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2014年9月25日 (木)

図書館で4冊

中村橋で妻と落ち合い買い物をした後、貫井図書館で4冊借りる。
物語 ベルギーの歴史 - ヨーロッパの十字路
怨霊とは何か - 菅原道真・平将門・崇徳院
天才カルダーノの肖像: ルネサンスの自叙伝、占星術、夢解釈
叡智の建築家―記憶のロクスとしての16‐17世紀の庭園、劇場、都市
このところ新書か選書ばかりだったけど、今回は久しぶりにハードカバーも2冊。

「物語 ベルギーの歴史」は、中公新書の「物語…の歴史」シリーズの最新刊。
地域としてのベルギーではなく国家としてのベルギーの歴史だから、独立(1830年)以前の記述はわずか。
詳細な参考文献が挙げられているが、そのうち我が家にあるのは、「ガリア戦記」と「ヨーロッパとは何か」の2冊。
ほかに関係がありそうなのは「統合と分裂のヨーロッパ」「新ヨーロッパ大全」あたり。

「怨霊とは何か」は、日本の怨霊文化について道真、将門、崇徳院の三人から探っていくというもの。
参考文献のなかで手持ちにあるのは脇道っぽい「儒教とは何か」だけ。
むしろもっと関係が深そうなのは「神仏習合」「神々の変貌」で、
軽めのものでは「日本異界絵巻」「日本魔界案内」。

「天才カルダーノの肖像」は、ルネサンス期の医師であり哲学者、数学者でもあった万能人カルダーノのモノグラフ。
浩瀚な参考文献に挙げられているもののうちわが書棚にあるものは、
カルダーノ自伝」「変身物語」「太陽の都
ルネサンスの神秘思想」「ルネサンスの魔術思想
イタリア・ルネサンスの哲学者」「ミクロコスモス
ルネサンスの思想家たち」「イタリア・ルネサンスの文化
西洋占星術」「存在の大いなる連鎖」「中世の夢
と12冊。

「叡智の建築家」は、ルネサンス期のイタリアの庭園、建築と記憶術の関係を解き明かすというもの。
参考に挙げられているのは外国文献だけですのでお手上げですが、
我が家の蔵書の中で本書のテーマに近いものといえば、
哲学的建築」と「普遍の鍵」でしょうか。
ほかに庭園について概観するためには「庭園の世界史」と「象徴としての庭園」。
博物学については「陶工パリシーのルネサンス博物問答」「怪物のルネサンス」。
また「迷宮学入門」も謎解きに関連しているようです。

今回借りたハードカバーの2冊と前回借りた「キリストの顔」はともに平井浩氏のサイトbiblipothica hermeticaに関連した論考。思想史と文化史、そして科学史を横断した新たなルネサンス~近世の知的世界を垣間見せてくれます。

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