6月新刊補追中公新書
6月新刊のうち発表の遅れていた中公新書分から
◎中公新書「日清戦争」大谷 正
"実像"というからには、これまで抱いていたステレオタイプのイメージとは違うものを提示しているのでしょう。
ようするに中国は洋務運動が成果を挙げないうちに、明治維新で近代化した日本に負けたというやつです。
どうなんでしょうか。
◎中公新書「江戸幕府と儒学者 - 林羅山・鵞峰・鳳岡三代の闘い」揖斐 高
著者は江戸期漢文学の専門家ですから、日本思想史とは違った論点があるのかもしれません。
◎中公新書「ヒトラー演説 - 熱狂の真実」高田博行
あの演技じみた演説に熱狂する人の気が知れない、と笑ってばかりも入られない。
いまの日本だって(もちろんアメリカだってフランスだって)同じようなことはいつでもおきるはずだから。
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