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2013年10月31日 (木)

図書館で3冊

図書館で予約していた3冊を借りる。
渡来の古代史
海の武士団
シルクロードの古代都市

「渡来の古代史」は、わが家にも「日本神話の世界」「日本神話」と2冊の著書がある日本古代史の重鎮による古代史エッセイ。
渡来系氏族の系譜から漢字、道教、仏教、神話、古墳などとてんこ盛りの内容で、うちの書棚の関連しているものを挙げたらきりがなくなるほど。
そのなかから選ぶとすれば「古代朝鮮と日本文化」「日本の歴史〈3〉飛鳥の朝廷」「日本文化の歴史」「日本書紀の謎を解く」「日本国家の形成」「聖徳太子」「高松塚壁画古墳」あたりか。

「海の武士団」は、中世日本で活躍した、時に海賊と呼ばれ、時には水軍と呼ばれる武士集団の全体像を描こうという野心的な試み。
やや手を広げ過ぎているのではと心配な気もする。
参考文献に挙げられているのでは網野善彦の「日本論の視座」「増補 無縁・公界・楽」「日本とは何か 日本の歴史〈00〉」に「エゾの歴史」と「徳政令」。
たぶん「海から見た戦国日本」も無関係ではないはず。

「シルクロードの古代都市」は、アムダリア川流域の遺跡をから見た古代中央アジア史。
同じ著者による「シベリアに憑かれた人々」「」、訳書では「埋もれたシルクロード」は持っている。
私の蔵書では、内容的に「砂漠の文化」がもっとも近く、「中央アジアの歴史」「古代オリエントの宗教」が参考になりそう。

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2013年10月28日 (月)

追悼 岩谷時子

作詞家の岩谷時子さんが亡くなりました。97歳でした。

作詞家としては、宝塚から独立した越路吹雪の歌うシャンソン「愛の賛歌」や「サントワマミー」を訳詩することからスタートします。
60年代に入り、ポップスの訳詩に加えて、「恋のバカンス」(63)などザ・ピーナッツの作品がヒット。
さらに加山雄三「君といつまでも」(65)やピンキーとキラーズ「恋の季節」(69)のビッグヒットなど活躍しました。70年代に入っても「男の子女の子」(72)などデビューから郷ひろみの初期作品を手がけています。
世代的には異なるけれど、安井かずみとともに女流作詞家のさきがけとなりました。ふたりとも訳詩からその経歴をスタートしているあたりがミソです。新しい日本のポップスを担う才能は、それまでのレコード会社専属の作詞家とは異なるところから生まれてきたということです。
彼女の作品の魅力は『愛の讃歌~岩谷時子 作品集』につまっています。

私の手元にある彼女が作詩したシングル曲の音源は全部で87曲。作詞家のなかでは11番目に多い作品数です。
といってもそのうち4分の1にあたる22曲は加山雄三のベスト盤収録曲ですから、本当の意味では岩谷作品のファンとは言いがたいかもしれません。なんせシングル盤で持っているのは吉田真梨「恋人がいても」ぐらいですから。

私にとっての岩谷作品ベスト5を選ぶとすれば、時代順に
ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」
加山雄三「旅人よ」
沢田研二「君をのせて」
郷ひろみ「愛への出発」
大場久美子「追いかけないで」
あたりになります。
アイドルファンの私としては大場久美子ははずせないところですが、近年「君をのせて」は名曲だなあとつくづく感じています。誰かカバーしないかなあ。しないだろうなあ。

それにしても御長命でいらしたんですね。

合掌


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2013年10月27日 (日)

チェコ下院選挙

25~26日に行われたチェコの下院選挙の結果です。

下院の総議席数は200

CSSD(社会民主党) 50
ANO 2011     47
KSCM(ボヘミアモラビア共産党) 33
TOP09      26
ODS(市民民主党) 16
Usvit(直接民主主義の夜明け)14
KDU-CSL(キリスト教民主連合=チェコスロバキア人民党)14

ちなみに前回(2010)の結果は
CSSD 57
ODS 51
TOP09 41
KSCM 26
VV(公共) 25

さらに前々回(2006)は
ODS 81
CSSD 74
KSCM 26
KDU-CSL 13
Zeleni(緑の党) 6

毎回議会の構成政党に大きな違いがあります。
2010年の選挙ではKDU-CSLから分派した自由主義的な勢力が作った新党TOP09と人気キャスターの新党VVが躍進しています。
これらの政党は、ODSと連立政権を作ったものの、内部対立と汚職から崩壊、今回の選挙では大富豪の作った新党ANO 2011と日系実業家が作った新党Usvitが躍進し、前回台風の目となったVVは分裂し雲散霧消してしまいました。また、ODSの衰退ぶりも目を覆うばかりです。
ちなみに新党の"直接民主主義の夜明け"という党名は、現在議会による間接選挙で選ばれている大統領や市長を直接選ばせろという主張です。

