« 中央公論新社2月の新刊 | トップページ | 新作4本 »

2015年2月10日 (火)

発表!新書大賞2015

2015年の新書大賞が発表になりました。

大賞『地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 』 (中公新書) - 増田寛也
第2位『資本主義の終焉と歴史の危機』 (集英社新書) - 水野和夫
第3位『ハンナ・アーレント - 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者』 (中公新書) - 矢野久美子
第4位『愛と暴力の戦後とその後』 (講談社現代新書) - 赤坂真理
第5位『最貧困女子』 (幻冬舎新書) - 鈴木大介
第6位『創価学会と平和主義』 (朝日新書) - 佐藤優
第7位『昆虫はすごい』 (光文社新書) - 丸山宗利
第8位『なぜ時代劇は滅びるのか』 (新潮新書) - 春日太一
第9位『だから日本はズレている』 (新潮新書) - 古市憲寿
第10位『ヒトラー演説 - 熱狂の真実』 (中公新書) - 高田博行
第10位『西田幾多郎 無私の思想と日本人』 (新潮新書) - 佐伯啓思

ベストテン中、中公が3点、新潮が3点で
あとは、集英社、講談社、幻冬舎、朝日、光文社が各1点です。

このうち読んだものは「ハンナ・アーレント」1冊だけ。

全体的に悲観的なものが多いのも特徴的。
地方は消滅し、資本主義は終焉し、女子は貧困、時代劇は滅びて、日本はズレる。
ハンナ・アーレントとヒトラー、戦後と創価学会は、戦争の時代をどう乗り切るかということ。
乗り切らずに流されたいなら西田もまた良し。本当か!
プラス志向なのは昆虫ぐらいか。

12位以下は本誌を見てから。
>図書館で見てきました。
12位『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体』(幻冬舎新書) -原田曜平
13位『なぜローカル経済から日本は甦るのか』(PHP新書) -富山和彦
14位『幕末史』(ちくま新書) - 佐々木 克
15位『アデナウアー - 現代ドイツを創った政治家』(中公新書) - 板橋拓己
15位『現実脱出論』(講談社現代新書) - 坂口恭平
17位『言論抑圧 - 矢内原事件の構図』(中公新書) - 将基面貴巳
18位『絶望の裁判所』(講談社現代新書) - 瀬木比呂志
19位『沈みゆく大国アメリカ』(集英社新書) - 堤 未夏
20位『住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち』(講談社+α新書) - 川口マーン恵美
20位『ドキュメント 豪雨災害――そのとき人は何を見るか』(岩波新書) - 稲泉 連

なんか評者の趣味偏っていないか?
いやひとりひとりは偏っていいんだが、同じような趣味の人を集めているような。
政治、経済、社会学。それにまつわる与太話ばかり。
科学もなければ美術も文学もない、西洋史も東洋史もない。もちろん哲学も思想史もない。
歴史といえるのは政治史だけ。

ようするに今目の前のことにしか興味がない人たちが選んでいるってこと。
新書ってそういうものなんでしょうか。


|

« 中央公論新社2月の新刊 | トップページ | 新作4本 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182335/61118322

この記事へのトラックバック一覧です: 発表!新書大賞2015:

« 中央公論新社2月の新刊 | トップページ | 新作4本 »