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2013年9月 9日 (月)

オーストラリア総選挙

オーストラリア総選挙があり与党労働党の歴史的大敗により政権交代と報じられていますが、最終結果はまだ出ていないようです。

報道機関によって異なりますが、
公共テレビABCによると確定しているのは
労働党が50議席、保守連合81議席、緑の党1議席、その他2議席。
そして最終予測は労働57、保守連合89、緑の党1、その他3となっています。

前回の議席は労働71、保守連合72(自由党44、自由国民党20、国民党6、西オーストラリア国民党1、地方自由党1)、緑の党1、その他(無所属も含む)6ですから、労働党がー14、保守連合+17、その他-3ということになります。

州別の獲得議席(数字は労働党、保守連合の順)
オーストラリア首都特別地域 2 0
西オーストラリア州 3 12
ビクトリア州 19 17 緑1
クイーンズランド州 7 22 他1
南オーストラリア州 5 6
タスマニア州 1 3 他1
ニューサウスウェールズ州 19 29
ノーザンテリトリー 2 0
(なぜか同じABCなのに州別と全体の党派別の数字が違う)

もう少し細かく見るとシドニー、メルボルン、アデレード、ブリスベン、パースなどの大都市はほとんど労働党が取っており、今回の与野党逆転は、その近郊での労働党から保守連合への議席の移動がもたらしたものといえるようだ。
だから、労働党の歴史的敗北といっても、日本人が行くような都市部に限って言えばそこの住民の多くは労働党支持なわけで、自民から民主へそして民主から自民へと全とっかえするようなどこぞの有権者とはわけが違う。

もうひとつオーストラリアの選挙制度の大きな特徴はヘア=クラーク制と呼ばれる優先順位連記投票型小選挙区制です。アイルランドの単記移譲式投票と似ていますが、アイルランドが中選挙区なのに対してこちらは小選挙区です。小選挙区の移譲式の移譲式はめずらしいようです。


選管から確定議席が発表になったようです。

労働党 57
保守連合 88
緑の党 1
その他 4
合計 150


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コメント

解説ありがとうございます。
『小選挙区の移譲式の移譲式はめずらしいようです。』について、

単記移譲式は、定数が複数の場合に使用する事が多い用語なので、
定数1の場合は、
優先順位記述投票、優先順位付投票、順位指定投票制、
選択投票制(the alternative vote)、
即時決選投票(IRV) [Instant runoff voting] (決戦と書いている場合もある)、
小選挙区・絶対多数決制・優先順位付投票式、
Ranked Choice Voting 、Ranked Voting 、Preferential Voting などと言われています。

投稿: 誠司 | 2013年9月21日 (土) 00時38分

恥ずかしい『小選挙区の移譲式の移譲式はめずらしいようです。』って"の移譲式"がダブってます。同じ選挙制度にこんなに名称があるんですね。それだけ知られていないってことなんでしょうか。私のような選挙好きには面白い制度ですが、日本のマスコミなんかじゃ分かりにくいと言われそうです。

投稿: 眠鳥 | 2013年9月21日 (土) 16時14分

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