地域的にみると、首都プラハでTOP09が第1党となっている以外は、ボヘミヤ中部から北部にかけてANO2011、ボヘミヤ南部からモラビア、シレジアにかけてはCSSDが第1党となっています。ほかにも、既成政党であるKSCMやKDU-CSLもCSSDと同じ傾向にあります。

選挙制度は、全国13州と首都プラハを選挙区とした比例代表制(ドント式)です。ただし全国で5%の票を獲得しないと議席は得られません。たとえば今回の選挙ではプラハ選挙区でZeleniは6.45%獲得しましたが全国では3.19%でしたので議席はありません。一方で、Zeleniより少ない3.19%のUsvitが1議席を獲得するという逆転現象がおきています。

今後の連立交渉は第1党のCSSDはKSCMと組んでも過半数には足りず、中道右派も新党は既成政党と組みにくいというジレンマがあるため、新政権は簡単に成立出来ないかもしれません。

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2013年10月23日 (水)

母を病院へ

昨日大宮の母親が顔を柱にぶつけて病院に行ったと、兄から連絡が入る。
昨晩は、兄が駆けつけて様子を見てきたという。それによると、脳のほうには影響はないものの顔面の内出血による腫れが結構ひどいらしい。
ただ母親が病院の説明を良く聞かないで帰ってしまったので、今日私が一緒に行くことになった。
午前中に行ってみると確かに顔には青い内出血が。いったいどんな勢いでぶつかったんだ。
病院まではタクシーで行く。
顔の腫れは蒸しタオルを当てていれば2週間ぐらいで治るといわれ、とりたてて治療の必要なし、まずは安心。
ブラブラ歩いていろいろ話しながら母親宅へ戻る。
最近、記憶がややあやしくなっているものの本人はいたって元気なつもり。
昼食をして部屋の片付けを手伝って帰宅する。

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2013年10月22日 (火)

追悼 連城三紀彦

小説家の連城三紀彦氏が亡くなりました。

といっても私は彼の小説は読んだことはなく、映画の原作者としてのみ認識しています。

彼の小説で映画化されているのは7作あり、そのうち4本を観ています。
もどり川
恋文
少女
うつつ

80年代前半の神代監督の2作が印象的。たぶん小説的にもこの頃が脂の乗っていた時期だったような気がします。
『もどり川』は「戻り川心中」が原作で当時テレビでもドラマ化され映画とは随分と違う作品に仕上がっていて驚いた記憶があります。
またこのうち『恋文』と奥田瑛二監督の『少女』は私の年間ベストテンに入っている。
大人の恋愛を描いた無頼派っぽいところがいい感じでした。

合掌


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2013年10月19日 (土)

図書館で4冊

いつもの貫井図書館で予約していた3冊を受け取り、ついでに開架から1冊を借りる。
予約していたのは
桃源郷
朱子学
江戸の妖怪革命」の3冊。
開架のは「万国博覧会の二十世紀

今日の4冊はどれも参考文献がない。たとえ新書版でも簡単でいいから関連する文献があると大いに有用であるのだが、そんなことは自分で調べろということなのだろうきっと。
唯一注のついていた「江戸の妖怪革命」で取り上げられていたもののうち、うちの書棚にあるのは、「ニューロマンサー」「江戸の本屋」「江戸名物評判記案内」「江戸の無意識」「怪物のルネサンス」「日本博物学史」「江戸の見世物」「酒呑童子の誕生」「文化人類学15の理論」「儀礼の過程
儀礼の過程」「化物屋敷」「ジオラマ論」「「こっくりさん」と「千里眼」」。ほかに「怨念の日本文化―妖怪篇」や「江戸のはやり神」あたりが関連していそう。

「桃源郷」は、中国の楽園思想を読み解くというもので、目次から察するに我が家にある「不老不死」「中国の隠遁思想」「庭園の世界史」「劇場都市」「桃花源とユートピア」「桃源郷の機械学」と繋がっているような。

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2013年10月18日 (金)

