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2014年1月 4日 (土)

1月新刊

今年最初の新刊紹介です。

◎講談社ブル-バックス「分子からみた生物進化 DNAが明かす生物の歴史」宮田 隆
分子生物学では「生物進化を考える」「進化論が変わる―ダーウィンをゆるがす分子生物学」などがありますが、本書はどうでしょう。
理論よりも進化の結果を解説してくれるのか。

◎平凡社新書「男と女の江戸川柳」小栗清吾
まあ、暇つぶしに覗いてみるのにはいいかも。

◎平凡社新書「新京都学派: 知のフロンティアに挑んだ学者たち」柴山哲也
戦後京都大学人文科学研究所を中心にしたグループについて。
私の本棚にも彼らの著作がいくつかある。
藤枝 晃「文字の文化史
桑原武夫「日本の名著 15 新井白石」解説、訳に「百科全書」「社会契約論
中尾佐助「栽培植物と農耕の起源」「分類の発想」「続・照葉樹林文化
梅棹忠夫「モゴール族探検記」「文明の生態史観
梅原 猛「生命の海「空海」―仏教の思想〈9〉」「古代文明と環境
上山春平「仏教の思想
仏教の思想

◎平凡社新書「江戸の恋文: 言い寄る、口説く、ものにする」綿抜豊昭
新しい史料の紹介は何にせよネタにかかっているわけで、本書もおそらくは面白いのでしょう。

◎平凡社新書「戦国大名: 政策・統治・戦争」黒田基樹
うちにあるのでは「戦国時代」程度。著者の専門は戦国期の関東。詳しくは知りませんが、武田、北条の研究が進んでいるという印象があるのは、いい史料が残っているということなのでしょうか。
東国と西国じゃ戦国期の様相も違うようなのですが、本書はその辺も網羅しているのか気になるところ。

◎新潮新書「仏像鑑賞入門」島田裕巳
仏像について書いてあるのは「お釈迦さま百科」だけ。

◎文春新書「遊動論 柳田国男と山人」柄谷行人
柄谷さんと柳田国男。彼の著作で手元にあるのが「マルクスその可能性の中心」「内省と遡行」「探究(1)」とくれば腑に落ちませんが、さてどうでしょう。
山人といえば「柳田国男の読み方」あたりなのですが。

◎岩波現代文庫「ロック『市民政府論』を読む」松下圭一
市民政府論」は読んでいる。

◎岩波現代文庫「本の神話学」山口昌男
◎岩波現代文庫「歴史・祝祭・神話」山口昌男
両書とも中公文庫でうちにある。

◎岩波現代文庫「コロンブスからカストロまで――カリブ海域史、1492-1969(I)」E・ウィリアムズ
うちの本棚の「略奪の海カリブ―もうひとつのラテン・アメリカ史」も刺激的だったので、前から気になっている本。

◎ちくま学芸文庫「永久運動の夢」アーサー・オードヒューム
永久運動について関連するのは「パラノイア創造史」「桃源郷の機械学」ぐらいしかない。

◎ちくま学芸文庫「ビギナーズ 『資本論』」マイケル・ウェイン
わが家にある「資本論」関連本は「『資本論』の常識」「今こそマルクスを読み返す」。

◎ちくま学芸文庫「鎌倉仏教」佐藤弘夫
同じテーマなら家の書棚には「鎌倉新仏教の誕生」がある。

◎ちくま学芸文庫「中華人民共和国史十五講」王丹
中国現代史といってもうちにあるのは「人物現代史〈9〉毛沢東」「毛沢東五つの戦争―中国現代史論」と毛沢東ものだけ。

◎講談社学術文庫「富士山の自然史」貝塚爽平

◎講談社学術文庫「幻の東京オリンピック 1940年大会 招致から返上まで」橋本一夫
この辺のことは「皇紀・万博・オリンピック」にもある。

◎講談社学術文庫「鎌倉と京 武家政権と庶民世界 (講談社学術文庫)」五味文彦
同じ著者のものでは
中世のことばと絵」「藤原定家の時代
絵巻で読む中世
絵巻で読む中世」「源義経
を持っている。

◎講談社学術文庫「ローマ五賢帝 「輝ける世紀」の虚像と実像」南川高志
現代新書のオリジナルは持っている。

◎角川ソフィア文庫「日本文明とは何か」山折哲雄
山折さんの著作では
神と仏」「神と翁の民俗学
仏教とは何か」「仏教民俗学」がある。

◎角川ソフィア文庫「百万都市 江戸の生活」北原 進

◎河出文庫「皇帝銃殺: ハプスブルクの悲劇 メキシコ皇帝マクシミリアン一世伝」菊池良生
まるでサスペンスのようなタイトル。菊池氏の著作では「戦うハプスブルク家」「傭兵の二千年史」「神聖ローマ帝国」。

◎講談社メチエ「日本の戦争と宗教 1899-1945 (講談社選書メチエ)」小川原正道
うちにある戦争と宗教は「宗教弾圧を語る」。どうやら本書は戦争協力のほうらしい。

◎講談社メチエ「ベルクソン=時間と空間の哲学」中村 昇
フーコーの系譜学」はベルクソンが主役。

◎筑摩選書「〈生きた化石〉生命40億年史」リチャード・フォーティ
生きた化石と呼ばれる生物がいる。数度にわたる大絶滅の危機を生き延びた生物たちだ。
それらを通じて生命の歴史を解き明かす。

◎筑摩選書「江戸の朱子学」土田健次郎
江戸の思想史についてまとまった書籍はもっていない。朱子学で言うと新井白石、雨森芳洲についてあるぐらい。

◎歴史文化ライブラリー「戦乱の中の情報伝達: 使者がつなぐ中世京都と在地」酒井紀美
応仁の乱当時の地方と京の関係。

あまりぱっとしない年明けの新刊。
今月の目玉といえそうなのは、文庫の「コロンブスからカストロまで 1 」と「永久運動の夢」。
あとは新書の「遊動論 柳田国男と山人」も面白いかも。

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