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2018年6月29日 (金)

7月の新刊新書・文庫・選書

7月新刊から気になる新書・文庫・選書を私の蔵書とリンクさせて紹介します。

◎岩波新書「戦国大名と分国法」清水克行
今川だの朝倉だの教科書的な知識のみです。当然新たな知見があるのでしょう。

◎中公新書「公家たちの幕末維新-ペリー来航から華族誕生へ」刑部芳則
維新の舞台が京であった以上、公家の視点もまた重要に違いありません。

◎中公新書「物語 アラビアの歴史-知られざる3000年の興亡」蔀 勇造
うちにある同じシリーズの「物語 中東の歴史」とどう違うのでしょうか。こっちの方が2000年長いですが。

◎中公新書「斗南藩―「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起」星 亮一
会津びいきの著者ですからお手の物の素材でしょう。

◎中公新書「仏像と日本人-宗教と美の近現代」碧海寿広
日本仏教史入門」にも仏像について触れています。

◎講談社現代新書「大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済」高槻泰郎
先月も書きましたが江戸の商業については「流通列島の誕生」ぐらいです。

◎ちくま新書「世界史序説: アジア史から一望する」岡本隆司
アジア史から世界史を見直そうという試みとしては「世界史の誕生」「遊牧民から見た世界史」「文明の海洋史観」。
まあ、自画自賛でなければ幸いです。

◎ちくま新書「日本思想史の名著30」苅部 直
日本思想史では古典的ですが「日本の思想文化」があります。

◎新潮新書「悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト パガニーニ伝」浦久俊彦
楽器についてなら「ピアノの誕生」があります。

◎白水社文庫クセジュ「解釈学」ジャン・グロンダン
私の本棚で解釈学と関連するのは「文化人類学15の理論」「20世紀の思想」ぐらいです。
たぶん、あまり相性はよくありません。

◎ちくま学芸文庫「20世紀の歴史 下: 両極端の時代」エリック・ホブズボーム
先月の続きです。

◎ちくま学芸文庫「古代の鉄と神々」真弓常忠
鍛冶屋の母」が金属神についてふれています。

◎ちくま学芸文庫「隊商都市」ミカエル・ロストフツェフ
ペトラ、パルミュラについてなら「シリア」がいちばん相応しいでしょう。「ローマ帝国の神々」も関連します。

◎講談社学術文庫「日中戦争 前線と銃後」井上寿一
日中戦争」は当然として、「国防婦人会」「皇紀・万博・オリンピック」も関連するはずです。

◎講談社学術文庫「仕事としての学問 仕事としての政治」マックス・ウェーバー
ウェーバーの著作では「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」はあります。
著者については「マックス・ヴェーバー入門」でいかがでしょうか。

◎講談社学術文庫「変成譜 中世神仏習合の世界」山本ひろ子
同じ著者では「中世神話
」。
内容的には「神仏習合」「死の国・熊野」「偽書の精神史」「お伊勢まいり」など。好みの本が並びました

◎河出文庫「舞踏会へ向かう三人の農夫 上」リチャード・パワーズ
時代背景を見るなら「物語アメリカの歴史」かなあ。

◎講談社選書メチエ「実在とは何か マヨラナの失踪」ジョルジョ・アガンベン
残念ながらマヨナラについてもアガンベンについてもまったく知りませんが、本書に併載されている『偶然ゲームについての書』の著者カルダーノについては「カルダーノ自伝」があります。

◎講談社選書メチエ「近代日本の中国観 石橋湛山・内藤湖南から谷川道雄まで」岡本隆司
なぜか岡本氏の著書が2冊も上梓されます。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「細川忠利: ポスト戦国世代の国づくり」稲葉継陽
いまなぜ細川忠利なのかは知りません。熊本藩に思い入れもありませんし。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「刀の明治維新: 「帯刀」は武士の特権か?」尾脇秀和
わが家には帯刀そのものを論じたものはありません。帯刀で検索しても小松帯刀が出てくるぐらいです。


今月の目玉は、
新書では「世界史序説」。
文庫では「変成譜」「舞踏会へ向かう三人の農夫」。

おまけで一般書籍ですが、
“世界の果て"の物語: 地上の楽園をめざした34の冒険譚」ドミニク・ラニ(河出書房新社)。
大航海時代」「旅の思想史」「世界の旅行記101」「彼方への情熱」が書棚に並ぶ私としては是非とも読みたい1冊です。

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