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2017年3月17日 (金)

オランダ総選挙

オランダの総選挙がありました。
極右の自由党がどこまで伸びるかが注目されましたが、5議席増えた20議席にとどまりました。
しかし政権与党はVDDが12議席減の33議席で第1党だったのはまだしも、第2党で与党だった労働党は29議席減の9議席という壊滅的な敗北となり、与党で42議席という過半数には遠く及ばない結果となりました。
労働党は連立に加わったがゆえに、左派的な支持者の意向に反する現政権の政策に賛同したのが敗因といえるでしょう。労働党の票は左派的なGL(緑の党左派)や中道リベラルの民主66へ流れたといえるでしょう。
当然連立の組み合わせが入れ替わることになるでしょう。VVDにCDA、D66、CUを加えた中道右派政権ということになるのでしょうか。過半数ぎりぎりの76議席ですが。

選挙結果は以下の通り。(上が今回、下が前回の選挙結果。)
VVD(自由民主国民党)
21,3% (33)
26,5% (41)
PVV(自由党)
13,1% (20)
10,1% (15)
CDA(キリスト教民主アピール)
12,5% (19)
8,5% (13)
D66(民主66)
12,0% (19)
8,0% (12)
SP(社会党)
9,2% (14)
9,6% (15)
GL(フルンリンクス)
8,9% (14)
2,3% (4)
PvdA(労働党)
5,7% (9)
24,8% (38)
CU(キリスト教連合)
3,4% (5)
3,1% (5)
50+(50プラス)
3,1% (4)
1,9% (2)
PvdD(動物党)
3,1% (5)
1,9% (2)
SGP(改革政党)
2,1% (3)
2,1% (3)
DENK(労働党分派)
2,0% (3)
0,0% (0)
FvD(民主フォーラム)
1,8% (2)
0,0% (0)

ちなみに今回初登場のDENKは、労働党のうち移民に融和的なグループなのか、イスラム系移民による政党なのかよくわかりません。民主フォーラムもよくわかりませんが右派のようです。
SGPは改革といっていますがこれはキリスト教改革派という意味です。カルバン党といういい方もあるようです。全国では3議席しか獲得できませんが、なんと11選挙区で第1党になっています。カルバン派信者の分布によるのでしょうきっと。
ことほど左様に地域性が大きく異なるオランダですので
例えば首都アムステルダム選挙区では
GLが19.3%で第1党で以下
D6618.2
VVD15.2
PvdA8.4
DENK7.5
と続き
PVVは7.0%に過ぎません。また、分裂したPvdAとDENKを足せばVVDより多数派です。
NYに住んでたらトランプ支持者なんて少数派でしかないというように
アムステルダムにいたらPVV支持者に会うことはめったにありません。
これが日本中どこに行っても改憲右派安倍晋三支持者で満ちている中央集権国家日本との大きな違いです。

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