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2015年9月29日 (火)

10月新刊

10月新刊から気になる新書文庫選書をピックアップして紹介します。

◎岩波新書「ガリレオ裁判――400年後の真実」田中一郎
同じ著者による「ガリレオ」のほかルネサンス、科学革命に関する著作には必ず出てくる裁判です。
同時代のものではカンパネッラ「ガリレオの弁明」なんてのも持っています。
ガリレオの著作では「星界の報告」があります。

◎講談社現代新書「『臨済録』を読む」有馬頼底
仏教は嫌いじゃありませんが禅宗は全然わかりません。多分読まないような。

◎講談社現代新書「世界史を変えた薬」佐藤健太郎
薬関連でうちにあるのは錬金術、博物学、古代や東洋の医学で本書で扱っているようなのはあまりありません。
現代のでは「エキリ物語」ぐらいかな。

◎ちくま新書「ヨーロッパ覇権史」玉木俊明
ヨーロッパのなかの覇権の歴史ではなく、世界史のなかでヨーロッパが覇権を握っていく歴史のようです。
大航海時代」「近代世界システム
東インド会社」「テクノヘゲモニー
あたりでしょうか。

◎ちくま新書「ほんとうの法華経」橋爪大三郎、植木雅俊
法華経にウソもほんとうもないわけですが、日蓮さんが大嘘つきという話でしょうか。
関連するのは「大乗経典を読む」あたりです。

◎ちくま新書「心理学の名著30」サトウタツヤ
心理学とは相性が悪いというか、ピンと来るものがありません。
フロイトもユンクもラカンもお手上げです。

◎ちくま新書「戦後入門」加藤典洋
昭和20年代生まれですから今さら入門する気はないのですが、どうでしょうか。

◎ちくまプリマー新書「超入門!現代文学理論講座」亀井秀雄、蓼沼正美
文学理論というと筒井康隆「文学部唯野教授」を読んでいたと思うのですが、残念ながら手元にありませんでした。
本棚のでは「奇想天外・英文学講義
現代思想で読むフランケンシュタイン
謎とき『カラマーゾフの兄弟』 」あたりでどうでしょう。

◎平凡社新書「ゲルツェンと1848年革命の人びと」長縄光男
1848年革命については以下の2冊。
現代史の幕あけ―ヨーロッパ1848年
青きドナウの乱痴気―ウィーン1848年

◎集英社新書「宇宙背景放射──「ビッグバン以前」の痕跡を探る」羽澄昌史
一時期宇宙ものも読んでたのでタイトルの宇宙背景放射にも馴染みがあります。
手元には「最新宇宙論と天文学を楽しむ本
図解雑学 ビッグバン」なんていう本があります。


◎ちくま文庫「地図と領土」ミシェル・ウエルベック
面白そうなんで図書館で借りましょう。

◎ちくま文庫「建築の大転換 増補版」伊東豊雄、中沢新一
建築の話は面白そうですが、中沢さんだとワケワカになりそうな危惧も。

◎ちくま学芸文庫「コンヴィヴィアリティのための道具」イヴァン・イリイチ
イリイチのものでは「脱学校の社会」「シャドウ・ワーク」がありますが、支配されず支配することのない社会を目指す著者の思想がよく分かるらしいです。わかるけどついていけないところがあるんですよね私には。

◎講談社学術文庫「再発見 日本の哲学 埴谷雄高――夢みるカント」熊野純彦
埴谷雄高でカントかあ、ダメだろうな私には。

◎講談社学術文庫「若冲」辻 惟雄
ブームの火付け役による若冲本。

◎講談社学術文庫「からだ・こころ・生命」木村 敏
著者のものでは「時間と自己」があります。

◎講談社学術文庫「ドゥルーズの哲学 生命・自然・未来のために」小泉義之
現代新書のオリジナルは持っています。
私の頭がついていかないなんですが、あまり分かりやすいとは思いませんでした。

◎光文社古典新訳文庫「カンディード」ヴォルテール
岩波文庫版は持っています。
旧訳でも楽しめましたが、より現代的に訳されているのでしょう。

◎平凡社ライブラリー「ルネッサンス夜話: 近代の黎明期に生きた人びと」高階秀爾
著者の作品では
フィレンツェ―初期ルネサンス美術の運命
近代絵画史
芸術のパトロンたち
があります。
美術史の人ですけど、社会的背景をしっかりと描いています。

◎講談社選書メチエ「〈お受験〉の歴史学 選択される私立小学校 選抜される親と子」小針 誠
まあ首都圏だけの話ですよね。

◎講談社選書メチエ「福沢諭吉の朝鮮 日朝清関係のなかの「脱亜」」月脚達彦
諭吉については「文明論之概略を読む」「明治デモクラシー」ぐらいですので、有名な脱亜論も
又聞きの又聞きみたいな状態です。

◎河出ブックス「事件! :哲学とは何か」スラヴォイ・ジジェク
ジジェクを読んだことはありませんが、訳者鈴木晶では「フロイト以後」「グリム童話」を読んでいます。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「皇居の近現代史: 開かれた皇室像の誕生」河西秀哉
◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「空海の文字とことば」岸田知子
歴史文化ライブラリー2冊はいささかミニマム過ぎて微妙です。


今月の目玉は新書の「ガリレオ裁判」「世界史を変えた薬」「ゲルツェンと1848年革命の人びと」かな。
文庫の「地図と領土」も気になります。
選書は弱い気がします。

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