵書では「墓と葬送の社会史」「葬制の起源」が関連しそうです。

◎ちくま新書「ウィリアム・アダムス: 家康に愛された男・三浦按針」フレデリック・クレインス
三浦按針そのものではありませんが、家康の対外政策について触れているのは「南蛮太閤記」「「鎖国」の比較文明論」ぐらいでしょう。

◎平凡社新書「満洲国: 交錯するナショナリズム」鈴木貞美
満州国については「満洲帝国(歴史群像シリーズ (84))」と「キメラ」。

◎角川新書「第三帝国 ある独裁の歴史」ウルリヒ・ヘルベルト
政争や戦争ではなく(いやもちろん無関係なわけはないのだけれど)経済的側面から第三帝国のカラクリを描くもののようです。
アドルフ・ヒトラー 権力編(歴史群像シリーズ 42)」で若干触れています。

◎岩波文庫「エピクテトス 人生談義 (下)」エピクテトス
先月の続き。

◎岩波文庫「パサージュ論 ((二))」ヴァルター・ベンヤミン
これも続き。

◎ちくま学芸文庫「ナチュラリストの系譜: 近代生物学の成立史」木村陽二郎
中公新書のオリジナルはあります。
大好きな分野ですので「ナチュラリストの誕生」「博物学の欲望
リンネとその使徒たち」「ラマルク伝」と
関連書籍はそこそこあります。

◎ちくま学芸文庫「重力と力学的世界 上: 古典としての古典力学」山本義隆
科学史好きにとっては気になる存在ですが理解できるかとなると心許ないものがあります。
手元にあるのは「ニュートン」「魔術から数学へ」ぐらいですが。

◎ちくま学芸文庫「比較歴史制度分析 上」アブナー・グライフ
たとえば「地中海」とか「近代世界システム」とかがかすっているような気はします。

◎講談社学術文庫「中国の歴史8 疾駆する草原の征服者 遼 西夏 金 元」杉山正明
著者の「クビライの挑戦」「モンゴル帝国の興亡
遊牧民から見た世界史」は持っています。

◎講談社学術文庫「〈イスラーム世界〉とは何か 「新しい世界史」を描く」羽田 正
著者のものでは「勲爵士シャルダンの生涯」があり、
イスラーム世界を見るには「新書イスラームの世界史 シリーズ」が最適かと思います。
海のシルクロード史」や「遊牧民から見た世界史」が“”新しい世界史”へとつながります。

◎講談社学術文庫「異端審問」渡邊昌美
同じ著者による「巡礼の道」「中世の奇蹟と幻想」とともに
講談社現代新書版オリジナルは持っています。
キリスト教史の見方を大いに変えくれるはずです。

◎角川ソフィア文庫「大杉栄伝 永遠のアナキズム」栗原 康
大杉にふれているのは横道的な「エスペラント」ぐらい。
思想的には「アナキズム」も重要ですが、日本については書かれていません。

◎平凡社ライブラリー「フォルモサ 台湾と日本の地理歴史: 台湾と日本の地理歴史」ジョージ・サルマナザール
ガリヴァー旅行記」にも影響を与えたという、自称台湾人の詐欺師による架空の台湾・日本地誌。
手元にあるもので本書について触れているのは「別世界通信
桃源郷の機械学」「野蛮の博物誌」。
これはぜったい買いです。

◎講談社選書メチエ「『論語』 孔子の言葉はいかにつくられたか」渡邉義浩
蔵書で儒教関係の話になると「儒教とは何か」しかないので。

◎筑摩選書「日本の包茎」澁谷知美
性をめぐる社会学なら「セクシュアリティの近代」ですが
こっちは女性がテーマでした。「ヴィクトリア朝の性と結婚」は外国の話。

◎筑摩選書「ディズニーと動物」清水知子
ま、ちょっと違いますが「ドナルド・ダックの世界像」とかどうでしょう。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「東大寺の考古学: よみがえる天平の大伽藍」鶴見泰寿
東大寺のことなら「続日本紀」で決まりでしょう。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「家老の忠義: 大名細川家存続の秘訣」林 千寿
よくわかりません。タイトル通りの内容なら、たぶん読まないでしょう。

目玉は
新書では「フォン・ノイマンの哲学」
選書では「ディズニーと動物」「日本の包茎」も
ありますが、
何といっても「フォルモサ」。今月はこれで決まりです。

 

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