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2016年7月30日 (土)

8月の新刊

8月の新刊から気になる新書文庫選書をピックアップしました。

◎岩波新書「天下と天朝の中国史」壇上 寛
中国の天下取りを描いたものでは「中国の大盗賊」があります。

◎講談社現代新書「〈情報〉帝国の興亡 ソフトパワーの五〇〇年史」玉木俊明
我が家にある「コーヒー・ハウス」も情報から大英帝国を見たということになるでしょう。

◎ちくま新書「宇宙からみた生命史」小林憲正
生命の起源を探る」あたりが近い線かもしれません。

◎ちくま新書「集合住宅: 二〇世紀のユートピア」松葉一清
近郊都市とか田園都市とかも近いニュアンスのようです。うちの本棚では「実現されたユートピア」「東京の空間人類学」あたり。

◎ちくま新書「入門 近代仏教思想」碧海寿広
日本仏教のこころ―入門日本仏教思想史」「日本仏教史入門
あたりで読んではいるのですが、近代にはあまり…。

◎平凡社新書「伊勢と出雲: 韓神(からかみ)と鉄」岡谷公二
鉄と民俗学の接点は「鍛冶屋の母」から。

◎文庫クセジュ「文明の交差路としての地中海世界」ブーシュラ・ラムゥニ・ベンヒーダ
中世シチリア王国」や「地中海」、たぶん違うでしょうが「地中海 終末論の誘惑」も地中海を論じています。

◎岩波文庫「人間と実存」九鬼周造
ハイデガーや実存主義を最先端で紹介した人ということで、「実存主義」が近いのかも。

◎岩波文庫「言語起源論――旋律と音楽的模倣について」ルソー
ルソーでは「社会契約論」「エミール」「人間不平等起原論」があります。

◎岩波現代文庫「物語を生きる――今は昔、昔は今〈〈物語と日本人の心〉コレクションII〉」河合隼雄
物語の心理学的解釈です。

◎ちくま学芸文庫「責任と判断」ハンナ・アレント
たとえば「非ユダヤ的ユダヤ人」あたりも無関係ではないのでしょう。

◎ちくま学芸文庫「社会学の考え方〔第2版〕」ジグムント・バウマン、ティム・メイ
社会学については「現代社会学の名著」ぐらいしかありません。

◎講談社学術文庫「鶴屋南北 かぶきが生んだ無教養の表現主義」郡司正勝
オリジナル中公新書は持っています。

◎講談社学術文庫「ベルギー大使の見た戦前日本 バッソンピエール回想録」バッソンピエール,アルベール・ド
拾い読みすればきっと面白いでしょう。

◎講談社学術文庫「関東大震災 消防・医療・ボランティアから検証する」鈴木 淳
全然違いますけど「東京の都市計画」あたりも震災が絡んでいます。

◎角川ソフィア文庫「世界の名作を読む 海外文学講義」工藤庸子、池内 紀、柴田元幸
放送大学のテキストがオリジナルです。取り上げられているうち、「ドン・キホーテ」「ペロー童話集」「グリム童話集」「ロビンソン・クルーソー」「八十日間世界一周」「変身・断食芸人」は手元にあります。

◎角川ソフィア文庫「増補版 江戸の悪霊祓い師」高田 衛
オリジナルはあります。これは面白い、絶品です。

◎角川ソフィア文庫「はじめて読む数学の歴史」上垣 渉
数学の歴史については「魔術から数学へ」「非ヨーロッパ起源の数学」でしょうか。

◎河出文庫「旅芸人のいた風景: 遍歴・流浪・渡世」沖浦和光
旅芸人なら「江戸の旅」に出ていますし、「国定忠治」や「琵琶法師」あたりも無関係ではないでしょう。

◎河出文庫「ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト」アントナン・アルトー
ローマ皇帝を題材にした小説なら「背教者ユリアヌス
-」がありますが。

◎中公文庫「ルネサンスの歴史 (上) 黄金世紀のイタリア」I・モンタネッリ、R・ジェルヴァーゾ
◎中公文庫「ルネサンスの歴史 (下) 反宗教改革のイタリア」I・モンタネッリ、R・ジェルヴァーゾ
ルネサンス史では「イタリア・ルネサンスの文化」。

◎講談社選書メチエ「丸山眞男の敗北」伊東祐吏
著作では「日本文化のかくれた形」「文明論之概略を読む」を持っています。
敗北しているのでしょうか?ま、安倍政権が支持されているということは敗北しているんでしょうね。

