« 2012年4月 | トップページ | 2012年6月 »

2012年5月30日 (水)

新藤兼人逝去

映画監督の新藤兼人さんが亡くなりました。
日本最高齢の現役監督であり脚本家であったただけにその作品数は膨大。
日本映画データベースによれば、
監督作品は46本でそのうち19本がキネ旬のベストテンに入り、3本(『ある監督の生涯』『午後の遺言状』『一枚のハガキ』)が1位に輝いている。
また、手掛けた脚本作品はなんと217本。
そのうち私が観ている監督作品は11本
悪党
『鉄輪』
讃歌

ある映画監督の生涯
『地平線』
墨東綺譚
午後の遺言状
三文役者
ふくろう
一枚のハガキ

脚本作品は監督作品を除けば20本
お嬢さん乾杯!
女の勲章
斬る
しとやかな獣
刺青
けんかえれじい
華岡青洲の妻
『混血児リカ』
『混血児リカ・ひとりゆくさすらい旅』
『混血児リカ・ハマぐれ子守唄』
昭和枯れすすき
『危険な関係』
事件
配達されない三通の手紙
地震列島
積木くずし
映画女優
遠き落日
『おもちゃ』
完全なる飼育

監督作品では、『悪党』がいちばんかな。
キネ旬で1位になった『ある映画監督の生涯』などは、溝口知らずの私にはちっともピンと来ず、
それ以降の後期作品はテーマが前面に出すぎてすぎていささか堅苦しい。
それに比べると、脚本家としてデビューしているだけに、脚本はまさにプロの仕事。
基本にのっとって構成のしっかりした脚本作りで『混血児リカ』もやれば『積木くずし』もやる。
なかでは増村保造、野村芳太郎作品がお気に入り。
ただし、監督作品では観ているのは全体の4分の1程度。
監督第1作の『愛妻物語』をはじめ『裸の島』も『竹山ひとり旅も観ていない。
脚本作品にいたっては量産していた50年代~60年代前半の作品はほとんど観ていないので決していい観客とはいえないな。

合掌

おまけにキネ旬ベストテン入り監督作品リスト。

1951年第10位『愛妻物語』
1953年第10位『縮図
1959年第8位『第五福竜丸
1960年第6位『裸の島』
1962年第6位『人間
1963年第8位『
1965年第9位『悪党』
1966年第7位『本能』
1969年第4位『かげろう』
1970年第10位『裸の十九才
1974年第6位『わが道
1975年第1位『ある映画監督の生涯 溝口健二の記録』
1977年第2位『竹山ひとり旅』
1981年第8位『北斎漫画
1988年第7位『さくら隊散る
1992年第9位『墨東綺譚』
1995年第1位『午後の遺言状』
2000年第6位『三文役者』
2011年第1位『一枚のハガキ』

もひとつおまけにキネ旬ベストテン入り脚本作品(監督作品は除く)
1946年第4位『待ちぼうけの女』
1947年第1位『安城家の舞踏會
1948年第5位『わが生涯のかがやける日
1949年第6位『お嬢さん乾杯』
1949年第9位『森の石松』
1951年第3位『偽れる盛装
1951年第7位『源氏物語
1958年第6位『夜の鼓
1963年第6位『しとやかな獣』
1964年第7位『傷だらけの山河
1967年第5位『華岡青洲の妻』
1972年第2位『軍旗はためく下に
1978年第4位『事件』
1987年第5位『映画女優』
(抜けがあってもご容赦を)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012年5月29日 (火)

図書館で2冊

銀行でもろもろ手続きをしたのち、貫井の図書館へ。
大量に返したあとで、読み終えていなかった「わたしの名は赤」の下巻を借り直し、あと2冊借りる。
「菅原伝授手習鑑」精読――歌舞伎と天皇」と「アルジェリア戦争」。

「「菅原伝授手習鑑」精読」は、歌舞伎の演目から天皇像を探ろうとするもの。
歌舞伎の歴史」はもちろんのこと、「蘇る中世の英雄たち」も「菅原伝授…」を扱っているほか、北野天神縁起については「神々の変貌」、八瀬童子については「ミカドの肖像」、「八犬伝の世界」も参考文献に挙げられているし、土師氏については「日本古代の氏族と天皇」など我が家の書棚にも多く関連している。歌舞伎は見たことがないけれど気になるところです。
一方の「アルジェリア戦争」は、そんなに多くない。
現代アフリカ入門 (岩波新書)」「新書アフリカ史 (講談社現代新書)」がもっとも関連しているけれど、あとはカミュの「ペスト」の舞台がアルジェリアだとか、アンリ・デュナンがアルジェリアで農場経営を行ったとか、植民地としてのアルジェリアばかり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月27日 (日)

