« 図書館で2冊 | トップページ | ICレコーダー »

2020年7月25日 (土)

8月の新刊から気になる新書・文庫・選書

8月の新刊から気になる新書・文庫・選書を蔵書とリンクさせて紹介したいと思います。

◎岩波新書「カエサル―内戦の時代を駆けぬけた政治家」小池和子
カエサル自身の著書では「ガリア戦記」「内乱記」があります。
カエサルについてはわずかですが「皇帝たちの都ローマ」も。
いたずらに英雄視するのではないバイオグラフィなら面白そう。

◎岩波新書「人口の中国史―先史時代から19世紀まで」上田 信
漢民族というと古代からずっと同じもののように考えられていますが、
その構成は気候や戦乱によって大きく変動してきたようです。
政治史ではない視点が興味深いところです。

◎岩波新書「性からよむ江戸時代―生活の現場から」沢山美果子
わが家の蔵書では「三くだり半と縁切寺」「江戸名物評判記案内
ややくせ球で「武士道とエロス」。

◎講談社現代新書「ペルシア帝国」青木 健
同じ著者の「古代オリエントの宗教」。
シルクロードの古代都市」にもアケメネス朝の古代都市が。
アナバシス」もペルシア帝国内の出来事ですが、ペルシアのことはいっこうに分かりません。

◎講談社ブルーバックス「温暖化で日本の海に何が起こるのか 水面下で変わりゆく海の生態系」山本智之
サンゴが北上するとかいかが獲れないとかそういう話でしょうか。

◎平凡社新書「『陸軍分列行進曲』とふたつの『君が代』: 出陣学徒は敵性音楽で戦場に送られた」大山眞人
やや関係ありそうなのは「日本教育文化史」ぐらい。

◎岩波文庫「シンボルの哲学―理性、祭礼、芸術のシンボル試論」S.K.ランガー
カッシーラ「シンボル形式の哲学」はあります。

◎ちくま学芸文庫「アレクサンドロス大王物語」カリステネス
オリジナルはあります。文庫化されるとは驚きです。
歴史と伝説の狭間には「アレクサンドロス大王東征記
アレクサンデル大王の誕生と勝利」なんていうのもあります。

◎講談社学術文庫「上杉謙信」井上鋭夫
謙信については「戦国時代」ぐらいでしょうか。
ま、いまさらわざわざ読まないかもね。

◎講談社学術文庫「日本の修史と史学 歴史書の歴史」坂本太郎
扱われている史書ならうちの本棚でも
古事記」「日本書紀」をはじめ
軍記物語の世界」「江戸の歴史家」「日本の名著〈15〉新井白石
あたりでぼんやりと網羅しています。

◎講談社学術文庫「ベートーヴェン 巨匠への道」門馬直美
いまさらベートーヴェンの伝記は読まないでしょうね。たぶん。

◎講談社学術文庫「朝鮮仏教史」鎌田茂雄
日本へ仏教を伝えたのはいうまでもなく百済であり、それ以後も交流があったはずです。
なんせ大蔵経は世界遺産ですから。
残念ながら蔵書では「日本文化交流小史」「物語韓国史」程度で
豊かな朝鮮仏教の世界は手付かずです。

◎白水社Uブックス「赤死病」ジャック・ロンドン
彼の著作では近未来ディストピア「鉄の踵」があります。
ほかに感染症小説といって手元にあるのは、デフォー「ペスト
カミュ「ペスト」「復活の日」「ヒュウガ・ウイルス」。ほかにもありそうですが確認していません。

◎講談社選書メチエ「「人間以後」の哲学 人新世を生きる」篠原雅武
よくわからないし、分かった方がいいのかもよくわからない。
でも気になるところ。

◎講談社選書メチエ「ドゥルーズとガタリの『哲学とは何か』を精読する 〈内在〉の哲学試論」近藤和敬
手元にあるのは「ドゥルーズの哲学」。
ほとんど理解できていない。

◎NHKブックス「ローマ史再考: なぜ「首都」コンスタンティノープルが生まれたのか」田中 創
コンスタンティヌス大帝なら「皇帝たちの都ローマ」。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「天神様の正体: 菅原道真の生涯」森 公章
道真についてなら「平安王朝」、天神様なら「神仏習合」あたりでしょう。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「古代の食生活: 食べる・働く・暮らす」吉野秋二
木簡が語る日本の古代」でも食事について触れています。

今月の目玉は岩波新書の3冊でしょうか。
「性からよむ江戸時代」は羅列に終わらなければ興味深いところ。
あとは「赤死病」は買うかも知れません。
選書がいまいちな気がします。

 

 

|

« 図書館で2冊 | トップページ | ICレコーダー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 図書館で2冊 | トップページ | ICレコーダー »