◎講談社選書メチエ「大東亜共栄圏 帝国日本の南方体験」河西晃祐
本当に南方ばやりです(熊楠じゃなく太平洋&東南アジア)。うちにあるのは「「大東亜民俗学」の虚実」あたりです。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「幽霊 近世都市が生み出した化物」髙岡弘幸
幽霊については「怨念の日本文化 (幽霊篇)」「日本の幽霊」があります。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「江戸のパスポート: 旅の不安はどう解消されたか」柴田 純
「江戸の旅」が全体像を描いています。

今月の目玉は
新書では「集合住宅」「文明の交差路としての地中海世界」
文庫では「世界の名作を読む」「ヘリオガバルス」
選書はやや弱い気がしますが「幽霊」

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2016年7月27日 (水)

図書館で8冊

図書館から予約していた8冊、しかも新書ばっかりを受け取りました。
風土記の世界
現代思想史入門
カール・マルクス: 「資本主義」と闘った社会思想家
古代ローマの女性たち
室町幕府と地方の社会〈シリーズ日本中世史 3〉
中国近代の思想文化史
不平等との闘い ルソーからピケティまで
ルバイヤートの謎 ペルシア詩が誘う考古の世界

参考文献に挙げられているもので手元にあるものは、上から順に
風土記」「巫女の文化」「日本書紀の謎を解く
参考文献はありませんが、書名索引があるのでそこから手繰ると
「啓蒙の弁証法」「想像の共同体」「新しい学」「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」「ドイツ・イデオロギー」「1984年」「流刑地にて」「異邦人」「時計じかけのオレンジ」「死に至る病」「われら」「フランケンシュタイン」「百科全書」「方法序説」「歴史」「力への意志」「存在と時間」「ヒューマニズムについて」「すばらしい新世界」「エレホン」「華氏451度」「国家」「イタリア・ルネサンスの文化」「暴力批判論」「リヴァイアサン」「ユートピア」「動物哲学」「人間機械論」「物の本質について」「エミール社会契約論」と膨大な数に上ります。ただし、なぜか現代思想ではないものばかりです。
次の二つは、掲載されている参考文献を持っていませんでした
徳政令」「一揆」「室町の王権
「想像の共同体」「創られた伝統」。中国についての書籍は手元にありませんでした。
「リヴァイアサン」「統治二論」「人間不平等起原論」「国富論」。あるのは基本のところだけです。
ルバイヤート

帰りに小さいのが行っている塾に寄って遅まきながら夏期講習の手続き。
とにかく基本をやり直すことに徹底してもらおうと思います。

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2016年7月26日 (火)

レンタルDVD3本

レンタルDVD
ピンクとグレー
予告犯
ブリッジ・オブ・スパイ
『ピンクとグレー』は、ジャニーズものですが夏帆さんが出ていますし行定さんが監督ですから期待しましょう。>なるほどこういう仕掛けでしたか。劇中劇がカラーで実際はモノクロ。劇のなかだけ輝いているってことですか。なかなかよくできていると思いました。男優たちの演技もちゃんとしていました。もちろん夏帆さんのどんでん返しにもビックリです。けっこう頑張ってました。いいと思います。
『予告犯』は、予定していなかったんですが狙っていた『私たちのハァハァ』が貸し出し中だったので枚数合わせのために無理やり借りました。これもジャニーズものですか?中村監督ですからスピーディに見せてくれるでしょう。>ま、それなりにってやつです。戸田さんがガサ入れに乗り込んだときの、時代劇かギャング映画かっていうはしゃぎようはありませんでした。笑っちゃいました。犯人側に女性がいたらよかったんですけどね。それが残念です。
『ブリッジ・オブ・スパイ』は、スピルバーグです。この前チェックしておいたので迷わず借りましたが、面白いのでしょうか。>予想通りの良心的リベラル派映画です。でも自己中心的な良心に納得できるかというとまた別物です。アメリカという旗印が常に正しいという信念はそれゆえ危険性もあるということです。もちろん当時の風俗やファッションなども含めてよくできた映画であることに異論はありません。

いつものメーカーからCD頂きました。
ありがとうございます。
佐藤恵美/キャンバスの恋人 コンプリート・シングルス
可愛い女の子でしたが、後で脱いじゃいましたね。
ちょっとびっくりしました。