第37回山路ふみ子賞

第37回山路ふみ子賞が発表になりました。

映画賞 冨樫森監督『おしん』
女優賞 真木よう子『さよなら渓谷』
新人女優賞 濱田ここね『おしん』
社会賞 田中光敏監督『利休にたずねよ』
福祉賞 森崎東監督『ペコロスの母に会いに行く』
映画功労賞 仲代達矢

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2013年10月17日 (木)

第5回 TAMA映画賞発表

日本一早い映画賞、第5回 TAMA映画賞が発表になっていました。

最優秀作品賞
『さよなら渓谷』
横道世之介

特別賞
はじまりのみち
『恋の渦』

最優秀男優賞
松田龍平『舟を編む』『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』『北のカナリアたち

最優秀女優賞
真木よう子『さよなら渓谷』『そして父になる』『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』『つやのよる
吉高由里子『横道世之介』『真夏の方程式』

最優秀新進監督賞
中野量太監督『チチを撮りに』
白石和彌監督『凶悪』

最優秀新進男優賞
星野源『箱入り息子の恋』『地獄でなぜ悪い』『聖☆おにいさん』
池松壮亮『横道世之介』『上京ものがたり』

最優秀新進女優賞
黒木華『シャニダールの花』『舟を編む』『草原の椅子
刈谷友衣子『シャニダールの花』『中学生円山』『映画 鈴木先生


なかなかいい選択ではないでしょうか。

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2013年10月16日 (水)

久々のDVDレンタル

台風による雨風もたいしたこともなく過ぎ去り、久々に近所のレンタルショップで
脳男
図書館戦争
ペタル ダンス
の3作。
『脳男』は、二階堂さんが凄そうだからもしかして面白いかも。>コミック(アニメ)の「モンスター」みたいな話。でもこっちは子供っぽい。今の日本でああいう設定を納得させるにはもうひと工夫ふた工夫ないとだめでしょう。二階堂さんが何したいのかも良くわからず支離滅裂。
『図書館戦争』は、あまり高望みはしないけれど、図書館好きだしまかり間違ってと淡い期待。>上にも増してお子様向け。オリジナルなんて知らないんだからどう換骨奪胎しようとそんなことに興味はないんだが、榮倉さんのもっさりとしたアクションじゃ、どうしようもないでしょう。そんな話にしなきゃいいのに。
『ペタル ダンス』は、なんと言っても出演者が最高。宮崎あおいに忽那汐里、安藤サクラ、吹石一恵。どんなに他人の評判が低くても、私にとってこれで悪いはずがない…と思いたい。>石川監督相変わらずの脚本なし。このまえの『好きだ、』はあんまりひどかったけど、今回は前回よりストーリー性を加えてドラマチックに。好きですこういう雰囲気。忽那さんいいなあ。で、どうしたという気がするあたりで大好きとまではいかないのが残念だけど。舞台も北海道だし悪くないです。


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2013年10月12日 (土)

図書館で1冊

夕方、中村バスに買い物に行ったついでに図書館で予約をしていた本を受け取る。
ゴーレムの生命論」。
ユダヤ教の伝説にある人造人間ゴーレムから、ips細胞にいたる生命倫理について論じたもの。
別に生命倫理について読みたいわけじゃなく、ゴーレムについて知りたかっただけ。

多数挙げられている参考文献のうち手元にあるのが、
神の国 四
動物誌
怪物のルネサンス
黒い聖母と悪魔の謎
魔術の帝国
ニューロマンサー
ファウスト
フランケンシュタイン
ロボット(R.U.R)
山椒魚戦争
幻獣辞典
ボマルツォの怪物」。
読んだことがあるのは「動物農場」。
映画では『2001年宇宙の旅
エイリアン2

手元のもので、他に多少なりともゴーレムに関するものは
幻獣の話
オカルト
自動人形に関するものでは
古代憧憬と機械信仰
ユートピアと文明

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2013年10月11日 (金)

『風立ちぬ』

30年来の友人に誘われて『風立ちぬ』を観る。
庵野さんの声優のこととか、ゼロ戦を扱うこととか、世評いろいろあって気にはなっていたが、そんなことは全然ない。これまででいちばん宮崎さんの個人的な思いが込められた作品でしょう。
とくに夢の世界の飛行機満載の前半は面白い。
ただ、美しい飛行機のメタファー(?)としての菜穂子さんの話は「生きねば」というキャッチフレーズ通りのいささか直球過ぎる気がする。
一方で乗り物映画だなこれは。
飛行機は無論のこと、8620や9600などの蒸気機関車、アプト式電気機関車、名古屋市電、小田急線(多分)、帆船、蒸気船、一銭蒸気、そして牛(!)。SL王国北海道出身の私としては嬉しい限り。

