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2020年12月30日 (水)

1月の気になる新書・文庫・選書

1月新刊から気になる新書・文庫・選書を蔵書とリンクさせて紹介します。

◎岩波新書「江戸問答」田中優子、松岡正剛
田中氏の著作では「江戸の想像力
松岡氏の著作では「遊学」があります。
江戸の文化を考えるなら「江戸藩邸物語
江戸文化評判記」や「江戸の無意識」あたりで。
松岡氏の自慢話だと辟易ですけれど。

◎岩波新書「上杉鷹山 「富国安民」の政治」古関悠一郎
江戸時代の藩については「御家騒動」ぐらいしか手元にありません。
みんなが鷹山を評価するような時代にはなりたくありません。

◎中公新書ラクレ「動物園・その歴史と冒険」溝井裕一
私好みのテーマ。
蔵書なら「博物学の黄金時代」「幻の動物たち
博覧会の政治学」あたりが絡んでくるはずです。

◎講談社現代新書「晩年のカント」中島義道
カントの著作では「永遠平和のために」だけ。
カントについては「カント入門」で。

◎ちくま新書「世界がわかる比較思想史入門」中村隆文
昔読んだ中村元の比較思想とは方法が違うのでしょうか。
書棚の「現代思想の系譜学」や「日本の思想文化」が多少は関係するかも。

◎平凡社新書「古典籍の世界を旅する: お宝発掘の目利きの力」八木正自
荒俣宏の「ブックス・ビューティフル」をはじめとして
多少でも古書に関連しそうなものは
アラビアンナイト」「贋作ドン・キホーテ」あたりでしょうか。

◎白水社文庫クセジュ「ジュネーヴ史」アルフレッド・デュフール
近隣の都市の歴史では「物語 ストラスブールの歴史
都市フランクフルトの歴史」があります。
こうしてみると地域的に似通っているのかも。

◎岩波文庫「法の哲学: 自然法と国家学の要綱 (上)」ヘーゲル
本棚の「世界の名著ヘーゲル」には「法の哲学」が入っています。
同書の解説も重要。

◎講談社学術文庫「ヴァレリー 芸術と身体の哲学」伊藤亜紗
蔵書でヴァレリーに関するものは「問題群」ぐらいです。

◎講談社学術文庫「中国の歴史7 中国思想と宗教の奔流 宋朝」小島 毅
通史では「物語 中国の歴史」。
「水滸伝」を読む」あたりも関連するかも。

◎講談社学術文庫「〈名奉行〉の力量 江戸世相史話」藤田 覚
ぴったりするのはありませんが「将軍と側用人の政治」がいちばん近そうです。

◎講談社学術文庫「日本人の原風景 風土と信心とたつきの道」神崎宣武
同じ著者のものでは「物見遊山と日本人」と「盛り場の民俗史」。
内容的に関連するのは「お伊勢参り 」でしょうか。

◎ちくま学芸文庫「城と隠物の戦国誌」藤木久志
城郭 (日本史小百科)」でややかすっているのかも。

◎ちくま学芸文庫「大衆の国民化」ジョージ ・L・モッセ
国民を創造した革命の図像は「フランス革命」。
その国民を想像と喝破した「想像の共同体」。
そして国家主義と結びつく「魔女とカルトのドイツ史」。
他人事ではありえません。

◎ちくま学芸文庫「21世紀を生きるための社会学の教科書」ケン・プラマー
社会学とは何なのか。手元には「現代社会学の名著」ぐらいしかありません。

◎角川ソフィア文庫「日本古典と感染症」ロバート・キャンベル
コロナ便乗ということで。

◎角川ソフィア文庫「龍の起源」未定
おそらくは「龍の話」が最も近いはずです。

◎平凡社ライブラリー「魔法: その歴史と正体」カート・セリグマン
好きな分野ですので関連書は山ほど。
ルネサンスの魔術思想」「西洋占星術
薔薇十字の魔法」「魔女とキリスト教
錬金術」など。本書も買わねば。

◎講談社選書メチエ「地図づくりの現在形 地球を測り、図を描く」宇根 寛
地図については「地図の歴史 世界篇
測量については「近代の小道具たち
あたりで。

◎中公選書「和算-江戸の数学文化」小川 束
和算について触れているのは「日本史再発見」ぐらい。

◎中公選書「後藤新平の台湾-人類もまた生物の一つなり」渡辺利夫
後藤新平再評価みたいな話じゃつまらんでしょう。

◎筑摩選書「入門『往生要集』」阿満利麿
むしろ一遍のために買った「日本思想大系〈10〉法然・一遍」に
「往生要集」があります。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「神々と人間のエジプト神話: 魔法・冒険・復讐の物語」大城道則
エジプト神話については「古代エジプト」。そして宗教は
エジプトの死者の書」があります。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「江戸時代の瀬戸内海交通」倉地克直
江戸の物流については「流通列島の誕生」。

今月の目玉は、何といっても「魔法 その歴史と正体」
新書では
「動物園・その歴史と冒険」
「ジュネーヴ史」
文庫では
「大衆の国民化」
「和算 江戸の数学文化」
選書では
「神々と人間のエジプト神話」

 

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