Satou_emi_campasnokoibito

午後、中学校の三者面談。
あの成績のわりに、淡々とした受け答え。
もっと語ってほしかった。感じです。


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2016年7月16日 (土)

これから観たい2016年度作品

2016年度の新作もそろそろDVD化され始めてきたので、これから観たい作品を邦洋10本ずつピックアップしてみました。

日本映画では
ピンクとグレー』行定 勲
女が眠る時』ウェイン・ワン
リップヴァンウィンクルの花嫁』岩井俊二
『無伴奏』矢崎仁司
蜜のあわれ』石井岳龍
『花芯』安藤 尋
『ふきげんな過去』前田司郎
『過激派オペラ』江本純子
『少女』三島有紀子
『アズミ・ハルコは行方不明』松居大悟
当然女の子(女性)映画ばっかりです。
岩井さんと矢崎さんの新作が期待大です。


外国映画では
スター・ウォーズ/フォースの覚醒
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』ダグラス・マッキノン
ブリッジ・オブ・スパイ』スティーヴン・スピルバーグ
『千年医師物語~ペルシアの彼方へ~』フィリップ・シュテルツェル
リリーのすべて』トム・フーパー
『LOVE【3D】 』ギャスパー・ノエ
『ヘイル、シーザー!』ジョエル・コーエン
『教授のおかしな妄想殺人』ウディ・アレン
『ブルックリン』ジョン・クローリー
『シング・ストリート 未来へのうた』ジョン・カーニー
こっちは情報が少ないので、おおよその見当だけです。
『千年医師物語』映画化されしかも公開されていたんですね。リスト見てビックリしました。


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2016年7月12日 (火)

追悼 永六輔&ザ・ピーナッツ

永六輔さんとザ・ピーナッツの伊藤ユミさんがお亡くなりになりました。

ほとんどの人にとってはラジオの人というイメージでしょう。
私はラジオ番組を聞いていなかったので、60年代の作詞家という感じです。
あ、そうそう80年ごろに女子アナブームを先取りした『テレビファソラシド』をやっていましたね。
あれは面白かったですね。
手元には彼が作詞した34曲の音源があります。
そのうち中村八大作曲が23曲、いずみたくが9曲です。
主だったところでは
「黒い花びら」水原 弘
「上を向いて歩こう」坂本 九
「遠くへ行きたい」ジェリー藤尾
「見上げてごらん夜の空を」坂本 九
「こんにちは赤ちゃん」梓 みちよ
「二人の銀座」山内 賢/和泉雅子
あたりです。

一方、ザ・ピーナッツではなぜか3枚のベスト盤を持っています。
ベストアルバム
決定版!ザ・ピーナッツ
ヒット・コレクション
ピーナッツも「私と私」「若い季節」と永六輔作品を歌っていますね。

“シャボン玉ホリデー”と“夢で逢いましょう”というテレビ草創期の2大バラエティーを担ってきた二人の訃報が同じ日に飛び込んでくるとは。

合掌

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2016年7月11日 (月)

参院選

参院選の結果が出ました。
もっと自民党にぶれるのかと思ったら、そうでもありませんでした。
とくに東北地方の6つある1人区で自民が1議席しか取れなかったのは意外でした。
おそらく、自民が単独過半数というのはここであと2議席以上は想定していたのでしょう。
ちなみに自民党が選挙区で落選させた議員は、
北海道定員3のうちの1人。
あとは1人区で東北の5人。
新潟、長野、山梨、三重、大分、沖縄の計12人です。
野党協力のたまものです。
共産党が立候補していたらこのうち7~8議席は自民のものになっていたでしょうから。
ただ、軸となる民進党が弱い西日本では不発に終わっています。
選挙区では東京の民進党、神奈川の自民系無所属が最後のほうでしたが、ここでおおさか維新や共産がとっていれば、もうすこし結果の意味が変わってきたでしょうが、無難な方に落ち着きました。

比例区では共産党が伸び悩みました。これは上と裏腹のことで、選挙区で立候補していないことによる目減りと考えていいでしょう。選挙協力しても、自民から公明のように比例は共産党へとは言ってくれませんものね。
なかで、最後に滑り込んだ生活の党の青木愛さんが今度の選挙のいちばんのどんでん返しだったかもしれません。生活の党が議席を得るとは大方のテレビ局の開票速報番組冒頭の獲得議席予測を裏切りました。生活の党がどこで票を伸ばしたかは調べないとわかりませんけれど(調べませんよもちろん)、もしかするとこちらは選挙協力のおかげだったかもしれません。

