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2018年4月 1日 (日)

4月新刊

4月新刊から気になる新書文庫選書をピックアップしました。

◎岩波新書「後醍醐天皇」兵藤裕己
著者のものでは「太平記「よみ」の可能性」「平家物語―「語り」のテクスト」「琵琶法師」が手元にあります。
また、後醍醐天皇については「異形の王権」「皇子たちの南北朝」がかかわります。

◎岩波新書「五日市憲法」新井勝紘
うちにある「自由民権」は、著者の恩師色川の著書。そこのゼミから本書が生まれています。

◎講談社現代新書「日露近代史 戦争と平和の百年」麻田雅文
わが家の蔵書は近代以前のものがほとんどです。「漂流民とロシア」とか「千島列島黎明記」とか。

◎講談社ブルーバックス「もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」」R.ダクラス・フィールズ
よくわからないだでしょうけど読んでみたい一冊です。

◎ちくま新書「神道・儒教・仏教: 江戸思想史のなかの三教」森 和也
江戸期の宗教思想については「日本の思想文化」。

◎ちくま新書「明治史講義 【人物篇】」筒井清忠 編集
どの辺の人物が取り上げられるのでしょうか。総花的になるようならつまらない気もします。

◎平凡社新書「江戸の科学者: 西洋に挑んだ異才列伝」新戸雅章
面白いに決まっていますが、切り口に新鮮さはあるのでしょうか。うちには「江戸人物科学史」などというのがあります。

◎白水社文庫クセジュ「ギリシア神話シンボル事典」ソニア・ダルトゥ
同じクセジュの「ギリシア神話」や呉 茂一の「ギリシア神話」、岩波新書の「ギリシア神話」など概説本はいくつかありますが、図像学的な扱いは面白そうです。

◎岩波文庫「明治維新」遠山茂樹
旧左翼の図式的な歴史でありながらそれを支える資料的な裏付けも豊富で、浅薄な英雄史観のアンチとして刺激的かも。いまさら読みませんけど。

◎岩波現代文庫「大乗の教え(上)<仏典をよむ> 」中村 元
大乗経典を読む」などというのが本棚にあります。

◎岩波現代文庫「ラディカル・オーラル・ヒストリー―オーストラリア先住民アボリジニの歴史実践」保苅 実
いちおうチェックしておきます。

◎ちくま学芸文庫「フィレンツェ史 上」ニッコロ・マキァヴェッリ
マキャベリなら「世界文学大系 ルネサンス文学集」所収の「君主論」ぐらいです。

◎ちくま学芸文庫「論証のレトリック: 古代ギリシアの言論の技術」浅野楢英
古代のレトリックについてふれているのは「キケロ ヨーロッパの知的伝統」「プラトン入門」ぐらいでしょうか。

◎ちくま学芸文庫「大都会の誕生: ロンドンとパリの社会史」喜安 朗、川北 稔
川北氏の著書では「洒落者たちのイギリス史」「イギリス近代史講義」共著「路地裏の大英帝国」があります。
喜安氏のパリについては読んでいません。

◎講談社学術文庫「明治維新史 自力工業化の奇跡」石井寛治
明治期の経済史でうちにあるのは「日本財閥史」ぐらいです。

◎河出文庫「ボルヘス怪奇譚集」ホルヘ・ルイス・ボルヘス
ボルヘスのものは「幻獣辞典」「伝奇集」があります。

◎文春文庫「帳簿の世界史」ジェイコブ・ソール
うちの「中世イタリア商人の世界」が関連します。

◎文春学藝ライブラリー「民族と国家」山内昌之
オリジナルはあります。ほかに山内氏のでは「ラディカル・ヒストリー」「神軍 緑軍 赤軍」。

◎講談社選書メチエ「言葉の魂の哲学」古田徹也
言語哲学はたぶん読んでも理解できないと思います。丸山圭三郎の「言葉と無意識」はソシュールだから違うんですよね。その辺もわかりません。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「陸軍中野学校と沖縄戦: 知られざる少年兵「護郷隊」」川満 彰
たぶん読まないでしょう。でも気にはなります。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「埋葬からみた古墳時代: 女性・親族・王権」清家 章
古墳についての考古学で関連のありそうな本は「古墳文化と古代国家」「実在した神話」。いささか古いのばかりなので本書の視点は興味はあります。

今月の目玉は
新書の「後醍醐天皇」「神道・儒教・仏教」
文庫の「大都会の誕生」。


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