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2014年6月11日 (水)

図書館で4冊

図書館に予約していた本の取り置き期限が切れそうなのに開館時間に行けそうもなかったので、妻に次の4冊を受け取りに行ってもらう。

潜伏キリシタン 江戸時代の禁教政策と民衆
神や仏に出会う時: 中世びとの信仰と絆
瞽女うた
神と肉: 日本の動物供犠

今回の4冊は、偶然なんだけど庶民信仰の視点から見た日本宗教史でもというべき著作が並んでいます。

「潜伏キリシタン」は、江戸期の隠れキリシタンを、隠れキリシタン=キリスト教という外観ではなく、江戸時代の庶民信仰としての実態から検証しようというものらしい。面白そう。
参考文献で手元にあるのは「神々の明治維新」だけ。ほかには「キリスト教と日本人」「仏教民俗学」ぐらいが関連しそう。
「神や仏…」は、古文書や文学作品、絵画などに表された中世の信仰を描いたもの。ただ日本史学界の伝統(?)で参考文献は本文中で表示される引用文献のみで、巻末にまとめてはいない。せめてあとがきに名前だけ登場する阿部謹也、網野善彦、塚本学の著作名ぐらい書いたって良さそうなものなのだけど。それが先学へのリスペクトであり、自分の立脚点の確認だと思うのですけど。
「瞽女うた」は、瞽女うたのレパートリーの変遷を楽譜を交えて民俗学的な興味にとどまらず音楽史的な視点から描いている辺りが新鮮。参考文献は充実していますけど私の書棚には縁がない。わずか「現代宗教〈2〉」に福島邦夫氏の"瞽女 盲人と境界性の一考察"という論考があるのみ。これは"瞽女の伝える芸能について…一切触れることができなかった"とあるように本書とは異なるアプローチで瞽女の信仰について著述したもの。
「神と肉」は、日本にも動物供犠が存在したことをさまざまな文献から明らかにしていく。こちらも参考文献が豊富。うちにあるのだけでも、「殺された女神」「新版 河童駒引考」「大地・農耕・女性」「神話学入門」「神話と国家」「中国の神話」「金枝篇一遍聖絵」「魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝」「古語拾遺」「古事記」「続日本紀」「神仙伝」「日本書紀」「日本霊異記」「風土記」と山盛り。

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