まあ私の投票先は死に票にはなりませんでした。

参院選に隠れてあまり扱われていませんが、鹿児島知事に三反園さんが当選したことの方がビッグニュースかもしれません。選挙のテーマが明確になれば厚い保守の県でも、反自民が勝つということです。

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2016年7月10日 (日)

参院選投票日

投票日です。
午前中に行きました。
死に票になるかどうかギリギリの選択です。
とはいえ、以前ほどの情熱もなく結果の予想もしていません。
最近は、新聞の事前調査通りの結果が続いていますから、ま、押して知るべしでしょうね。
投票率は、期日前の分ぐらいは高くなるんじゃないでしょうか。

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2016年7月 7日 (木)

追悼 吉良和良

ZABADAKの吉良和良さんが亡くなったと聞きました。
90年代の初め頃、アイリッシュフォークみたいな「harvest rain」とか「遠い音楽」とか大好きでした。
たぶん私の好きな音楽的要素の結晶のような作品だと思います。
ステージでも、最高のサポートメンバーと緻密な音を作り出していながら、上野さんがアイリッシュダンスみたいに飛び跳ねていたような記憶があります。
その頃インタビューをしたときに「上野さんと吉良さんって赤穂浪士みたいな名前ですね」とくだらないことを言って失笑を買いました。馬鹿ですね。

最近の提供作品では、「狼と香辛料」のテーマ「旅の途中」もアイリッシュ風で好きです。

手元にある音源はプロモーション盤が2枚とシングルCDが2枚です。

Zabadak_works

Zabadak_watashihahituji


Zabadak_tooiongaku

Zabadak_merrygoroundmitainakimi

最後のだけが吉良さんのソロプロジェクトのZABADAKでヴォーカルはMOEさんです。

合掌

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2016年7月 6日 (水)

図書館で1冊

図書館で予約していた1冊を受け取りました。
日本語の謎を解く: 最新言語学Q&A
最新言語学というからある程度まとまった内容を期待しましたが、日本語よもやま話みたいなものでした。残念。

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2016年7月 2日 (土)

久しぶりのレンタルDVD

お久しぶりのDVDレンタルです。
本当は観る時間が作れるか心配なんだけど映像飢餓状態なので無理やり借りました。
母と暮せば
向日葵の丘 1983年・夏
残穢[ざんえ]―住んではいけない部屋―
リザとキツネと恋する死者たち
の4本。
『母と暮らせば』は、吉永さん主演で山田監督ですから端正でまじめな映画でしょう。ほぼ私のストライクゾーンではありませんが、観て損はないはずです。
『向日葵の丘』は、ひそかな期待作です。女の子の1983年回顧物語らしいです。>いやあ惜しいですね。もう少しで私好みになれたのに、どこかズレていました。だいいち1983年らしさが希薄です。ヒロインたちがただの映画ファンではなく、往年のハリウッド映画ファンという設定も、どうしてそうなったのか納得させられるものではありませんでした。その時ビデオデッキはそんなに珍しいものではなかったし、レンタルレコード屋が『フラッシュダンス』のサントラのことを売れていないというのも変な話。秀樹感激はこの時代でいいのだろうか?とか、全体に“らしさ”がなさすぎです。作りすぎの後日談は蛇足でしょうし、もう少し彼女たちの友情に絞った作品にすればと思いました。高校時代の女の子たちは華はありませんが悪くありません。
『残穢』は、本年度作品の1作目。ホラーですね。竹内さんに期待しましょう。>ダメだこりゃ。怖くないし、何追っかけてるのかも不明。タイトルからすると穢れが残っているってことかと思ったが、残っている穢れはどんどん拡散していくみたいです。そうなると、元を絶たなきゃダメという話ではないですから、原因を追っかけること自体無意味です。橋本さんの精彩のなさにもあきれました。ホラーの基本である美人が怯えるという役をしっかりしてほしかったです。
『リザと…』は、ハンガリー製の変な映画、らしいです。面白そう。.>面白い。変な和製ポップスが最高です。キツネの呪いはいまいちしっくり来ていませんでしたが、それは枝葉末節。脱力系コメディとホラーの合体していい味を出していました。ヒロインの趣味が和製ポップスからフィンランド歌謡に乗り換わるというというあたりも笑えます。観てよかった。

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