« 「巨匠とマルガリータ」 | トップページ | 新作3本 »

2015年6月 2日 (火)

6月の新刊(新書・文庫・選書)

6月の新刊新書・文庫・選書から気になったものを私の本棚とリンクさせて紹介します。

◎岩波新書「ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来」広井良典
資本主義=成長なら、成長しない社会を目指すということでしょうね。
うちにあるのでは「シャドウ・ワーク」とかが似てるかな。
いや多分違うんでしょうが。

◎講談社現代新書「ヒトラーとナチ・ドイツ」石田勇治
ヒトラーはどのようにして大衆の支持を得て独裁者となり、未曾有の大虐殺を引き起こしたのか。
私も多少なりともナチス関連は読んでいるのですが、
今、この題材で独創的なことが書けるのでしょうか。

◎講談社現代新書「昭和陸軍全史 3 太平洋戦争」川田 稔
◎文春新書「永田鉄山 昭和陸軍「運命の男」」早坂 隆
なぜか陸軍ものが2冊。今読んで喜べる人は…。
上も含めてなんか怖いなあ。

◎岩波文庫「巨匠とマルガリータ(下) 」ブルガーコフ
先月の続き。ぜひ買わないと。

◎岩波文庫「中国史(下) 」宮崎市定
これも先月の続き。

◎岩波文庫「エラスムス=トマス・モア往復書簡」沓掛良彦
イングランドとネーデルラントの人文主義者。
世界の名著〈17〉」はちょうどこのふたり。
エラスムスならほかに「平和の訴え」があります。

◎岩波文庫「古代懐疑主義入門――判断保留の十の方式」J・アナス、J・バーンズ
ヘレニズムの懐疑主義といわれてもピンとは来ませんが、
ギリシア哲学者列伝〈下〉」のピュロンの章に登場します。

◎岩波現代文庫「シュタイナー哲学入門――もう一つの近代思想史」高橋 巖
いちおう取り上げましたが、まったく手付かずというかお手上げの分野です。

◎講談社学術文庫「ユダヤ人と経済生活」ヴェルナー・ゾンバルト
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の向こうを張って書かれたらしいです。

◎ちくま学芸文庫「プラトン入門」竹田青嗣
入門好きの竹田さんのちくま新書版は持っています。

◎ちくま学芸文庫「増補 魔女と聖女: 中近世ヨーロッパの光と影」池上俊一
池上さんは私好みのテーマを扱ってくれます。
講談社現代新書版は持っています。

◎講談社選書メチエ「フリーメイスン もうひとつの近代史」竹下節子
氏の著作では「ヨーロッパの死者の書」「ジャンヌ・ダルク」「ノストラダムスの生涯」の3冊がうちの本棚にあります。
フリーメイスンについては、
フリーメイソンリー―その思想、人物、歴史
フリーメイソン」のほか、
薔薇十字団」「薔薇十字の魔法」や
秘密結社の手帖」「秘密結社の世界史」など、そこそこ多数。
神智学には無縁なのになあ。

◎筑摩選書「孔子と魯迅: 中国の偉大な「教育者」」片山智行
この二人を並べて何か出てくるのでしょうか?
ただの著者の好みの気がしますが、いかがでしょうか。

◎河出ブックス「古代エジプト 死者からの声: ナイルに培われたその死生観」大城道則
古代エジプトの死生観というと「ファラオと死者の書」がいちばん近いでしょうか。
古代エジプト―失われた世界の解読」もそんな1冊。
1930年刊というとんでもなく古い本ですが、祖父の蔵書だった「民族性と神話」なんていうのも手元にあります。

◎河出ブックス「「旅」の誕生: 平安―江戸時代の紀行文学を読む」倉本一宏
土佐日記や十六夜日記から奥の細道まで、紀行文学は教科書でもおなじみ。
うちのでは「中世の東海道をゆく」「江戸の旅」「世界の旅行記101」あたりで楽しめます。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「天下統一とシルバーラッシュ: 銀と戦国の流通革命」本多博之
南蛮貿易と銀の関係を論じているのでは「海から見た戦国日本」があります。

今月の目玉は
文庫の「古代懐疑主義入門」
選書の「フリーメイスン」「「旅」の誕生」
あたりかな。
「巨匠とマルガリータ」の下はもちろん買いますけど。

|

« 「巨匠とマルガリータ」 | トップページ | 新作3本 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182335/61681810

この記事へのトラックバック一覧です: 6月の新刊(新書・文庫・選書):

« 「巨匠とマルガリータ」 | トップページ | 新作3本 »