ユニクロ

この一週間とりたてて事件もないし、空いた時間はサイトの書き直しに(CSS化を目指しているのだけれど、内容は昔のままという非生産的な作業)潰れていたので、日記を休んでいました。

暑い。日差しが強くてまるで真夏みたい。
大泉学園のユニクロに。創業祭とかでセール中(ま、いつも何かやっているような気もするが)
私は、新しいズボンを1本(といってもいつもと代わり映えしないベージュのツータック)。
子供たちには夏用のいくつか。
などなどを買う。

そのあとozの無印や地下で食材を買ったり、隣りのロッテリアでひと休みをしたり、なんだかんだで帰宅。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月21日 (月)

百均のおまけで金環観測

今日は金環日食。

子供たちは観測のために7時前に学校へ行ってしまったので、妻とふたりでうちの前の廊下で観測。
妻が準備していた2本の観測用のグラスは子供たちが学校へ持っていってしまう。

昨日になってもうひとつ観測用のグラスをと思ったが時すでに遅し。
近所の文房具店、書店やコンビニ、眼鏡屋どこにいっても売切れ。
ダメでもともとと100円ショップに入ってみたら、なんとその店手作りのグラス(というよりも日蝕観測プレートを小さく切って厚紙に貼り付けたもの)をオマケにくれるという。ラッキーというわけでそれ目当てに105円のお買い物。

我々はその100円ショップのおまけで観測。
しっかりと金環を見ることが出来た。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月20日 (日)

5月の新刊新書・文庫・選書

5月の新刊新書・文庫・選書から気になるものを、私の蔵書とリンクして紹介します。

<新書>
○岩波新書「論語入門」井波律子
最近「論語 - 真意を読む」を読んだばかり。
井波さんはうちにある本は「読切り三国志」「酒池肉林」「三国志演義」「中国の五大小説」と、物語ばかりだからきっと違う論点なんでしょう。

○岩波ジュニア新書「人類の歴史を変えた8つのできごとII―民主主義・報道機関・産業革命・原子爆弾編」眞 淳平
先月の続き。今度は近現代のものばかり。

○中公新書「魏志倭人伝の謎を解く - 三国志から見る邪馬台国」渡邉義浩
今度は三国志から邪馬台国に迫る。邪馬台国のことが記述されているのが魏志東夷伝なわけだから当然。
うちには「魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝」があるけど、多分、これだけじゃなく三国志全体のなかの魏志倭国伝という論点なんじゃないかな。

○中公新書「桂太郎 - 外に帝国主義、内に立憲主義」千葉 功
桂太郎というと井上光貞の祖父というどうでもいい知識以外、長州閥の大物という良くないイメージしかないが、何か覆すものなのでしょうか。

○ちくま新書「宮中からみる日本近代史」茶谷誠一
こっちは桂太郎と政権を争った西園寺公望をはじめとするの天皇側近たちの話。
こっちのほうが面白そう。

○ちくま新書「ヒトは一二〇歳まで生きられる: 寿命の分子生物学」杉本正信
生物学の啓蒙書はどれもいちおう気になる。

○平凡社新書「イスラームの善と悪 善悪判断実用集」水谷 周
イスラム教入門」「イスラーム文化」あたりが関連しそうだが、より実践的な価値基準について書かれているようだ。

○平凡社新書「緒方竹虎とCIA」吉田則昭
自民党結党にあたってのアメリカの謀略と保守政治家の関係というテーマ。
おそらくは、再軍備化や原子力政策とも関係しているはず。

○角川ワンテーマ21「女王、エリザベスの治世 先進国の王政記」小林章夫
即位60年を祝ったばかりのエリザベス2世。戦後イギリスの王室のあり方を概観。
小林氏は、私でも「イギリス貴族」「パブ・大英帝国の社交場」「コーヒー・ハウス」と3冊も手元にあるイギリス文化の専門家。間違いはない。

