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2015年12月31日 (木)

今年の本

2015年も今日で終了。
今年読んだ本から10冊を選んでみました。

◎「王権
構造主義の先駆ともいうべき分析。これは刺激的でした。
◎「裏面: ある幻想的な物語
世界の果ての幻想的なユートピア物語。以前から読みたかった一冊です。
◎「ブルゴーニュ家
毀誉褒貶いろいろあるようですが、へんてこな文体も私には楽しめました。
◎「民俗学・台湾・国際連盟 柳田國男と新渡戸稲造
柳田の思想的な基盤をめぐるひとつの視点。
◎「アホウドリを追った日本人――一攫千金の夢と南洋進出
ミッドウェーから尖閣までアホウドリから浮かび上がる日本史の裏側。痛快に面白い。
◎「〈階級〉の日本近代史 政治的平等と社会的不平等
戦前日本における民主主義とファシズムのバランスを解き直す。
◎「満蒙 日露中の「最前線」
満州事変以前の勢力均衡の歴史をロシアを中心に記述。新たな視点が興味深い。
◎「近代政治哲学:自然・主権・行政
ホッブズ、スピノザ、ロックなど教科書的な思想の流れをスッキリと読み解く。目から鱗の一冊。
◎「村 百姓たちの近世〈シリーズ 日本近世史 2〉
期待のシリーズだけど、全体に平凡な内容で失望。なかでこれは出色の出来。
◎「琵琶法師―“異界”を語る人びと


新書が6冊(岩波3、講談社現代新書、ちくま新書、白水社Uブック各1)
文庫が1冊(岩波文庫)
選書が3冊(全部講談社メチエ)

書店で購入したのが1冊
古書店が1冊
BOOKOFFが2冊
図書館で借りたのが6冊

ジャンルでは
日本史が4冊
西洋史が1冊
民俗学が2冊
文化人類学1冊
思想史が1冊
小説が1冊
いつもより日本史が多い気がします。しかも、台湾・南洋・満蒙と戦前日本の海外進出に関するものが並んでいます。これも安保法制の影響でしょうか。なわけないですけど。
もっとも思想史や社会史、科学史などいつもの私の好みの分野で面白いのに出会えなかったということのほうが大きいかもしれません。もしかすると私の知的好奇心が衰えているだけなのかもしれません。

この10冊以外では
ポスト資本主義――科学・人間・社会の未来
源頼政と木曽義仲 - 勝者になれなかった源氏
も面白かった。とくに頼政にスポットを当てた後者は後知恵ではない歴史の視点を与えてくれました。

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