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2015年5月 9日 (土)

イギリス総選挙

イギリス下院総選挙の結果が出ました。
予想を覆して保守党が単独過半数を獲得しました。

結果は

保守党 330+24
労働党 232-26
スコットランド国民党 56+50
自民党 8-48
民主統一党 8
シン・フェイン 4-1
ウェールズ党 3
社民労働党 3
アルスター統一党 2+2
イギリス独立党 1+1
緑の党 1
北アイルランド同盟党 0-1
その他 1

合計650議席です。

これだけ見ると如何にも労働党が減った分保守党が獲得したみたいですが
地域別に見るとやや様相が違います。

イングランドでは
保守党が新たな議席を32獲得して11議席失ってプラス21議席
労働党は21獲得して6議席失いプラス15
自民党は36議席を失いマイナス36
イギリス独立党は1議席獲得

自民党が負けた分を各党で山分けというわけです。
もうひとつ重要なのは台風の目と言われたイギリス独立党が得票率14.1%にもかかわらず1議席に終わったことです。

スコットランドでは
スコットランド国民党が50議席を増やして
労働党が40議席、自民党が10議席減らしています。
保守党はもともと1議席しかありませんからそのままです。

北アイルランドは本土とは政党がまったく異なります。
右派のアルスター統一党が2議席増やして
独立派のシン・フェイン、自民系の北アイルランド同盟党が1議席ずつ減らしています。

ウェールズでは
保守党が3つ増やし
労働党が1つ、自民党が2つ減らしています。

また、全体で与野党の議席の増減を比べると
与党は-25議席
野党は、社民系が+24
右派が+3、左派が-1
と、与党が減っています。

労働党はイングランドで議席を増やしたものの、地盤でもあったスコットランドで友党でもあるスコットランド国民党に壊滅的な敗北を喫したために議席を減らしています。
一方、保守党はイギリス独立党の反EU政策を取り込むことでその影響をしのいで議席を増やすことに成功しました。
結局、政治の混乱を避けたい有権者の選択が働いたようです。


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