○新潮新書「黄金の日本史」加藤 廣
著者は歴史小説家。眉に唾して読めば楽しいかも。

○集英社新書「武蔵と柳生新陰流」赤羽根龍夫
あまり建設的な話題は見えてきそうにないのだが、さて。

<文庫>
○岩波文庫「ローマ諷刺詩集」ペルシウス、ユウェナーリス
時代はネロから五賢帝とローマ帝国の絶頂期。下の「トリマルキオの饗宴」と同時代。

○講談社学術文庫「ヘーゲル「精神現象学」入門」加藤尚武編
ヘーゲルでは「歴史哲学」以外面白いと思ったことはない。
まったく同じタイトルの「ヘ-ゲル『精神現象学』入門」はあるが、ピンとこなかった。
著者の本では、お手軽な「20世紀の思想」しか持っていない。多分読まないなこれは。

○講談社学術文庫「逸楽と飽食の古代ローマ―『トリマルキオの饗宴』を読む」青柳正規
オリジナルの中公新書は書棚にある。
小説の進行とともに、ローマ帝国の社会から経済までが見えてくるという構成で、これはめっぽう面白い。
同じ著者の「皇帝たちの都ローマ」とともに、中公新書らしい重厚な傑作。

○講談社学術文庫「愚管抄 全現代語訳」大隅和雄訳/慈円著
日本の歴史書として必ず挙げられる。でも、読むか微妙なところ。

○講談社学術文庫「大いなる小屋 江戸歌舞伎の祝祭空間」服部幸雄
江戸歌舞伎については「歌舞伎の歴史」か「江戸の見世物」「四谷怪談」「鶴屋南北」。

○ちくま学芸文庫「間主観性の現象学 その方」エトムント・フッサール
現象学の本家といっても辞書的な意味でいちおう名前は知っているという程度のフッサールの本邦初訳。

○ちくま学芸文庫「今昔東海道独案内 東篇: 日本橋より浜松へ」今井金吾
○ちくま学芸文庫「今昔東海道独案内 西篇: 浜松より京都へ・伊勢参宮街道」今井金吾
これは面白いに決まっている。
うちの本では「江戸の旅」ぐらいかな。

○ちくま学芸文庫「和訳 聊斎志異」蒲 松齢/柴田天馬 訳
中国の怪異小説集の翻訳だが、この和訳自体がすでに歴史的な存在となっているということらしい。

○河出文庫「「声」の資本主義 ーー電話・ラジオ・蓄音機の社会史」吉見俊哉
多分「図説 発明狂の時代」と関連しているんでしょう。
同じ著者の本では「博覧会の政治学」が秀逸。

○角川ソフィア文庫「東条英機と阿片の闇」太田尚樹
軍部とアヘンの関係なら「日中アヘン戦争」がある。

○角川ソフィア文庫「はじめたばかりの浄土真宗」内田 樹、釈 徹宗
宗教史の概説以外で真宗関連は「蓮如」ぐらい。
いまさら読まないと思うけど。

○平凡社ライブラリー「職人歌合」網野善彦
網野氏の著作は結構持っているけど本書にいちばん関連するのは、「日本中世の民衆像―平民と職人」かな。

○平凡社ライブラリー「虫を食べる人びと」三橋 淳
食と文化の謎」には“昆虫栄養学”という章がある。

<選書>
○講談社メチエ「戦前昭和の国家構想」井上寿一
筆者は、戦前戦後の連続性を主張している「正論」御用達の保守派。
戦前の右翼、左翼思想がどのような国家を描いていたか。という内容らしい。

○角川選書「後鳥羽上皇 新古今集はなにを語るか」五味文彦
五味氏の著作は「中世のことばと絵」「藤原定家の時代」「絵巻で読む中世」「源義経」の4冊が手元にある。

○吉川弘文館歴史文化ライブラリー「荒ぶるスサノヲ、七変化: 〈中世神話〉の世界」斎藤英喜
スサノオといっても記紀のそれではなく、中世では牛頭天王や閻魔大王などさまざまな外来神と同一視され信仰されてきたという。
わが書棚では「中世神話」や「日本魔界案内」あたりが近そう。

○吉川弘文館歴史文化ライブラリー「平安京の災害史」北村優季
飢饉、洪水、疫病、地震など平安の都を襲う災害がいかに都の形を変えたのか。
面白そう。

今月は不作。
新書にこれゾといった目玉がなく、文庫で「「声」の資本主義」「職人歌合」選書で「荒ぶるスサノヲ」かな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月18日 (金)

開校記念日

小学校の開校記念日で子供たちは休み。
平日にうちにいられると調子が狂ってしまう。

深夜から未明の強い雨も朝には上がる。
夕方にはまた一雨来るという。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月16日 (水)

