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2014年8月27日 (水)

図書館で4冊

図書館で予約していた4冊を受けとる。
源実朝 「東国の王権」を夢見た将軍
本居宣長
スターリン - 「非道の独裁者」の実像
入門 老荘思想
妻にも言われたがなんかオヤジ臭いタイトルが並んだ。
いやオヤジどころかジジイだから間違っちゃいないが、こう名前ばかりが並ぶといささか面白みに欠くかな。
実朝とスターリンは既存の人物像を覆すもののようだけど、さあてどうでしょう。
実朝の参考文献に挙げられたものでは
源平合戦の虚像を剥ぐ」「藤原定家の時代―中世文化の空間」がありましたが、
スターリンでは知った本はありませんでした。
宣長は、まっとうなモノグラフのようですが、面白いかは疑問です。
参考文献にあるものでは子安宣邦「本居宣長」だけです。

「老荘…」は今さらの感もありますが、老子についてはほとんど知らないので新たな知見に基づいた概説を読むのもいいかも。
参考文献にあったのでは「荘子」「荘子」のみ。

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追悼 米倉斉加年

俳優の米倉斉加年さんが亡くなりました。

KINENOTEと日本映画データベースを合わせるとナレーションを含めて58本ありました。
演劇畑の人ですから、芸歴の割には出演した映画はそんなに多くありません。
そのうち私が観ている作品は20本。
『君が青春のとき』
無頼漢
『幻の殺意』
戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河
『雨は知っていた』
『異邦人の河』
友情
凍河
聖職の碑
配達されない三通の手紙
わるいやつら
真夜中の招待状
もどり川
パッチギ!LOVE&PEACE
人間の約束
ダウンタウンヒーローズ
パンダ物語
学校の怪談2
ALWAYS 三丁目の夕日'64
小さいおうち
基本的にいい人ばかりです。

遺作は10月公開の『ふしぎな岬の物語』

合掌


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2014年8月26日 (火)

追悼 曽根中生

映画監督の曽根中生が亡くなりました。

初期の作品は知りませんが、『嗚呼!!花の応援団』の頃からはよく鈴木清順と比較されたりしていました。
アクの強いエネルギッシュな作品が多くて、当たるといいのですが、私のストライクゾーンからは大きく外れた作品も多かったように思います。

監督した作品は通算45本でそのうち18本を観ています。

実録 白川和子 裸の履歴書
実録エロ事師たち
嗚呼!!花の応援団
嗚呼!!花の応援団 役者やのォー
不連続殺人事件
嗚呼!!花の応援団 男涙の親衛隊
性愛占星術SEX味くらべ
教師・女鹿
女高生 天使のはらわた
博多っ子純情
天使のはらわた 赤い教室
スーパーGUNレディ ワニ分署
元祖 大四畳半大物語
太陽のきずあと
悪魔の部屋
唐獅子株式会社
夕ぐれ族
刺青

日活ロマンポルノが10本。
日活のポルノ以外が4本。
東映2本と松竹、ATGが各1本。

このうち私の年間ベストテンに入っているのは『不連続殺人事件』で
『女高生 天使のはらわた』『博多っ子純情』あたりもお気に入り。

合掌

ところで大谷麻知子さんの作品ってDVD化は無理なんですかね。
いまだに謎のままです

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2014年8月23日 (土)

国会図書館

国会図書館で資料検索。
いつものことながら、目指したもののいくつかはページが破損していました。
芸能雑誌なんて国会図書館のなかでの重要性は低いでしょうが、それにしても破損の割合がひどすぎます。ひたすら悲しいものです。
それでも、たとえばウィキに出回っている情報の誤りを確認できたことは最低限の成果でした。

ただ、私自身の作業はさっぱり進みません。調子が悪すぎます。

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2014年8月17日 (日)

追悼 木田元

哲学者の木田元が亡くなりました。
私の行っていた大学の哲学科は、その頃ハイデガーの細谷貞雄やメルロ・ポンティの滝浦静雄がいて現象学が盛んだったので、門外漢の私も哲学概論などでその雰囲気を感じていました。
そんなところから岩波新書「現象学」を読んだものです。
類書に比べてもっとも理解しやすい現象学入門だったように思います。とはいえ、私自身がよく理解していたかというとそれはまた私の頭という別問題なのですけどね。
ほかに「ハイデガーの思想」も手元にあります。

合掌

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2014年8月16日 (土)

