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2015年1月 6日 (火)

中央公論新社1月新刊

中央公論新社の1月新刊

◎中公新書「殷 - 中国史最古の王朝」落合淳思
甲骨文字から明かされる古代中国史。
乱作かつ大言壮語気味の落合さんではありますが、時々面白いことがあるので読んで損はないでしょう。
氏の著作では「古代中国の虚像と実像」を持っています。
ほかに殷や甲骨文字に関するものは「中国の城郭都市」「文字の文化史」あたりです。

◎中公新書「日本人にとって聖なるものとは何か - 神と自然の古代学」上野 誠
記紀万葉から古代信仰を復原するみたいなことは、著者の思いつきになりがちなのでそれが心配。
うちにある「日本語に探る古代信仰」「日本の神々」もいささか牽強付会でした。

◎中公新書「フランス現代思想史 - 構造主義からデリダ以後へ」岡本裕一朗
ヘーゲル専門家によるフランス現代思想史。
フランス思想界でのヘーゲルの影響力を考えればそれもありかなのでしょうか。
ただ、いまさら現代思想といわれても・・・。
私も現代思想入門みたいな本はいろいろ読みましたが「世紀末を越える思想」「現代思想の系譜学」あたりでどうでしょう。

◎中公新書「ビスマルク - ドイツ帝国を築いた政治外交術」飯田洋介
鉄血宰相として明治政府へも大きな影響を与えたビスマルクの外交と内政を紐解きます。
通史以外で登場するのは「ドイツロマン主義とナチズム」でナチズムとの関連、「現代ヨーロッパ社会思想史」でラッサールの社会主義との対決というあたり。

◎中公文庫「佐久間象山(上)(下)」松本健一
象山は同じ著者による「近代アジア精神史の試み」にも登場します。


これぞとまではいかないけれど新書はどれも読んでみたい内容です。

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