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2019年8月30日 (金)

9月の新刊 新書・文庫・選書

9月の新刊から気になる新書・文庫・選書を我が家の蔵書とリンクしながら紹介します。

◎岩波新書「ヴァルター・ベンヤミン: 闇を歩く批評」柿木伸之
ベンヤミンの著作では岩波文庫の「暴力批判論 他十篇」「ボードレール 他五篇」と2冊手元にあります。
また、ベンヤミンについては「ベンヤミンの「問い」」「ヴァルター・ベンヤミン」などがありますが、本書の方向性は今村仁司に近いのかもしれません。

◎中公新書「菅原道真-学者政治家の栄光と没落」滝川幸司
そういえば道真についてはまとまって読んだことがありません。
平安王朝」で触れている程度です。

◎中公新書「キリスト教と死-最後の審判から無名戦士の墓まで」指 昭博
死の取り扱いについては「ヨーロッパの死者の書」。
最後の審判については「天国と地獄」が詳しいでしょうか。

◎中公新書「月はすごい-資源・開発・移住」佐伯和人
月についてなら「月世界への旅」や「月の魔力」はありますが、理科系の月開発についてはもちろん持っていません。

◎講談社現代新書「京都異界紀行」西川照子
関連するのは「日本魔界案内」「日本異界絵巻」あたりでしょう。

◎ちくまプリマー新書「銀河帝国は必要か?: ロボットと人類の未来」稲葉振一郎
書棚にある銀河帝国は「都市と星」かな。もちろん『スターウォーズ』は観たことはありますが。「ロボット」は関連するでしょうか。

◎角川新書「「豊臣政権の貴公子」宇喜多秀家」大西泰正
関ケ原の大将とも言われていますが、秀家について触れているものはありません。

◎角川新書「織田家臣団の系図」菊地浩之
信長と消えた家臣たち」ぐらいです。

◎NHK出版新書「世襲の日本史: 「階級社会」はいかに生まれたか」本郷和人
タイトルだとテーマが大きすぎるのですが、世継問題でいうと「御家騒動」あたりが絡むのでは。

◎NHK出版新書「日本語と論理: 哲学者、その謎に挑む」飯田 隆
日本語は論理的ではないということはないと言いたいのでしょうか。

◎NHK出版新書「誰も知らないレオナルド・ダ・ヴィンチ」斎藤泰弘
ダ・ヴィンチのものでは「レオナルド・ダ・ヴィンチの手記」。
ダ・ヴィンチについては「建築家レオナルド・ダ・ヴィンチ」。
ただ誰も知らないというのですから、これ以外のことなのでしょう。

◎NHK出版新書「革命と戦争のクラシック音楽史」片山杜秀
ショパンとポーランドとかチャイコフスキーとロシアとかそういう話でしょうか。
うちにあるのは「ヨハン・シュトラウス」「ヴァーグナー家の人々」ぐらいです。

◎岩波現代文庫「大審問官スターリン」亀山郁夫
著者のものでは「ロシア・アヴァンギャルド」「ドストエフスキー 謎とちから」「『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する
もちろん大審問官といえば「カラマーゾフの兄弟」であり、
スターリン時代を描いた小説では「真昼の暗黒」も重要でしょう。

◎ちくま学芸文庫「世界の混乱」アミン・マアルーフ
文庫オリジナルです。
おなじ著者では「レオ・アフリカヌスの生涯」「アラブが見た十字軍」。ともにバツグンに面白い。
よくわかりませんが「オリエンタリズム」あたりも似たテーマなのでは。

◎講談社学術文庫「西洋占星術史 科学と魔術のあいだ」中山 茂
講談社現代新書版はあります。概説としては役に立ちますが、科学と魔術を対立的に捉えているあたりに古さは否めません。
うちにあるのは同じく古めの「占星術の世界」。

◎角川ソフィア「欧米人の見た開国期日本 異文化としての庶民生活」石川栄吉
庶民生活を描いたものでは、「ワーグマン日本素描集」「日本渡航記」「イザベラ・バードの日本紀行」あたりがあります。

◎光文社古典新訳文庫「われら」ザミャーチン
なぜか同じ川端香男里訳を講談社版岩波文庫で2点持っています。

◎平凡社ライブラリー「中世思想原典集成 精選6 大学の世紀2」上智大学中世思想研究所
誰のものが収録されているのか知りませんが、この時代のもので書棚にあるのは「君主の統治について」ぐらいです。

◎講談社選書メチエ「「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学」マルクス・ガブリエル
もはやこの手の哲学に付き合う気力はありませんが、流行ゆえ眺めてみようかと。

◎講談社選書メチエ「AI時代の労働の哲学」稲葉振一郎
上の「銀河帝国は必要か?」と同じ著者。
内容的には蔵書の「「資本」論」と関連するのでしょう。

◎新潮選書「宮沢賢治 デクノボーの叡知」今福龍太
宮沢賢治では「新編 風の又三郎」が手元にあるだけです。
賢治については「宮沢賢治のレストラン」「イーハトヴ、イーハトーボ―賢治の居た場所」。
時折のぞくサイトでこの著者の賢治論について触れられていました。

◎角川選書「「異形」の古墳 朝鮮半島の前方後円墳」高田貫太
朝鮮の古墳について触れているのは「王陵の考古学」ぐらいです。

◎NHKブックス「「幕府」とは何か: 武家政権の正当性」東島 誠
武士の誕生や武家政権(幕府)については近年とみに研究が進んでいるようです。
うちにある「征夷大将軍」「武家の棟梁の条件」と関わるはずです。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「戸籍が語る古代の家族」今津勝紀
古代の家族については「古代農民忍羽を訪ねて」「よみがえる古代文書」。

今月は豊作です。
新書では「ヴァルター・ベンヤミン」のほか「キリスト教と死」
「誰も知らないレオナルド・ダ・ヴィンチ」。
文庫では「大審問官スターリン」「欧米人の見た開国期日本」
選書では「宮沢賢治」のほか、「「幕府」とは何か」。
予感では、ベンヤミンと宮沢賢治はどこか繋がっているような気がします。

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