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2016年8月31日 (水)

9月の新刊

9月の新書・文庫・選書の新刊から気になるものをピックアップしてみました。


◎岩波新書「戦国と宗教」神田千里
最近“天道思想”で活躍の神田氏です。

◎ちくま新書「社会学講義」橋爪大三郎、大澤真幸ほか
売れっ子共著者たちの著作でうちにあるのは「はじめての構造主義」橋爪大三郎、「増補 地図の想像力」若林幹夫、「博覧会の政治学」吉見俊哉。
うちにない「質的データ分析」の佐藤郁哉が気になります。

◎ちくま新書「古墳の古代史: 東アジアのなかの日本」森下章司
古墳を東アジア史の中でとらえているのでは「王陵の考古学」、古いのでは「古墳文化と古代国家」あたりがうちにあります。

◎ちくま新書「銀の世界史」祝田秀全
茶とか砂糖とか物から見た世界史というのは好きなジャンルです。ただ著者が受験参考書の人なので内容に深みがあるかは不安ですが。蔵書で銀をテーマにしているのは「南米ポトシ銀山」。

◎ちくま新書「日本震災史: 復旧から復興への歩み」北原糸子
震災関連でうちにあるのは「地震と噴火の日本史」「東京の都市計画」ぐらいでしょうか。

◎平凡社新書「日記で読む日本文化史」鈴木貞美
文学系の人の文章は読みにくいのですがどうでしょうか。

◎新潮新書「爆発的進化論 1%の奇跡がヒトを作った」更科 功
ヒトの進化は面白いに決まっています。“1%の奇跡”的な言い方は好きではありませんが。

◎新潮新書「ブッダと法然」平岡 聡
我が家は浄土宗ですし、いちおう「日本思想大系〈10〉法然・一遍」は持っています。ちょっと護教的な匂いがしますがどうでしょうか。

◎集英社新書「「火附盗賊改」の正体」丹野 顯
テレビでおなじみの火附盗賊改についての本。江戸雑学好きにはいいのかも。


◎ちくま学芸文庫「エジプト神話集成」杉 勇、屋形禎亮
筑摩世界文学大系〈1〉古代オリエント集」からの文庫化でしょう。
うちの本棚に神話関連は多いのにエジプト神話について直接扱ったものは「エジプト神イシスとオシリスの伝説について」と「エジプトの死者の書」ぐらいです。

◎ちくま学芸文庫「笑い」アンリ・ベルクソン
ベルクソンについては「フーコーの系譜学」や「生の哲学」で取り上げられています。

◎ちくま学芸文庫「アタリ文明論講義: 未来は予測できるか」ジャック・アタリ
アタリの著書では「歴史の破壊 未来の略奪」があります。
ただのご託宣でなければよいのですが。

◎講談社学術文庫「人間の由来(上)」チャールズ・ダーウィン
ダーウィンの主著の文庫版初の全訳だそうです。本棚にはダーウィンのものでは「ビーグル号航海記」があります。

◎講談社学術文庫「心の科学史―西洋心理学の源流と実験心理学の誕生」高橋澪子
心理学についてはまともな概論すら読んだことありませんが、心理学誕生の歴史なら理解できるかも。

◎講談社学術文庫「江戸開幕」藤井讓治
通史の中の1冊です。

◎講談社学術文庫「興亡の世界史 ロシア・ロマノフ王朝の大地」土肥恒之
書棚で、関連するものを上げると、同じ著者の「ピョートル大帝とその時代」のほか、「ロシア史」「女帝のロシア」「ラディカル・ヒストリー」あたりでしょうか。

◎中公文庫「写楽 - 江戸人としての実像」中野三敏
同じ著者のものでは「江戸名物評判記案内」「江戸文化評判記」。

◎中公文庫「江戸看板図聚」三谷一馬
間違いなく見て面白い本でしょう。

◎角川ソフィア文庫「しぐさの民俗学」常光 徹
日常のしぐさのなかに呪術性を発見するということのようです。

◎角川ソフィア文庫「昔ばなしの謎 あの世とこの世の神話学」古川のり子
吉田敦彦「昔話の考古学」がかぶるかなと思ったら共著もあるんですね。

◎角川ソフィア文庫「小さな藩の奇跡 伊予小松藩会所日記を読む」増川宏一
新書にも日記関連がありましたが、日本人は日記好きですね。
うちにも「元禄御畳奉行の日記」「長崎聞役日記」などというのがあります。

◎角川ソフィア文庫「乳房の神話学」ロミ
タイトルからは、大地母神の象徴、豊穣の象徴なんてことを思いますが、たぶん違うでしょう。

◎河出文庫「悲の器」高橋和巳
うちには新潮文庫版があります。

◎河出文庫「哲学史講義 1」G・W・F・ヘーゲル
ヘーゲルで目を通したのは「歴史哲学講義」と「法の哲学」ぐらいです。
何冊か入門を読みましたが、哲学本体はさっぱりわかりません。


◎講談社選書メチエ「新・中華街 世界各地で〈華人社会〉は変貌する」山下清海
類書は持っていませんが気になるタイトルです。

◎講談社選書メチエ「英語の帝国 ある島国の言語の1500年史」平田雅博
こっちも気になりますが何となく想像はつきます。

◎角川選書「徳川家臣団の謎」菊地浩之
近年信長の家臣団についてはよく見ますが(蔵書では「信長と消えた家臣たち」)、家康についてはどの程度の謎があるんでしょうか。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「樹木と暮らす古代人: 木製品が語る弥生・古墳時代」樋上 昇
古代の樹木信仰についてならいくつか読みましたが、木製品は初めてです。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「頼朝と街道: 鎌倉政権の東国支配」木村茂光
関連ありそうなのは「武家の棟梁の条件」ぐらいです。


今月の目玉は
新書は「銀の世界史」だけ、
文庫は「エジプト神話集成」「昔ばなしの神話学」「乳房の神話学」と、神話物が並んでしまいました。
選書はいまいちですが「新・中華街」でしょうか。

なかでは「銀の世界史」がいちばんかな。
「エジプト…」は読むというより並べて(積んで)おきたい1冊です。

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