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2016年3月 2日 (水)

3月新刊

3月新刊文庫新書選書から気になるものをピックアップしました。

◎岩波新書「鎌倉幕府と朝廷〈シリーズ日本中世史 2〉」近藤成一
うちにある日本中世史関連だとなぜか南北朝ものが多く、直接鎌倉幕府を扱ったものがありませんでした。

◎岩波新書「古代東アジアの女帝」入江曜子
7世紀の東アジアは、激動のなかで唐、新羅、そして日本に女帝が並び立っていました。
うちの書棚のでは「大化改新」や「則天武后」あたりでしょうか。

◎ちくま新書「カストロとフランコ: 冷戦期外交の舞台裏」細田晴子
フランコについてなら「スペイン現代史」がありますが、カストロについては映画でゲバラを通じて知っているぐらい。

◎平凡社新書「こころはどう捉えられてきたか: 江戸思想史散策」田尻祐一郎
江戸の思想史全般なら「日本の思想文化」ぐらいでしょうか。

◎岩波文庫「幕末遣外使節物語――夷狄の国へ」尾佐竹猛
うちにあるのは「岩倉使節団『米欧回覧実記』」「維新の科学精神」と、岩倉使節ばかりで幕末はありません。

◎岩波現代文庫「歴史を哲学する―七日間の集中講義」野家啓一
歴史哲学といってもヘーゲルじゃなくて、ベンヤミンみたいなのかな。

◎ちくま学芸文庫「ラカン入門」向井雅明
現代思想の入門書で見かけるお名前ですが、根っからの心理学オンチゆえ理解できるはずもありません。

◎ちくま学芸文庫「謎解き『ハムレット』: 名作のあかし」河合祥一郎
名作の謎を解くのは「罪と罰」をはじめ、いくつか読みました。
ハムレットなら「シェイクスピアのフォークロア」あたりに関連しているのでしょう。

◎ちくま学芸文庫「マクニール世界史講義」ウィリアム・H・マクニール
世界史をひとまとめ。人気はあるみたいです。

◎講談社学術文庫「興亡の世界史 シルクロードと唐帝国」森安孝夫
シルクロードなら「中央アジア歴史群像」「埋もれたシルクロード」あたりに近いはずですが、唐帝国についてはさて。

◎講談社学術文庫「科学社会学の理論」松本三和夫
科学社会学って何か知りませんが、「現代社会学の名著」なら分かるかも。

◎講談社学術文庫「唯識の思想」横山紘一
まあ仏教の真髄ではありますよね。
「覚り」と「空」」でしょうか。

◎河出文庫「完全版 名君 保科正之」中村彰彦
上杉鷹山だの池田何某だの、名君などという言葉はサラリーマン向けの人生訓でしか使われないのですが、これはいかがでしょう。

◎河出文庫「インドカレー伝」リジー・コリンガム
食い物の文化史は多分面白いでしょう。

◎ハヤカワ文庫「最初の刑事――ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件」ケイト・サマースケイル
ロード・ヒル・ハウス殺人事件を解決したスコットランド・ヤード最初の刑事ウィッチャー警部。コナン・ドイルも触発された事件のノンフィクション。
面白そう。

◎講談社選書メチエ「怪物的思考 近代思想の転覆者ディドロ」田口卓臣
我が家のディドロは「世界の名著」に岩波文庫の「ダランベールの夢」「ラモーの甥」「百科全書―序論および代表項目」。哲学というより啓蒙思想の宣伝マンみたいな印象ですが。

◎講談社選書メチエ「都市の起源 古代の先進地域=西アジアを掘る」小泉龍人
まあ似た内容では「シュメル―人類最古の文明」でしょうか。

◎角川選書「真田信之 真田家を継いだ男の半生」黒田基樹
大河便乗本でしょうか。大泉さんじゃ年上に見えないけど。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「洛中洛外図屏風: つくられた〈京都〉を読み解く」小島道裕
洛中洛外図では「謎解き洛中洛外図」なんていうのがあります。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「犬と鷹の江戸時代: 〈犬公方〉綱吉と〈鷹将軍〉吉宗」根崎光男
綱吉吉宗時代では「将軍と側用人の政治」がぴったり。
名著「生類をめぐる政治」も忘れちゃいけません。

今月の目玉は
新書の「古代東アジアの女帝」
文庫の「最初の刑事」
選書の「怪物的思考」「都市の起源」かな。

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