ちなみにわが友人は、これで9回目の『風立ちぬ』。
最初に見て感動した彼は、2回目からは知り合いを誘っては観ているという。
ほとんど布教活動だ。


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2013年10月10日 (木)

追悼 中西隆三

脚本家の中西隆三氏が亡くなりました。

61年に日活の専属ライターとしてデビュー。
72年に日活のロマンポルノ化を機にフリーに。
以後東映、東宝、テレビで活躍。

携わった映画作品は66本。そのうち57本が日活時代。
私が観てるのは、沢村和子とピーターパンのファンタスティックなオルガンプレイを残しておいてくれたというだけで忘れられない『野良猫ロック マシン・アニマル』と、かぐや姫のヒット曲を東宝青春映画的に解釈して藤田敏八の『赤ちょうちん』に完敗した『神田川』と、ともに音楽映画。
おそらくは中西隆三の代表作とはいえない2本のみ。

あまり誉められた観客ではないけれど。

合掌

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2013年10月 7日 (月)

10月新刊(中央公論新社分)

いつものように間に合わなかった中央公論新社の10月新刊から。

新書では
◎「ガリレオ――望遠鏡が発見した宇宙
ガリレオの天体観測を追体験する意欲的な1冊。
ガリレオの著作でうちにあるのは「星界の報告」。
ガリレオの伝記では「ガリレオ」。
望遠鏡については「科学の考古学」「近代の小道具たち」。
著者の伊藤和行はルネサンス科学史・思想史が専門だけど、うちにあるのは共訳の「哲学的建築」だけ。

文庫では
◎「兵器と戦術の世界史
たぶん「軍事思想史入門」や「戦争学」に通じているんでしょう。

◎「ジャック白井と国際旅団 - スペイン内戦を戦った日本人
スペイン内戦全体についてはクセジュの「スペイン内戦」があり、自身も義勇兵として参加したジョージ・オーウェルの「カタロニア讃歌」は人民政府の内部抗争を描いてあまりに痛ましい。

なかでは「ガリレオ」はぜひ読みたい。

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2013年10月 4日 (金)

図書館で5冊

貫井図書館で予約していた5冊を受け取る。

太古の光景
『平家物語』の再誕
朝鮮人のみた中世日本
古代ギリシアの精神
言語学の教室

「太古の光景」は、人間が存在しない時代の光景がいかに描かれてきたかを論じたもの。
図鑑の博物誌」を始めとする荒俣さんの諸作に通じるものがありそうな感じ。
参考文献を眺めたら私の書棚の「ナチュラリストの誕生」「博物学の黄金時代」「ワンダフル・ライフ」があった。
「『平家物語』の再誕」。平家物語についてなら「平家物語―「語り」のテクスト」とかあるけれど、明治以降平家物語が国家主義的に読み替えられてきたというような話なら、「桃太郎の運命」みたいなものかも。
「朝鮮人のみた中世日本」は、おそらく「中世倭人伝」が近そう。
「古代ギリシアの精神」は、専門はニーチェとかスピノザの人みたい。そんな人がアリストテレスでいろいろ考えてみたというエッセイ。はずしたかな。
「言語学の教室」。認知言語学は分からないが、参考文献にお気に入りの「言語を生みだす本能」が挙がっているから面白いかも。

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2013年10月 1日 (火)

「ロシア・アヴァンギャルド」

久しぶりにBOOKOFFで1冊。
岩波新書の「ロシア・アヴァンギャルド」。
亀山郁夫の著書でうちにあるのは、最近の「『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する」「ドストエフスキー―謎とちから」だけ。ドストエフスキーの新訳も持っていない。
ロシア文化史については「現代ロシアの文芸復興」は現代を扱っていながら革命期とも繋がっている。ちょっと違うけど「裏切られた革命」にも同じ時代の空気は感じられるかも。

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10月の新刊

10月新刊から気になる新書文庫選書をピックアップ。私の蔵書とリンクさせてみました。

<新書>
◎ちくま新書「大坂の非人: 乞食・四天王寺・転びキリシタン」塚田 孝
大坂が江戸の違いについては大いに気になるところ。
たとえば「身分差別社会の真実」なんかは江戸中心。「仏教民俗学」あたりも関わっていそう。

