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2020年5月28日 (木)

6月の気になる新刊(新書・文庫・選書)

6月新刊から気になる新書・文庫・選書を私の蔵書とリンクしてピックアップしました。

◎中公新書「ビザンツ帝国-千年の興亡と皇帝たち」中谷功治
ビザンツ再評価のきっかけは「中世ローマ帝国」でしょうか。
同じ著者による「コンスタンティノープル千年」が本書に近いかも。

◎中公新書「カール・シュミット-ナチスと例外状況の政治学」蔭山 宏
シュミットについて直接ふれたものはないけれど、ナチス関係本や「現代思想を読む事典」に。

◎講談社現代新書「戦国大名の経済学」川戸貴史
先月の順延です。

◎ちくま新書「世界哲学史6: 近代I 啓蒙と人間感情論」伊藤邦武,山内志朗,中島隆博,納富信留 編
評判のいいシリーズ。個別項目ごとに蔵書を覗けば、
啓蒙のヨーロッパ」「フランス革命の文化的起源」
十八世紀イギリス思想史」「カント入門
「イスラムvs.西欧」の近代
明末の文人 李卓吾」「江戸人とユートピア
などそこそこ並びますが、それをどう繋ぐのかが腕の見せ所です。

◎ちくま新書「人事の古代史: 律令官人制からみた古代日本」十川陽一
律令については「続日本紀」。
木簡が語る日本の古代」にも律令官人の日常が垣間見えます。

◎平凡社新書「日本マンガ全史: 「鳥獣戯画」から「鬼滅の刃」まで」澤村修治
どういうくくりなのか分かりませんが、ストーリーがうまく出来ていれば面白いでしょう。

◎岩波現代文庫「近代家族の成立と終焉 新版」上野千鶴子
氏の著作では「資本制と家事労働」があります。
家族については文化人類学の古典「世界の名著〈第59〉」や
フェミニズム「女性の権利」社会史的な「セクシュアリティの近代」など
いくつかの視点で見ることができます。

◎ちくま文庫「隔離の島」ル・クレジオ
ル・クレジオの著作では「大洪水」「巨人たち
海を見たことがなかった少年」「黄金探索者
の4冊があり、本書は内容的に「黄金探索者」に関連します。

◎ちくま学芸文庫「イタリア絵画史」ロベルト・ロンギ
美術には疎いのですが「絵画を読む」に接点がありそうです。

◎ちくま学芸文庫「最初の礼砲: アメリカ独立をめぐる世界戦争」バーバラ・W・タックマン
当然ながら「物語アメリカの歴史」で触れています。

◎ちくま学芸文庫「オリンピア: 遺跡・祭典・競技」村川堅太郎
このテーマでは「古代オリンピック」があります。

◎講談社学術文庫「日本の庶民仏教」五来 重
うちの本棚にも類書はいくつかあるけれど
仏教民俗学」がいちばん近そう。

◎講談社学術文庫「武士の町 大坂」藪田 貫
中公新書のオリジナルオリジナルは図書館から借りて読んでいます。

◎講談社学術文庫「ミシェル・フーコー [増補改訂]」内田隆三
オリジナルはあります。

◎講談社学術文庫「ローマの哲人 セネカの言葉]中野孝次
セネカ並びにストア派については「エピクテートス
西洋古代・中世哲学史」などがありますが、
私は人生論のために本を読むわけではないので、
本書とは視点が違うでしょう。

◎角川ソフィア文庫「平野が語る日本史」日下雅義
蔵書で関連しそうなものは「地震と噴火の日本史
中世の東海道をゆく」でしょうか。
環境地理学だとややテーマが大きすぎて本書から外れそうです。

◎光文社古典新訳文庫「ほら吹き男爵の冒険」ビュルガー
岩波文庫版は持っています。大好きな1冊です。

◎講談社選書メチエ「贈与の系譜学」湯浅博雄
著者の専門であるバタイユは不得意ですが、
幻想としての経済」「世界の名著59 マリノフスキー」
はじめての構造主義」あたりでなんとか。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「六国史以前: 日本書紀への道のり」関根 淳
日本書紀の謎を解く」「古事記と日本書紀」など記紀の解読は興味深いものがあります。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「日本の開国と多摩: 生糸・農兵・武州一揆」藤田 覚
本書のテーマは書棚にはありませんが「文明開化」がわずかにかすっているかも。

来月も当然刊行予定は少ないようです。
目玉といっても、いつもの「世界哲学史」に「隔離の島」「贈与の系譜学」ぐらいでしょうか。

図書館も部分再開しました。
休館以前に予約をしていたものが確保できたら貸し出すそうです。
予約貸出は6月1日から可能ですが、開架棚から直接借りるのはまだ先のようです。

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