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2016年11月28日 (月)

12月の新刊

12月新刊新書・文庫・選書から気になるものをピックアップしました。

◎講談社現代新書「織田信長の城」加藤理文
最近似たようなタイトル他から出ていませんでした?
雑学の域を超えていればいいのですが。

◎ちくま新書「ヒトと文明: 狩猟採集民から現代を見る」尾本恵市
人類学なのかありきたりの文明論なのかよくわかりませんが、私の本棚では「人類の生活」「緑の世界史」「コスモスの思想」あたりがちかいのかも。

◎平凡社新書「白川静入門: 真・狂・遊」小山鉄郎
白川先生の業績は尊敬していますが、白川先生個人に興味はありません。

◎平凡社新書「戦争する国にしないための中立国入門」礒村英司
中立国といえばスイスですが、うちにあるのでは「物語 北欧の歴史」か「赤十字とアンリ・デュナン」。
旧社会党の「非武装中立論」なんてのもありますが、ま、これは過去の遺物です。

◎岩波現代文庫「神話の心理学――現代人の生き方のヒント〈〈物語と日本人の心〉コレクションIV〉」河合隼雄
続きますね。

◎岩波現代文庫「ニーチェかく語りき」三島憲一
同じ著者の「ニーチェ」が手元にあります。未完の啓蒙的な著者の論調からすると、あまり過激なニーチェにはならないでしょう。

◎岩波現代文庫「江戸の酒――つくる・売る・味わう」吉田 元
類書は持っていませんが面白そうです。

◎ちくま学芸文庫「増補 モスクが語るイスラム史: 建築と政治権力」羽田 正
同じ著者では「勲爵士シャルダンの生涯」があります。
イスラム史なら「物語 中東の歴史」ですけれど、モスクについてはイスラムの旅行記に出てくる程度です。

◎講談社学術文庫「興亡の世界史 ケルトの水脈」原 聖
ケルトというと神話や妖精に関するものはありますが、本書の視点では「巨石文化の謎」「物語アイルランドの歴史」「アイルランド―歴史と風土」「ケルトの宗教ドルイディズム」あたりが近いかと。

◎講談社学術文庫「再発見 日本の哲学 佐藤一斎――克己の思想」栗原 剛
うーん。きっと読まないでしょう。

◎講談社学術文庫「テレヴィジオン」ジャック・ラカン
現代思想のヒーローのひとりです。
現代思想の入門書で何度も読みましたけれど、私にとってはとりわけ縁の薄い人でした。いちおう挙げておきます。

◎講談社学術文庫「ブルジョワ 近代経済人の精神史」ヴェルナー・ゾンバルト
ウェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」と並び称されるゾンバルトの主著。

◎講談社学術文庫「キリスト教の歳時記 知っておきたい教会の文化」八木谷涼子
ヨーロッパ歳時記」が近いかも。

◎河出文庫「三種の神器: 天皇の起源を求めて」戸矢 学
うちのでは「古事記と日本書紀」が近そう。

◎河出文庫「哲学史講義 IV」G・W・F・ヘーゲル
まだ続きます。

◎角川ソフィア文庫「平治物語 現代語訳付き」日下 力訳
平治の乱では悪源太義平が好きでした。

◎角川ソフィア文庫「古代研究I 民俗学篇1」折口信夫
◎角川ソフィア文庫「古代研究 2 民俗学篇 2」折口信夫
折口さんで理解しやすいのは、この辺でしょうか。

◎文春学藝ライブラリー「民族と国家」山内昌之
おなじ著者のものは3冊手元にありますが、このオリジナルもその中にあります。

◎平凡社ライブラリー「文字講話 III」白川 静
こっちも続いています。


◎講談社選書メチエ「聖書入門」フィリップ・セリエ
パスカル研究の第一人者が、一般の読者のために書き下ろした概説書だそうです。
手元にあるのでは「聖書神話の解読」でしょうか。

◎筑摩選書「ローティ──連帯と自己超克の思想 (筑摩選書)」冨田恭彦
我が家でローティについては「哲学の最前線」にあるぐらいです。

◎筑摩選書「宣教師ザビエルと被差別民」沖浦和光
ザビエルについては「南蛮太閤記」「イエズス会」あたりで触れられています。ただ初期のキリシタンと被差別民の関連についての記述はなさそうです。

◎河出ブックス「帝国のオペラ: 《ニーベルングの指環》から《ばらの騎士》へ」広瀬大介
ワーグナー以降の状況について触れているのはかろうじて「世紀末の街角」「ヨハン・シュトラウス」あたりでしょうか。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「江戸の乳と子ども: いのちをつなぐ」沢山美果子
類書は持っていませんが、いい目の付け所かもしれません。ただサブタイトルの中途半端さはいかがなものでしょう。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「よみがえる古代山城: 国際戦争と防衛ライン」向井一雄
古代山城については「城郭 (日本史小百科)」に記述があります。

今月の目玉はいまいちこれだというものがないようです。
新書なら「ヒトと文明」
文庫なら「モスクが語るイスラム史」
選書なら「宣教師ザビエルと被差別民」「江戸の乳と子ども」です。
「宣教師…」が実証的に詰めた議論なら期待できます。

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