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2019年5月30日 (木)

6月の新刊(新書・文庫・選書)

6月の新書・文庫・選書の新刊から気になるものをピックアップ、
私の蔵書とリンクして紹介します。

◎岩波新書「南北戦争の時代 19世紀」貴堂嘉之
〈シリーズ アメリカ合衆国史全4冊のうちの第2弾。
もう南北戦争です。早いなあ。
物語アメリカの歴史」はあります。

◎岩波新書「クマムシ調査隊、南極を行く!」鈴木 忠
最強の生物(?)として人気のクマムシですが、もちろん類書は持っていません。

◎中公新書「物語 オーストリアの歴史-中欧「いにしえの大国」の千年」山之内克子
初期のオーストリア史が「物語 ドイツの歴史」と無関係なわけはありませんが、直接にオーストリア関係は「ハプスブルク家」「ウィーン」あたりでしょう。

◎講談社現代新書「ブルボン朝 フランス王朝史3」佐藤賢一
同じ著者の「ダルタニャンの生涯」はブルボン朝2代ルイ13世の時代のこと。
あと書棚にあるのは革命期のブルボン家ぐらい。

◎講談社現代新書「地獄めぐり」加須屋 誠
著者の専門は仏教美術史。近いところでは「地獄めぐり」「日本の幽霊」があります。
閻魔信仰については「江戸のはやり神」。

◎講談社ブルーバックス「プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第1編 物体の運動」アイザック・ニュートン
大作の分冊新書化。文庫でもいいのではという気もしますが。
ニュートンについては「ニュートン」、本作については「魔術から数学へ」あたりでどうでしょう。

◎講談社ブルーバックス「王家の遺伝子 DNAが解き明かした世界史の謎」石浦章一
タイトルだけだとエジプトみたいですけど、イングランド王リチャード3世遺骨発見の話です。
リチャード3世については「時の娘」で扱われています。

◎ちくま新書「ハンナ・アーレント: 屹立する思考の全貌」森分大輔
何冊か紹介したアーレント本は結局読みませんでしたが、今度もスルーするでしょうか。

◎岩波文庫「デモクラシーか 資本主義か: 危機のなかのヨーロッパ」J・ハーバーマス
ハーバーマスは「近代の哲学的ディスクルス」を読みました。
彼の“未完の近代”的な話は嫌いではありません。

◎ちくま学芸文庫「書き換えられた聖書」バート・D・アーマン
聖書の文献学の話なら原理主義者じゃない限りスキャンダラスではないはずです。
うちにある「イエスとその時代」「新約聖書外典」はいかがでしょうか。

◎講談社学術文庫「ジャンヌ・ダルク 超異端の聖女」竹下節子
オリジナルの新書は持っています。タイトルの“超異端”にはやや違和感があります。
著者のものでは他に「ヨーロッパの死者の書」「ノストラダムスの生涯」。

◎講談社学術文庫「本能寺の変」藤田達生
今さら読むことはないでしょうが、義昭黒幕説の「謎とき本能寺の変」の文庫化です。

◎角川ソフィア文庫「新版 古代天皇の誕生」吉村武彦
特に天皇の誕生に特化したわけでもなく日本古代史の概論的内容のようです。

◎河出文庫「ウンベルト・エーコの文体練習[完全版]」ウンベルト・エーコ
たしか他の文庫で出ていたような。こっちは完全版と銘打っているからあっちは抄訳だったのでしょう。
エーコの小説では「薔薇の名前」「フーコーの振り子」「前日島
バウドリーノ」「プラハの墓地」「女王ロアーナ,神秘の炎
があり、学術書としては「完全言語の探求」を持っています。

◎講談社選書メチエ「地中海の十字路=シチリアの歴史」藤澤房俊
シチリアについては「中世シチリア王国」が秀逸で、
もちろん「地中海」も欠かせませんし、「地中海―人と町の肖像」も関連するでしょう。

◎講談社選書メチエ「日本語の焦点 日本語「標準形」の歴史 話し言葉・書き言葉・表記」野村剛史
日本語史は面白いのですが、知ったかぶりで終わっちゃうところがあります。

今月の目玉は新書の「王家の遺伝子」と「地獄めぐり」
それに選書の「地中海の十字路」でしょうか。
文庫が弱い気がします。岩波文庫がんばれ。

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