レンタル2本と図書館で5冊

朝からいい天気。気温もどんどん上がる。

いつものレンタルショップの新作半額デーで萌芽を2本。
ツレがうつになりまして。』と『惑星のかけら』。
『ツレうつ』は、宮崎さんが悪いはずはないのだが、なんせ監督が生真面目な(?)佐々部さん。軽いタッチにはならないだろうなあ。>予想通りだよ。最後の講演会はいらないよなあ。あれで台無し。ドキュメンタリーじゃないんだからドラマとして(決着つかないという決着も含めて)決着つけてほしい。
宮崎さんは『神様のカルテ』と似たタイプ。ってかちょっとはまりすぎで、もう少し冒険がほしい。
『惑星…』は、よく分からないけど監督が女性だし大穴だな。>映像も粗いし話も女の子がストーカーに付いて渋谷の街をうろつくというだけ。でもいいんだなあ、こういうグダグダ感は。女の子の身の上話とか、やや説明をつけ過ぎる気もするけれど、作品の中の彼女は生きていた。ベストテンに入れようか悩ましい作品(いまのところ矢崎監督らしい緻密な映像ながら理に落ちすぎた『不倫純愛』を10位にしているけれど)。
最近、期待はずれが多いからそろそろ昨年のベストテンをひっくり返すような作品に出会いたいものです。

そのあとSEIYUで朝食の材料を買い、図書館によって予約していた5冊を受け取る。
西洋哲学史 4」「論語-真意を読む」「マリヴォー研究」「アルファフリー イスラームの君主論と諸王朝史〈1〉〈2〉
「西洋哲学史」は分かる人が読めば価値があるのだろうが、「1」と「2」にいまいちピンとこないまままた借りてしまった。
「論語」は、近年発見されている竹簡資料に基づいた新たな知見が披露されているとのことなので、既存の論語観を覆してくれるのか楽しみ。
「マリヴォー研究」は18世紀フランスの劇作家にして小説家マリヴォーのこと。
彼のユートピア3部作と呼ばれる戯曲の原題&発表年を確認するために予約したんだと思うが、目次にそれらしき言葉はない。
「アルファフリー」。まったく知らないが東洋文庫のページを眺めていて読んでみようかと。
君主論というからヨーロッパでいう“君主の鑑”みたいなものでしょうか。
関連するのは、イスラム王朝史という点ではイブン=ハルドゥーン「歴史序説 (1) (2)〈3〉〈4〉」、“君主の鑑”ならトマス・アクィナス「君主の統治について」かな。

あとで高野台のBOOKOFFを覗いてみたが成果なし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月15日 (火)

保護者会

今日のテーマは、6年の移動教室。
今年の移動教室は、6月19日から練馬区の青少年宿泊施設のある長野県上田市の武石に3泊4日で行く。
昔の物見遊山の修学旅行とは違い、山に登ったり、美術館や博物館や古墳を見学したりと、真面目なもの。
そうはいっても、親から離れて友だちと一緒に泊まるというのは興奮するものでしょう。

昨年(5年)にも、2泊3日の伊豆での移動教室を体験しているから、注意事項や持ち物などの説明も簡単に済ませててきぱきと終了。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月13日 (日)

赤ちゃん

妻の弟に待望の第1子が生まれたので、お祝いに新井薬師近くの産院へ行く。
先に着いていた妻の両親と病室で落ち合う。
2850gと小さめだけど目鼻立ちの整ったかわいい女の子。
お母さんも元気そうで何より。
大勢で押し掛けたせいか、ずっと寝っぱなし。
時々起きそうになって薄目を開けてもすぐつぶって寝てしまう。

体重は上の子のときと同じぐらいだけど、うちの子はもっと頼りなげだったなあ、とか、彼女も(両親以外の)知らない人が来ると寝たふりして、帰ると泣き出したなあ、などと思い出してしまった。

お母さんが疲れちゃいけないので、早々に切り上げて近くのハンバーガーショップでひと休み。
そこで妻の両親と別れて、商店街をブラブラ。
ゲームセンターで、タイガー&バニーのくじを引いて、昼食をとって、帰宅。

徹夜明けだったので膝がガクガクしてきた。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月 9日 (水)