ディズニーランドで丸一日

朝早く上の子が部活の合宿で長野に行く。
そんなわけでひとり残された下の子を連れてディズニーランドへ出かけることに。
10時前には着いて、まずはライド&ゴーシークのファストパスを取り、ドローイングクラスの予約をしてからスプラッシュマウンテンに向かう。
ところが調整中とかでいつ動くか分からないという。仕方がないので、近くにあったカヌー探検に乗り込む。
マークトウェイン号と同じコースをひたすらカヌーを漕ぐだけという地味なアトラクション。嫌いじゃないけど。
スプラッシュマウンテンはまだ動かないというので、今度はミッキーのフィルハーマジック。
音楽にあわせて3D映像が飛び出してくる、風は起きる、水しぶきが飛んでくる。それなりに楽しめました。
ちょっと早いけど昼食を取って、出てみたらようやくスプラッシュ・マウンテンが動いている。
140分待ちというけれど、これがいちばんのお楽しみだから、日差しが強くくそ暑いなかとにかく並ぶ。
ラストにいたるまでの暗闇の中の小さな落差が意外と驚かされました。そしてラストにあんなに水しぶきをかけられるとは思いませんでした。予想にたがわず満足です。
カリブの海賊からドローイングクラス。
外に出たら本格的な雨。
空いた時間に木陰でカキ氷でもと思っていたがとんでもない、居場所もないので雨の中走って室内レストランの床でホットコーヒーを飲むというありさま。
そこからライド&ゴーシークでひと遊び。
夜の座席を抽選したが当然のようにハズレ。
新しいアトラクションのスター・ツアーズで楽しんだあと夕食。
夕食が混んでいたのでエレクトリカル・パレードの後半を眺めて。
最後にワンス・アポン・ア・タイムを観ておしまい。
うちにたどり着いたらもう23時。
ふう疲れた。


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2014年8月12日 (火)

DVD2枚に図書館で2冊

近所のレンタルショップで新作2枚。
楽隊のうさぎ
小さいおうち
『楽隊…』は、出演者が素人ばかりという楽しみな1作。>友だちにからかわれながらよたよた歩いていた中学生が、ブラスバンド部に入部することから、自分自身を信じることができるようになり、ついには、颯爽と駆けるようになる。彼をからかっていた友だちに彼のほうから手を差し伸べることができるようになる。男の子の成長物語という真っ当な作品です。彼の成長を助けてくれたのは、部活の先輩であり、顧問の先生であり、美人のクラスメイトだったりするわけですが、それらを導く運命のような存在として、部室に住みついている座敷わらしのようなウサギが現れてきます。ファンタジーのようでファンタジーではない、微妙なさじ加減が成功していました。素人の棒読みせりふを逆手に取った演出も見事です。中学生たちの人間関係の機微に、中学で演劇部をしている娘も違和感なく作品世界に溶け込めていました。めがねの女の子、背の高い女の子、頼りになる女の子、みんなみんな、とても素敵な作品でした。
『小さいおうち』は、山田洋次の新作。黒木華さんと松たか子さん主演ですから悪いわけはないでしょう。>悪いわけではないけれど、それじゃあ褒めようかっていうほどでもありません。山田監督ならこのぐらいは当たり前という程度です。死んだおばあさんが残した自叙伝ノートを振り返りながら物語りは進むのですが、いちばんの問題は、時制が三つに分裂しているって言うこと。まず話しの本題となるお祖母さんが若かった頃。お祖母さんと孫が会話を交わす少し昔。そしてお祖母さんが死んでしまった現在。ところが後ろの二つはストーリーを進めるために無理やり割り込んでいるようにしか見えません。そして、小さなおうちが焼けてしまった後日談は無駄じゃないでしょうか。恋人が生きていようが、息子が生きていようが本題には関係ないでしょう。それによって、たとえば息子の本当の父親がどうしたとかいう類の、大きな謎が解けるわけじゃないんだから。手紙の件はそこまでひっぱるほどの謎ではないし。本来なら帯の謎はもっと大きな謎であるべきなのですが、かえってあっさり説明されて肩透かし。小さなおうちの物語とするならば、もっとシンプルに倒叙法ではなく苦さを含んだ軽めのコメディとして語るべきだったのでは。もちろんそういうのが観たければお前作れよって話です。すんません。ただ、黒木さんと松さんは予想通りいいです。

そのあと図書館で予約していた2冊を受け取る。
江戸幕府と儒学者 - 林羅山・鵞峰・鳳岡三代の闘い
林羅山やその一門についてはうちにはない。「日本の思想文化」に何かあったかなという程度。
魚で始まる世界史: ニシンとタラとヨーロッパ
ユニークな視点からの世界史という意味では「コーヒーが廻り世界史が廻る」が近いのかな。

