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2013年10月27日 (日)

チェコ下院選挙

25~26日に行われたチェコの下院選挙の結果です。

下院の総議席数は200

CSSD(社会民主党) 50
ANO 2011     47
KSCM(ボヘミアモラビア共産党) 33
TOP09      26
ODS(市民民主党) 16
Usvit(直接民主主義の夜明け)14
KDU-CSL(キリスト教民主連合=チェコスロバキア人民党)14

ちなみに前回(2010)の結果は
CSSD 57
ODS 51
TOP09 41
KSCM 26
VV(公共) 25

さらに前々回(2006)は
ODS 81
CSSD 74
KSCM 26
KDU-CSL 13
Zeleni(緑の党) 6

毎回議会の構成政党に大きな違いがあります。
2010年の選挙ではKDU-CSLから分派した自由主義的な勢力が作った新党TOP09と人気キャスターの新党VVが躍進しています。
これらの政党は、ODSと連立政権を作ったものの、内部対立と汚職から崩壊、今回の選挙では大富豪の作った新党ANO 2011と日系実業家が作った新党Usvitが躍進し、前回台風の目となったVVは分裂し雲散霧消してしまいました。また、ODSの衰退ぶりも目を覆うばかりです。
ちなみに新党の"直接民主主義の夜明け"という党名は、現在議会による間接選挙で選ばれている大統領や市長を直接選ばせろという主張です。

地域的にみると、首都プラハでTOP09が第1党となっている以外は、ボヘミヤ中部から北部にかけてANO2011、ボヘミヤ南部からモラビア、シレジアにかけてはCSSDが第1党となっています。ほかにも、既成政党であるKSCMやKDU-CSLもCSSDと同じ傾向にあります。

選挙制度は、全国13州と首都プラハを選挙区とした比例代表制(ドント式)です。ただし全国で5%の票を獲得しないと議席は得られません。たとえば今回の選挙ではプラハ選挙区でZeleniは6.45%獲得しましたが全国では3.19%でしたので議席はありません。一方で、Zeleniより少ない3.19%のUsvitが1議席を獲得するという逆転現象がおきています。

今後の連立交渉は第1党のCSSDはKSCMと組んでも過半数には足りず、中道右派も新党は既成政党と組みにくいというジレンマがあるため、新政権は簡単に成立出来ないかもしれません。

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