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2017年1月31日 (火)

2月の新刊

2月の新刊から気になる新書・文庫・選書をピックアップしてみました。

◎岩波新書「系外惑星と太陽系」井田 茂
図解雑学宇宙論」みたいな入門書は持っていますが、系外惑星はどんどん見つかっているし太陽系の姿もどんどん更新されているようなので読んでおきたいですね。

◎講談社現代新書「海の向こうから見た倭国」高田貫太
日本列島と朝鮮半島の関係を大和朝廷と百済・新羅・高句麗という国と国との関係ではなくもっと地域間の関係としてとらえていこうというもののようです。面白そう。
うちにあるのは「倭国―東アジア世界の中で」「日本国家の形成」「三国史記倭人伝」でしょうか。

◎講談社ブルーバックス「地学ノススメ」鎌田浩毅
高校の地学の教師がユニークだったおかげで地学は成績はともかく嫌いではありませんが、この本でいう地学とはどのレベルなのでしょう。

◎講談社ブルーバックス「人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか」中川 毅
気候が人類の歴史にどれだけ影響を与えたかというようなはなしでしょうか。

◎講談社ブルーバックス「宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで」吉田伸夫
宇宙論の入門書は読んだことはありますが、これまた大きなタイトルです。

◎ちくま新書「天災と日本人: 地震・洪水・噴火の民俗学」畑中章宏
このところ流行りの分野ですね。蔵書では「地震と噴火の日本史」「龍の棲む日本」あたり。

◎平凡社新書「孫文と陳独秀: 現代中国への二つの道」横山宏章
中国近代史は興味尽きないのですが、いかんせん今の政治と関わりすぎていて胡散臭さが付きまといます。

◎岩波現代文庫「昔話と現代〈〈物語と日本人の心〉コレクションV〉」河合隼雄
まだまだ続く河合ワールド。

◎ちくま学芸文庫「湯女図: 視線のドラマ」佐藤康宏
一枚の風俗画の解読と謎解き。これは面白そう。オリジナルを借りようか。

◎ちくま学芸文庫「現代語訳 信長公記(全)」太田牛一
信長に関する基本資料のひとつではあります。

◎ちくま学芸文庫「社会学的想像力」C・ライト・ミルズ
社会学の重要古典だそうです。たぶん社会学をやる人にとって重要ということでしょう。

◎ちくま学芸文庫「シェイクスピア・カーニヴァル」ヤン・コット
道化の文学」「森のイングランド」「シェイクスピアのフォークロア」「キャリバンの文化史」「奇想天外・英文学講義」など、うちにあるシェイクスピア関連は文化史的なアプローチが多いので、たぶん本書も私好みかと。訳も高山さんですし。

◎講談社学術文庫「再発見 日本の哲学 北一輝――国家と進化」嘉戸一将
興味はありますが、たぶん読まないでしょうね。

◎講談社学術文庫「革命論集」アントニオ・グラムシ
戦間期に活躍したムッソリーニに対立したイタリアの思想家・政治家。懐かしいお名前です。

◎講談社学術文庫「中国侠客列伝」井波律子
氏の著作では「読切り三国志」「酒池肉林」「三国志演義」「中国の五大小説」があります。平明かつ闊達な文章が魅力的です。

◎講談社学術文庫「ソビエト連邦史 1917-1991」下斗米伸夫
ま、いちおう押さえておきましょう。

◎講談社学術文庫「時間の非実在性」ジョン・エリス・マクタガート
時間論では「時間―その哲学的考察」なんて本があります。現象学ですね。

◎河出文庫「チョコレートの歴史]ソフィー・D・コウ,マイケル・D・コウ
食べ物の文化史は面白いに決まっています。

◎文春学藝ライブラリー「民族と国家」山内昌之
山内氏の著作は本書のオリジナルを含めて3冊。共著は2冊手元にあります。どれも読み応えあります。

◎平凡社ライブラリー「ヘーゲル・セレクション
廣松 渉、加藤尚武両氏が編集したヘーゲルの著作のアンソロジー。うちには「世界の名著〈第35〉」「哲学入門」「歴史哲学」「歴史哲学講義」がありますが、本筋の哲学は敬遠しています。

◎講談社選書メチエ「共同体のかたち イメージと人々の存在をめぐって」菅 香子
“現代において共同性は可能か。イメージの役割、人間の結びつきを考察する。”といわれても何の本なのかいまいち掴めません。
ユートピア的なもの」あたりでどうでしょうか。

◎角川選書「「国民主義」の時代 明治日本を支えた人々」小林和幸
対象は違いますが「明治デモクラシー」が同時代でしょうか。

◎角川選書「武田氏滅亡」平山 優
勝頼については戦国時代の雑学の本ぐらいでしか知りません。再評価に値するとしてもやっぱり物知りの域を超えた何かがあるでしょうか。

◎河出ブックス「理性の起源: 賢すぎる、愚かすぎる、それが人間だ」網谷祐一
知性はどこに生まれるか」がいちばん近そうです。

◎河出ブックス「死者はどこへいくのか: 死をめぐる人類五○○○年の歴史」大城道則
エジプト、日本思想史、イスラム、考古学、倫理学、オリエント、神話学などの専門家による論集。
葬制の起源」「エジプトの死者の書」などうちにも関連したものはそこそこありますが、ただの羅列じゃなければいいのですが。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「古建築を復元する: 過去と現在の架け橋」海野 聡
考古学と文献学と絵画資料を駆使した古建築復元。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「鯨を生きる: 鯨人の個人史・鯨食の同時代史」赤嶺 淳
類書は読んだことありません。面白いかも。


今月の目玉は
新書では「系外惑星と太陽系」「海の向こうから見た倭国」
文庫では「湯女図 視線のドラマ」「シェイクスピア・カーニヴァル」
選書はちょっと弱いけど「古建築を復元する」
「シェイクスピア…」は買おうかな

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