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2014年8月11日 (月)

吉祥寺で靴を買う

妻と吉祥寺散歩。
ユザワヤで買い物をしたあと、井の頭公園をブラブラ歩いて、最後に北口で私の普段用の靴を購入。
いまはいてるのが破れてきたと妻に再三指摘され仕方なく。

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2014年8月 8日 (金)

葬儀

昨日に続いて本日が葬儀。
参列者は昨日とほとんど同じ。
我が家は、子供たちの塾もあり、私ひとりで参列しました。

火葬場は葬儀場からバスで40分も離れたところ。
ゴルフ場の間を抜けて、自然歩道やダム湖を示す矢印を脇に眺める山の中。
まるで秘密研究所のようなそっけない建物でした。

叔母を囲んで参列した従兄たちで昔話をしながら時を過ごしました。

今度は法事ではないときにと思いつつ、こんなときにしかなかなか集まらないものです。

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2014年8月 7日 (木)

お通夜

5日に亡くなった叔父(亡父の兄)の通夜がありました。
昨年末骨折して入院し、癌に肺炎を併発したそうです。
ここ10年ぐらい体調を崩して、法事などでもお会いすることがなくなって、すっかりご無沙汰していましたが、享年93歳というから大往生といっていいのでしょう。
兄は、仕事先から渋滞のためたどり着くことが出来ずに欠席。
弟は、大坂在住ゆえ欠席しました。
我が家は妻と娘ふたりも参列しました。
ときおり親戚の皆さんに顔を見せておかないと忘れられてしまいますからね。


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2014年8月 6日 (水)

中公新書&文庫8月の新刊から

いつものように中央公論新社の新刊だけ遅れての紹介です。

◎中公新書「物語 ベルギーの歴史 - ヨーロッパの十字路」松尾秀哉
この物語~の歴史シリーズは結構好きですので、これも期待大。
ただし、著者は現代国際政治学の人なので、はたして歴史的な見方がどうなのか。それが心配です。

◎中公新書「信長と将軍義昭 - 提携から追放、包囲網へ」谷口克広
著者は信長専門に多作ですが、「信長と消えた家臣たち」しか持っていません。
それにしてもこのところこの時代の著作が相次いでいますね。
同じ中公新書でも「天下統一 - 信長と秀吉が成し遂げた「革命」」が出たばかり。

◎中公新書「怨霊とは何か - 菅原道真・平将門・崇徳院」山田雄司
怨霊信仰についてなら「神仏習合」「憑霊信仰論」あたりでどうでしょうか。

◎中公文庫「評伝 北一輝 II - 明治国体論に抗して」松本健一
先月の続き

新書はどれも面白そう。
とくに「物語ベルギーの歴史」は、地域的には大いに興味のある場所なので独立前がどれだけ描かれているのか。気になるところです。

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2014年8月 3日 (日)

図書館で2冊

買い物の途中に図書館によって予約していた2冊を受け取る。
南朝の真実: 忠臣という幻想」と「ハンナ・アーレント

南朝の真実: 忠臣という幻想
本書は南朝も一枚岩ではなかったという南朝内紛史です。
そこから逆に、建武新政の位置づけを再評価しようというもののようです。
南北朝関連で手元にあるのは「異形の王権」「皇子たちの南北朝」「楠木正成と悪党」でしょうか。

「ハンナ・アーレント」
アーレントの思想についてはほとんど知りませんが、政治的な問題は「非ユダヤ的ユダヤ人」あたりが関連しています。
彼女の生涯には、ハイデガー、レーヴィット、ヤスパース、ベンヤミン、コジューブ、アドルノなど私の本棚にも並んでいるような錚々たる思想家たちが次々と登場してきます。まさに天才たちの花園のようです。

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2014年8月 1日 (金)

8月新刊

8月新刊から気になる新書・文庫・選書を選んでみました。

◎講談社現代新書「織田信長 <天下人>の実像」金子 拓
最近、室町時代後期の政治情勢についての解明が進み、そのなかで信長政権についてもさまざま論じられています。本書は信長は天下を取ろうとはしていなかった説のようです。

◎講談社現代新書「マックス・ウェーバーを読む」仲正昌樹
あちこちに手を出す多作家によるウェーバー入門。面白く読ませてくれるのでしょう。
我が家には岩波新書「マックス・ヴェーバー入門」があるほか、ウェーバーの著作では宗教社会学関係を数冊持っています。