図書館で2冊

図書館で予約していた2冊を受け取る。
ダニエル・デフォーの世界」と「〈身売り〉の日本史」。
前者は、「ロビンソン・クルーソー」を書いた小説家ではなく、政治パンフレットを発行したジャーナリスト、情報屋としてのデファーの姿を詳細に描いたもの。
デフォーの著作では「ロビンソン・クルーソー〈上〉〈下〉」のほか「ペスト」は持っている。
デフォーについては「奇想天外・英文学講義」で触れられているほかは、
植民地幻想」「ロビンソンの砦」あたりのロビンソン・クルーソー論。
後者は、日本の人身売買についての通史というよりも、戦国から江戸への時代の転換を述べたもの(のよう)。
戦国時代における人取りや奴隷貿易の存在などは読んでいたが、うちの書架に直接触れたものはなさそう。
少しは関連ありそうなものでは、中世の人買いについて「さんせう太夫考」、武家の奉公人について「秀吉の経済感覚」、年季奉公について「子守り唄の誕生」ぐらいかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月 7日 (月)

選挙3題

6日に行われた選挙結果を3つ。
フランス大統領選挙、ギリシア総選挙。セルビア大統領&国民議会選挙。

フランス大統領選挙は第2回投票。
事前の世論調査どおりオランドの勝利。
リベラシオンを見ると、第2回投票でサルコジ、オランドどちらがどの県を制したか一目瞭然。
第1回投票での首位候補との比較も出来て興味深い。
第1回と首位が入れ替わったのは、サルコジからオランドへ3県(アンドル=エ=ロワール、オート=アルプ、アルプ=ド=オート=プロヴァンス)。オランドからサルコジへ2県(セーヌ=エ=マルヌ、オート=ソーヌ)。ルペンからサルコジへ1県(ガール)。初回で上位2者がそれぞれ30%にも達せず他の候補への票が50%近くあったことを思えば、意外と首位が入れ替わる県が少ないと言えそう。しかもほとんどが僅差というのもすごい。
まあ、政策的に選択の幅がさほどないというのはどこの国でも同じことだから、オランドもどこぞの国の政権交代のように早晩国民から見放されるか。それともユーロの維持と景気回復を両立できるマジックがあるか見もの。
いや、こういう問題設定自体マスコミの論調に踊らされているのかも。

ギリシア総選挙の結果。

  政党         得票率 得票数 議席数(前回)
新民主主義党       18.85 1191648  108(91)
急進左翼連合       16.78 1060869  52(13)
全ギリシア社会主義運動 13.18 833187  41(160)
独立ギリシア        10.6  670368  33(0)
ギリシア共産党       8.48 535924  26(21)
黄金の夜明け        6.97 440761  21(0)
左派民主党         6.11 385982  19(0)
国民正統派運動      2.9  183433 0(15)

なんで得票率16.78%で52議席なのに、18.85%で108議席なのかというと、地区別の比例代表制だと多数派が形成されにくいためなのか第1党に無条件で50議席与えられる。という制度のため。
力の拮抗した2大政党があるという前提の制度といえるでしょう。
ところが今回は単純に得票数に比例していれば新民主主義党は58議席に過ぎない。
与党は251/300から149/300と過半数を割ってしまった。
現在の与党というのはEUの救済案を呑むための挙国一致内閣のようなもので、日本で言えば民主と自民・公明が連立を組んだのに、合わせても過半数取れずに、みんなの党(維新でもいいけど)や共産や社民が躍進したようなもの。かなり衝撃的な結果です。狂信的右翼の黄金の夜明けまで議席を獲得しています。
ちなみに、地域的に見れば、アテネ、テッサロニキ、ピレウス、パトラと都市部を急進左翼がとり、その他はクレタ島とトラキアで社会主義運動ががんばり、サモス島で共産が強い以外は保守の新民主主義が強いという状況。
ただし、これからが大変。
多数は形成が出来ず、首相選出に失敗して再度選挙なんて可能性も高そう。

最後はセルビアの大統領選と国民議会選挙。
大統領は中道右派の現職タディッチともっと右派ニコリッチの決選投票になるらしい。

国民議会は250議席の比例制。()内は前回の結果。

セルビア進歩党Pokrenimo Srbiju 73(ー)
民主党Izbor za bolji zivot 68(102)
セルビア社会党SPS-PUPS-JS 45(20)
自民党Preokret 20(13)
セルビア民主党DSS 20(30)
セルビア地域連合URS 16
ボイボディナ・ハンガリー人民同盟SVM 5
NOPO 1
少数民族連合Sve zajedno 1
民主行動党SDA 1

