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2014年10月 1日 (水)

10月新刊

10月新刊から気になる新書・文庫・選書をピックアップ。私の蔵書とリンクさせて紹介します。

◎岩波新書「高野山」松長有慶
同じ著者の「密教」は持っています。
高野山については「日本魔界案内」にも。

◎講談社ブルーバックス「川はどうしてできるのか」藤岡換太郎
類書は持っていませんが、地学も面白そうです。

◎ちくま新書「織田信長」神田千里
うちにもいくつか関連書はありますが、信長ものの人気は衰えません。

◎ちくま新書「東京都市計画の遺産: 防災・復興・オリンピック」越澤 明
蔵書では「東京の都市計画」「皇紀・万博・オリンピック」あたりがタイトル的にも似ています。

◎平凡社新書「森と日本人の1500年」田中淳夫
1500年ってどういう区切りでしたっけ?それはともかく、「風土の日本」「森と文明の物語」「森林理想郷を求めて」あたりが関連しているのでしょうか。へんな日本賛美じゃなければいいのですが。

◎平凡社新書「イザベラ・バードと日本の旅」金坂清則
イザベラ・バードの日本紀行」ならあります。

◎岩波文庫「快楽について」ロレンツォ・ヴァッラ
初期ルネッサンスの人文主義者によるエピクロス的快楽擁護論。
ヴァッラについては「イタリア・ルネサンスの哲学者」に1章がさかれています。
またエピクロスについては「エピクロス 教説と手紙」。

◎岩波現代文庫「丸山眞男を読む」間宮陽介
うちにある丸山真男の著書は「文明論之概略を読む」と共著「日本文化のかくれた形」だけ。
あまり読んではいないということです。
ちなみに、同じ著者のものでは「市場社会の思想史」があります。

◎岩波現代文庫「『維摩経』を読む」長尾雅人
長尾氏のでは「世界の名著〈1〉バラモン教典,原始仏典」の訳と解説があり、
維摩経については「大乗経典を読む」にあります。

◎岩波現代文庫「イエスという経験」大貫 隆
イエスについては「イエスとその時代」が基本的でしょうか。
ほかにも「イエスとは誰か」「人間イエス」「歴史の中のイエス像」などを持っています。

◎ちくま学芸文庫「現代哲学」バートランド・ラッセル
分析哲学はなにが面白いのか引っ掛かりがさっぱり分からないので、高名なラッセルも現代思想の紹介に出てくるぐらいしか知りません。

◎ちくま学芸文庫「梁塵秘抄」植木朝子/訳
いちおうチェックしておきますが、多分手にも取らないと思います。

◎ちくま学芸文庫「解釈としての社会批判」マイケル・ウォルツァー
まったく分からないけどローティとか関連するのなら「哲学の最前線」あたりがかすっているのかも。

◎ちくま学芸文庫「神道」トーマス・カスーリス
アメリカの宗教氏学者による神道論。
我が家の関連書を次代順に並べてみれば
神道の成立」「神々の変貌」「神道の逆襲」「神仏分離」「神々の明治維新」「国家神道」といったところ。

◎講談社学術文庫「三国志演義 (二)」井波律子(訳)
先月の続き。

◎講談社学術文庫「ハイデガー 存在の歴史」高田珠樹
現代思想の冒険者たちシリーズの1冊。このシリーズでは「フーコー」だけがあります。
ハイデガー入門書では「ハイデガーの思想」「ハイデガー」「ハイデガ-入門」。

◎講談社学術文庫「松下村塾」古川 薫
大河もので文庫化。

◎講談社学術文庫「猫の古典文学誌 鈴の音が聞こえる」田中貴子
日本の古典文学に登場する猫たちについてのエッセイ。面白そうではあります。

◎角川ソフィア文庫「廃藩置県近代国家誕生の舞台裏」勝田政治
版籍奉還とともに教科書の必須項目。
うちにあるのでは「文明開化」ぐらい。

◎ハヤカワ文庫「赤の女王 性とヒトの進化」マット・リドレー
進化の話はいくつか読んでいますけど面白いに決まっています。

◎平凡社ライブラリー「貧困の哲学 上」ピエール=ジョゼフ・プルードン
マルクス「哲学の貧困」で批判したアナキスト、プルードンの主著。
彼の思想については「アナキズム〈1〉思想篇」「現代ヨーロッパ社会思想史」に、マルクス主義への影響は「マルクス主義とユートピア」あたりでどうでしょう。全体に古めの本ばかりです。

◎講談社選書メチエ「知の教科書 カバラー」ギラー,ピンカス
歴史としてのカバラーではなく、ユダヤ教的な神秘的実在についての思想としてのカバラーを分かりやすく解説する、とありますから私の興味とは多分異なるのでしょう。
私にとってのカバラは、「錬金術」「ルネサンスの神秘思想」「科学史の逆遠近法」「普遍の鍵」「完全言語の探求」などの歴史的な文脈でのカバラですから。

◎角川選書「陰陽師たちの日本史」斎藤英喜
陰陽師については、「安倍晴明伝説」がメインで「日本の天文学」あたりにも若干触れています。

◎河出ブックス「未来の社会学」若林幹夫
ユートピア小説やサイエンスフィクションが好きですので、当然未来世界の記述も興味があります。
似たようなテーマでは「未来の歴史」「未来予測の幻想」がありますし、軽い読み物では「百年前の二十世紀」なんていうのもあります。
ちなみに著者の著作では「地図の想像力」を持っています。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「江戸時代の医師修業: 学問・学統・遊学」海原 亮
杉田玄白については「日本の名著〈22〉」、ほかにも「江戸人物科学史」「疫病と狐憑き」に江戸時代の医師について触れています。
いろいろ広がりのあるテーマなのですがどこまで面白く読ませてくれるか。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「名前と権力の中世史 室町将軍の朝廷戦略」水野智之
近年解明が進んでいる室町幕府論の一端でしょうか。
うちにある室町将軍関連書は「室町の王権」「源氏と日本国王」ぐらい。


今月の目玉は
新書なら「森と日本人の1500年」、
文庫なら「快楽について」ですが、これぞという決め手に欠けています。
選書の「陰陽師たちの日本史」「未来の社会学」「江戸時代の医師修業」は読みたいものです。
とくに「未来の社会学」は以前なら間違いなく買っていたでしょう。

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