◎講談社ブル-バックス「世界はなぜ月をめざすのか」佐伯和人
タイトルだけならヴェルヌみたいですが、もっと現実的政治的な内容のようです。

◎講談社ブル-バックス「火薬の話」松永猛裕
ブルーバックスですから火薬の歴史というよりは、もっと科学系でしょう。
うちで火薬について書かれているのは「西洋事物起源」だけです。

◎ちくま新書「ヨーロッパ思想を読み解く ─何が近代科学を生んだか」古田博司
"なぜ西洋にのみ科学的思考が発達したのか。その秘密をカント、ニーチェ、ハイデガーらに探り"って、タイトルがデカいわりに切り口がその3人ですか?反韓・反中の著者がヨーロッパ思想を読み解けるとは思いませんが。

◎新潮新書「はじめて読む聖書」田川建三ほか
雑誌「読書人」の特集を新書化したものです。
執筆者は、ほかにも山形孝夫、内田樹、山我哲夫、吉本隆明など。

◎白水社文庫クセジュ「ペリクレスの世紀」ジャン=ジャック・マッフル
古代ギリシア通史みたいなものは手元にないので、ペリクレスといっても「古代ギリシアの女たち」に登場するぐらいです。


◎講談社学術文庫「神曲 天国篇」ダンテ・アリギエリ
先月の続き

◎講談社学術文庫「恐竜の骨をよむ 古脊椎動物学の世界」犬塚則久
恐竜の話で面白くないものはない。と断言してもいいでしょう。

◎講談社学術文庫「民話の世界」松谷みよ子
児童文学者として高名な著者による日本民話探訪のエッセイ。
私の書棚では「民話の思想」「神々の精神史」「桃太郎の運命」あたりが関連するでしょう。

◎ちくま学芸文庫「公衆とその諸問題」ジョン・デューイ
デューイについて論じたものといえば教科書か事典しか読んだことがありません。

◎ちくま学芸文庫「居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化」飯野亮一
著者は食物史が専門。ありきたりの社会史ではない視点があるのかも。

◎角川ソフィア文庫「古田織部の正体」矢部良明
古田織部といってもば"へうげもの"ぐらいの知識です。

◎角川ソフィア文庫「ペリー提督日本遠征記 上下 」M.C.ペリー
幕末についてはいろいろ持っているけれどペリーに焦点を当てているのは「黒船異変」ぐらいです。

◎新潮文庫「明治天皇という人」松本健一
明治天皇については「天皇の肖像」なんていうのを持っています。

◎河出文庫「邪宗門 上下」高橋和巳
新潮文庫版を持っています。
高橋和巳の重苦しさはたぶん今向きではないのでしょうが、高校時代に出会ったいちばん好きな小説といっていいでしょう。

◎河出文庫「プリニウスと怪物たち」澁澤龍彦
澁澤さんの著書にも随分お世話になりました。
これは新しいアンソロジーというので読んでみようかと。
彼が孤軍奮闘していた時代とは異なるので、今読んで驚きはないのかもしれませんが。

◎文春学藝ライブラリー「ヒトラーの時代」野田宣雄
国際政治から見た第二次大戦史。
うちのでは「ヒトラー独裁への道」「アドルフ・ヒトラー」あたりでしょうか。

◎文春学藝ライブラリー「大衆への反逆」西部 邁
オルテガのタイトルをパクリながら大衆への憎悪を隠すことのない大衆的評論家です。

◎講談社メチエ「満蒙 日露中の「最前線」」麻田雅文
東清鉄道を中心に日本とロシア=ソ連、国民党、軍閥の動きを描く。
そのへんの話題は「キメラ 満洲国の肖像」「日中十五年戦争史」「歴史群像シリーズ84 満洲帝国」かな。

◎角川選書「吉田稔麿 松陰の志を継いだ男」一坂太郎
大河便乗商品でしょうか。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「熊谷直実 中世武士の生き方」高橋 修
平家物語で有名な熊谷直実ですが、そこから武士とは何であったかを探るようです。
「武士の誕生」と近いのかも。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「京都に残った公家たち 華族の近代」刑部芳則
維新後も東京に移らなかった公家の話。ちょっと面白そうではあります。

今月の目玉は・・・ないなああ。
澁澤は面白いだろうけどいまさら目玉でもないでしょう。
「邪宗門」は多くの人に是非読んでもらいたい小説です。


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