ほかに前回の少数民族政党は合わせて7議席。
また、前回78議席のセルビア急進党SRSはほとんどが分派した進歩党に流れてしまい、急進党そのものは0議席でした。

大統領の与党が敗れ、対立候補を推す右派が第1党に。
ただし、セルビアの新聞が不親切なのか、セルビア語が読めない私が悪いのか(多分こっちのせい)、
選挙区の地図とか地域ごとの得票数とかそういうのは見つけられませんでした。
また、政党名についても、ウィキペディアとかアメリカの新聞とかいろんなところから漁ってみましたが、よく分からずあて推量です。見当違いがあるかもしれません。
とくにNOPOについては、少数民族の政党なのでしょうが、まったくつかみどころがありませんでした。
またSve zajednoは”みんな一緒に”という意味らしいのですが、少数民族政党の集まりらしいので勝手につけてしまいました。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月 5日 (土)

こどもの日

こどもの日です。
上の子は友達に誘われてあちらのお母さんと一緒に西武園遊園地へ。
下の子が取り残されたので、妻と一緒にを井の頭自然文化園へ連れて行く。
GW期間は都内のバスの子供運賃は半額の50円。おまけに自然文化園も子供は今日だけ無料。
モルモットと触れ合ったり、リス園に入ったりして、大人も楽しめました。
吉祥寺で若干の買い物をして帰宅。
上の子はこちらが夕食を済ましてから帰宅。すっかり疲れていたけれど、やや興奮気味に話してくれた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月 4日 (金)

ハムスターの砂とえさ

朝起きたら雨がまだ降っていたので、もう少しして上がったららDVDを返しに行こうと思い、たまっていた洗濯を始めたりしていたら、レンタルショップの開店時間をすっかり失念。
延滞料金を3枚分払う羽目に。ショックは大きい。

午後から、ハムスターの砂とエサを買いに阿佐ヶ谷近くのコジマへ。阿佐ヶ谷まで足を伸ばして、子供の肌着を買ったりして一休み。
天気も良くなったのでブラブラ鷺宮まで散歩して帰ってくる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月 3日 (木)

わたしの名は赤 下巻

上巻に続いて予約していた下巻も受け取る。

運良く雨はまだ降り始めていなかった。帰宅後大降りに。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月 2日 (水)

レンタル3本 予約で2冊

近所のレンタルショップ新作半額デーで3本。
ハラがコレなんで』『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』。
『ハラコレ』は、あまり大きな期待は出来ないので、ひたすら仲里依紗さん頼り。>想像以上につまらん。設定はひねっているみたいなのに、展開は何の屈曲もなくダラダラと流れていくだけ。ラストのドタバタにいたっては醜悪としか言いようがない。まったくの残念な作品。
昨年の邦画で観たいのは残りあと数作。『ツレがうつになりまして。』『アントキノイノチ』『惑星のかけら』『コクリコ坂から』『見えないほどの遠くの空を』『ふゆの獣』あたり。
DVD化されそうもないのもあって、私の昨年度ベストテンももうそんなに変わらないかも。
洋画は、ド派手な見世物と考えさせる芸術派(?)の2本立て。
正反対なようで歴史物というとこが共通点です。
>『愛の勝利を』は面白い。サイレント映画の手法を取り入れた大胆なカット割や構図で、ヒロインの古典悲劇的な妄想が歴史に操られていくさまを表現している。
>『三銃士』は、こけおどし的な見せかけにもかかわらずジュブナイル程度のありきたりの展開で肩透かし。もっと奔放に原作をいじくらなければつまらんでしょう。

次いで、図書館で予約していた2冊を受け取る。
女の旅―幕末維新から明治期の11人」と「わたしの名は赤(上)」。
「女の旅」には、津田梅子、クーデンホーフ光子、イザベラ・バードなど私でも知っている有名人から、田上菊舎、野中千代子など初めて聞く名前まで12人が登場。パッと見、期待していた旅そのものよりも生涯の紹介みたいなんだが、どうかな。
「わたしの名は赤」は16世紀末のオスマントルコが舞台のミステリー(?)。
作者はノーベル文学賞受賞者だ。
日本で言えば秀吉の絶頂期、ヨーロッパならオランダ、イギリスの台頭でスペイン帝国に陰りが見えてきた頃。
うちにあるのでこの時代のことに触れているのは「三日月の世紀」「オスマン帝国」ぐらい。
小説としてはもちろん時代の雰囲気を味わえるのかが楽しみ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年4月 | トップページ | 2012年6月 »