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2014年8月12日 (火)

DVD2枚に図書館で2冊

近所のレンタルショップで新作2枚。
楽隊のうさぎ
小さいおうち
『楽隊…』は、出演者が素人ばかりという楽しみな1作。>友だちにからかわれながらよたよた歩いていた中学生が、ブラスバンド部に入部することから、自分自身を信じることができるようになり、ついには、颯爽と駆けるようになる。彼をからかっていた友だちに彼のほうから手を差し伸べることができるようになる。男の子の成長物語という真っ当な作品です。彼の成長を助けてくれたのは、部活の先輩であり、顧問の先生であり、美人のクラスメイトだったりするわけですが、それらを導く運命のような存在として、部室に住みついている座敷わらしのようなウサギが現れてきます。ファンタジーのようでファンタジーではない、微妙なさじ加減が成功していました。素人の棒読みせりふを逆手に取った演出も見事です。中学生たちの人間関係の機微に、中学で演劇部をしている娘も違和感なく作品世界に溶け込めていました。めがねの女の子、背の高い女の子、頼りになる女の子、みんなみんな、とても素敵な作品でした。
『小さいおうち』は、山田洋次の新作。黒木華さんと松たか子さん主演ですから悪いわけはないでしょう。>悪いわけではないけれど、それじゃあ褒めようかっていうほどでもありません。山田監督ならこのぐらいは当たり前という程度です。死んだおばあさんが残した自叙伝ノートを振り返りながら物語りは進むのですが、いちばんの問題は、時制が三つに分裂しているって言うこと。まず話しの本題となるお祖母さんが若かった頃。お祖母さんと孫が会話を交わす少し昔。そしてお祖母さんが死んでしまった現在。ところが後ろの二つはストーリーを進めるために無理やり割り込んでいるようにしか見えません。そして、小さなおうちが焼けてしまった後日談は無駄じゃないでしょうか。恋人が生きていようが、息子が生きていようが本題には関係ないでしょう。それによって、たとえば息子の本当の父親がどうしたとかいう類の、大きな謎が解けるわけじゃないんだから。手紙の件はそこまでひっぱるほどの謎ではないし。本来なら帯の謎はもっと大きな謎であるべきなのですが、かえってあっさり説明されて肩透かし。小さなおうちの物語とするならば、もっとシンプルに倒叙法ではなく苦さを含んだ軽めのコメディとして語るべきだったのでは。もちろんそういうのが観たければお前作れよって話です。すんません。ただ、黒木さんと松さんは予想通りいいです。

そのあと図書館で予約していた2冊を受け取る。
江戸幕府と儒学者 - 林羅山・鵞峰・鳳岡三代の闘い
林羅山やその一門についてはうちにはない。「日本の思想文化」に何かあったかなという程度。
魚で始まる世界史: ニシンとタラとヨーロッパ
ユニークな視点からの世界史という意味では「コーヒーが廻り世界史が廻る」が近いのかな。

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