◎ちくま新書「地図で読み解く日本の戦争」竹内正浩
日本の戦争という言葉からは日清戦争以降の対外戦争、もう少し広げても維新以降の戊辰戦争、西南戦争あたりを思うのですが、内容はどうなんでしょうか。戦国時代とかだと合戦っていうような。

<文庫>
◎ちくま学芸文庫「歴史 上」トゥキュディデス
◎ちくま学芸文庫「歴史 下」トゥキュディデス
同じタイトルならヘロドトスのはあるけれどトゥキュディデスは持ってない。

◎ちくま学芸文庫「幾何学」ルネ・デカルト
デカルトでは「方法序説」しかない。デカルトの数学については「魔術から数学へ」で触れている。

◎ちくま学芸文庫「近代日本とアジア: 明治・思想の実像」坂野潤治
脱亜論とアジア主義の対立という構図を批判するといわれても・・・。
なんとなく関連するのが「日本文明と近代西洋」「近代アジア精神史の試み」あたり。

◎講談社文庫「パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い」黒岩比佐子
残念ながら堺利彦については通り一遍以下の知識しかない。しかし世評の高かった本書の文庫化を喜びたい。

◎講談社学術文庫「記号論2 」ウンベルト・エーコ
先月の続きですね。

◎講談社学術文庫「イザベラ・バード 旅に生きた英国婦人」パット・バー
イザベラ・バードの日本紀行」はある。

◎講談社学術文庫「往生要集を読む」中村 元
むろん「日本仏教史入門」なんていう教科書的な本に源信の浄土思想は登場する。

◎講談社学術文庫「物語の中世 神話・説話・民話の歴史学」保立道久
うちにある「平安王朝」の著者です。
桃太郎の母」とか「説話の森」「鬼の宇宙誌」「新編・鬼の玉手箱」「民話の思想」等々、説話・民話についてはいろいろ持っている。

◎角川ソフィア文庫「科学するブッダ 犀の角たち」佐々木閑
スッタニパータ」でシャカはよく"犀の角のように歩め"と説いています。先頭に立ってたった一人で孤独に歩めということ。それが科学と?

◎角川ソフィア文庫「日本人とキリスト教」井上章一
オリジナルの講談社現代新書は持っている。あんまりピンとはこなかった。

◎角川ソフィア文庫「聖地感覚」鎌田東二
同じ著者では「身体の宇宙誌」はある。
日本の聖地というと「日本魔界案内」「死の国・熊野」ぐらいかな。

◎角川ソフィア文庫「パリ、娼婦の街 シャンゼリゼ」鹿島 茂
◎角川ソフィア文庫「パリ、娼婦の館 メゾンクローズ」鹿島 茂
多作でしかも私好みのテーマが多い鹿島氏なのに「デパートを発明した夫婦」しか書棚にない。

◎河出文庫「軍師 黒田如水」童門冬二
大河の便乗でしょうか。

◎ハヤカワ文庫「ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト: 最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅」ニール・シュービン
陸上動物への進化については「手足を持った魚たち」がある。

<選書>
◎講談社メチエ「「福音書」解読」溝田悟士
イエスについては本書とは違う観点ですけど「治癒神イエスの誕生」「イエスとは誰か」あたりでどうでしょう。

◎講談社メチエ「文明と教養の〈政治〉 近代デモクラシー以前の政治思想」木村俊道
政治家の誕生」「十八世紀イギリス思想史〈下〉」ぐらいが本書の扱うあたりかも。

◎筑摩選書「北のはやり歌」赤坂憲雄
流行歌には北をテーマにしたものが南をテーマにしたものより圧倒的に多い。という話をいろいろ薀蓄を絡めて論じるんでしょう。どこかで聞いたことのあるような話なので、あとは料理の仕方にかかっている。

◎河出ブックス「現代経済学のエッセンス: 初歩から最新理論まで」川越敏司
うちの本棚のわずかな経済学関係というと「経済学入門」「経済学の考え方」あたりかも。

◎河出ブックス「宗教と学校」橘木俊詔
たとえばミッションスクールについてだと「女学校と女学生」にもある。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「琉球国の滅亡とハワイ移民」鳥越皓之
ハワイのことは「イメージの「楽園」」ぐらいかな。

何でしょう。この不作ぶりは。とくに新書は、岩波、講談社のラインナップが私の興味にかすりもせず、お手上げ状態です。まだ予定の出ていない中公に期待しましょう。
そのなかでかろうじて文庫の「パンとペン」「物語の中世」が気になるところです。

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