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2018年1月31日 (水)

2月新刊

2月の新書・文庫・選書の新刊から気になるものをピックアップしました。

◎岩波新書「ナポレオン―最後の専制君主,最初の近代政治家」杉本淑彦
中公新書でも最近出ていたような。ナポレオンが流行りなのでしょうか。

◎講談社現代新書「哲学の最新キーワードを読む 「私」と社会をつなぐ知」小川仁志
きっとサンデルとかロールズとかアメリカ式の公共哲学がメインでしょう。

◎ちくま新書「アメリカの社会変革: 人種・移民・ジェンダー・LGBT」ホーン川嶋瑤子
多分に上とも関連するのでしょうが、手元の本では「「民族」で読むアメリカ」ぐらいです。

◎ちくま新書「勘定奉行の江戸時代」藤田 覚
幕府の財政状況ということでしょうか。「将軍と側用人の政治」がいちばん近いかも。

◎ちくま新書「オリンピックと万博: 巨大イベントのデザイン史」暮沢剛巳
蔵書では「博覧会の政治学」「世紀末の街角」「皇紀・万博・オリンピック」あたり。

◎平凡社新書「一神教とは何か: キリスト教、ユダヤ教、イスラームを知るために」小原克博
各宗教についてはいろいろあるけれど一神教を主題にしているのは「ユダヤ教の誕生」がいちばんかも。

◎文庫クセジュ「聖なるもの」ジャン=ジャック・ヴュナンビュルジェ
聖なるもの」といえばオットーで決まりでしょう。

◎岩波現代文庫「真理のことば〈仏典をよむ〉」中村 元
中村先生の著書は「東洋人の思惟方法」だけしか持っていません。

◎岩波現代文庫「大逆事件―死と生の群像」田中伸尚
そういえば大逆事件についてまとまったものは読んだことはありません。

◎ちくま学芸文庫「グローバル・シティ: ニューヨーク・ロンドン・東京から世界を読む」サスキア・サッセン
グローバル化していないうちの本棚にあるのでは「都市の文化」がせいぜいです。

◎ちくま学芸文庫「専制国家史論: 中国史から世界史へ」足立啓二
国民国家を統合した世界は専制国家を目指すのか。という壮大な話らしいです。いちおう「物語 中国の歴史」はありますが、たぶん違うでしょう。

◎ちくま学芸文庫「紀貫之」大岡 信
紀貫之について触れたものはうちにありません。

◎ちくま学芸文庫「草莽論: その精神史的自己検証」村上一郎
維新のにおける草莽については「幕末の長州」「武市半平太」あたりで触れています。

◎講談社学術文庫「国家の神話」エルンスト・カッシーラー
カッシーラーの著作では「人文科学の論理」「シンボル形式の哲学」が手元にあり、訳者宮田光雄のものでは「非武装国民抵抗の思想」「キリスト教と笑い」があります。
テーマとしては「国家への視座 ヒストリー・オブ・アイディアズ28」が重要です。

◎講談社学術文庫「歴史のかげに美食あり 日本饗宴外交史」黒岩比佐子
日本の美食関連といえば「食道楽」ぐらいです。

◎河出文庫「海を渡った人類の遥かな歴史: 古代海洋民の航海」ブライアン・フェイガン
あまり遥かな歴史は読んだことはないので、航海史といっても「海の世界史」「太平洋探検史」ぐらい。

◎角川ソフィア文庫「仏教経典散策」中村 元
中村先生の文庫化は上にもあります。

◎平凡社ライブラリー「文字講話 甲骨文・金文篇」白川 静
白川先生の著作では「中国の神話」「文字遊心」、甲骨文については「文字の文化史」。

◎講談社選書メチエ「鎖国前夜ラプソディ 惺窩と家康の「日本の大航海時代」」上垣外憲一
同じ著者の「「鎖国」の比較文明論」でも若干触れてはいます。

◎講談社選書メチエ「「東洋」哲学の根本問題 あるいは井筒俊彦」斎藤慶典
井筒氏の著作では「イスラーム思想史」「イスラーム文化」だけ。

◎筑摩選書「童謡の百年: なぜ「心のふるさと」になったのか」井手口彰典
下手すればわかりきった話だけかもしれませんが、ちょっと惹かれるタイトルです。もちろん類書は持っていません。

◎角川選書「織田家臣団の謎」菊地浩之
似たような内容なら「信長と消えた家臣たち」があります。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「龍馬暗殺」桐野作人
本シリーズには珍しい維新ファン向けのタイトルです。

今月の目玉は
新書は「ナポレオン」「オリンピックと万博」
文庫は「国家の神話」「海を渡った人類の遥かな歴史」
選書は「鎖国前夜ラプソディ」
全体として不作でしょう。

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