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2017年7月23日 (日)

追悼 平尾昌晃

作曲家の平尾昌晃さんが亡くなりました。

言うまでもなくロカビリー歌手でスターとなり、50年代後半に山下敬二郎やミッキー・カーチスとともにロカビリー三人男として一世を風靡しました。日劇ウェスタン・カーニバルなどでの無数に投げ込まれるテープに絡まれた熱狂的なステージはニュース映像などでもおなじみです。
60年代に歌手から作曲家に転身。66年の「霧の摩周湖」布施明から、「渚のセニョリーナ」梓みちよ、「恋のしずく」伊東ゆかり、「みずいろの世界」じゅんとネネなどポップスをヒットさせました。
70年代に入ってからは、小柳ルミ子、五木ひろしをはじめとするドメスティックな路線でビッグヒットを連発してそちらでの評価が一般的と言っていいでしょうが、、沢田研二「あなただけでいい」、天地真理「ふたりの日曜日」、アグネス・チャン「草原の輝き」、アン・ルイス「グッバイ・マイ・ラブ」、山口百恵「赤い絆」などアイドル・ポップスでも名作を残しています。80年代以降はより歌謡曲・演歌的な傾向が強くなり残念ながら私の興味からは離れています。
平尾の作曲家としての功績は、同時期に活動をスタートした井上忠夫や筒美京平とともに、和製ポップスの方向性を開拓したことといっていいでしょう。実は、歌手から作曲家となった例は決して多くありません。作曲の多くは楽器のプレイヤー出身です。シンガー・ソングライター以外の歌手出身で成功した作曲家といえるのは中村泰士ぐらいです(もっとも中村の歌手としての実績ははかばかしいものではありませんが)。その点でも平尾は特筆すべき存在です。

私の手元にある平尾作曲の音源は全部で95曲。
私のシングルA面音源中では、8番目に多い作曲家です。
ちなみにベストテンは
ぶっちぎり1位が筒美京平の500作。以下、都倉俊一150、鈴木邦彦116、井上忠夫(大輔)107、三木たかし104、後藤次利103、馬飼野康二98、平尾昌晃95、林 哲司91、森田公一88と続きます。
また、平尾作品の作詞者では安井かずみ(「恋のしずく」「草原の輝き」など)16作、山上路夫(「瀬戸の花嫁」「ふたりの日曜日」など)15、山口あかり(「愛するってこわい」など)8、なかにし礼(「グッバイ・マイ・ラブ」など)7、阿久悠(「京のにわか雨」など)と松本隆(「はだしの冒険」など)が6作ずつ。

ちなみに平尾昌晃歌唱の音源は「星は何でも知っている」をCDからコピーしたものがあるだけです。

シングル盤で手元にあるのは25枚です。

Awaji__masamiKoyanagi_rumiko_koiniyurete

Ai_miyoko_mikangaminorukoroAi_miyoko_wakakusanochikai

Koyanagi_rumiko_hananoyounihisoyakaAzusa_michiyo_hutarideosakewo

Fubuki_jun_aigahajimarutokiFubuki_jun_namidanihohoemiwo

Sanuki_yuuko_aruharetahiniYamamoto_yukari_komugiironoomoide

Nonaka_sayuri_hutarinotaketonboHayasi_hiroko_kikengaippai

Hosi_masumi_mnagisadoorinodiscohousTougou_yuki_asahinoataruies

Nishi_kaori_koihadaipinchAraki_yumiko_frustration

Lovelies_benisuzurannodensetuAimoto_kumiko_hiroin

Hatanaka_youko_romeotojuliet79Tsuboi_mutsumi_jitenshatsuugaku

Satou_eri_lovesketchChiba_manami_sousyunhu

Tiba_manami_tokimekinokisetuMizutani_yutaka_heartful

The_janet_longagoandfaraway

最後に、私の好きな平尾作品BEST10を選びましょう。

1位 草原の輝き/アグネス・チャン
2位 愛の迷い子/アグネス・チャン
3位 ヒロイン/相本久美子
4位 美しい季節/ザ・ジャネット
5位 愛がはじまる時/風吹ジュン
6位 ふたりの日曜日/天地真理
7位 恋は大ピンチ/西 かおり
8位 ある晴れた日に/讃岐裕子
9位 渚通りのディスコハウス/星 ますみ
10位 グッド・バイ・マイ・ラブ/アン・ルイス

1,2位は文句なしです。アグネスのなかでも私のお好みの2曲が平尾作品とは意外といえば意外でした。
布施明、伊東ゆかりやじゅんとネネあたりの60年代の作品は上記の曲以上に口ずさんでしまう曲なのですが、残念ながらはみ出てしまいました。

それにしても改めて聞き直すとウキウキしてきます。
本当に素敵な曲をありがとうございました。

おまけに出演映画について。
60年代前半までは人気歌手として映画出演もしていたので約20本の出演作品があります。
そのうち私が観ているのは『恋の片道切符』の1本。1960年公開篠田正浩監督のデビュー作で、ヌーベルバーグ張りの刹那的な青春映画。平尾は小坂一也とともにロカビリー歌手役で熱演。お勧めの1本です。
もう1作見ているのは1987年の『別れぬ理由』。これは、津川雅彦演じる医者の友人役というゲスト的な出演です。


合掌

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