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2012年4月20日 (金)

気になる4月新刊(新書・文庫・選書)

4月新刊から気になったものをピックアップ。
ついでに、我が家の書棚とリンクしています。

新書
◎岩波新書「マヤ文明――密林に栄えた石器文化」青山和夫
マヤ関連では「マヤ文明」「マヤ文字を解く」がある。
どっちも古めだから、新しい情報が入るでしょう。

◎岩波ジュニア新書「人類の歴史を変えた8つのできごとI――言語・宗教・農耕・お金編」眞 淳平
世界宗教史」とか「栽培植物と農耕の起源」とか似たような本はあるけれど、ジュニア新書だから平明に書いてあるんでしょう。

◎中公新書「戦国時代の流行歌 - 隆達節の世界」小野恭靖
まったく未知の世界。気になる。

◎講談社現代新書「鉄道と政治─「鉄道と国家─「我田引鉄」の近現代史」の近現代史」小牟田哲彦
薀蓄としては面白そうだが、鉄道ファンの兄に影響され少々はかじっているので、薀蓄以上のものがあるかがキー。

◎講談社現代新書「邪馬台国をとらえなおす」大塚初重
著者は考古学、それも弥生期の東国が専門。タイトルに邪馬台国とあるが、それ以前の時代が中心になりそう。

◎ちくま新書「生物から生命へ: 共進化で読みとく」有田隆也
進化の話かと思ったら人工生命の本のようだ。
うちにはなぜか「人工生命の美学」なんていう本があるが、仕事で目を通しただけでよく覚えていない。

◎ちくま新書「生きるための論語」安冨 歩
著者は経済学の人?危なっかしい本かも。

◎ちくま新書「生きるための論語」竹下節子
著者の本では「ヨーロッパの死者の書」「ジャンヌ・ダルク」「ノストラダムスの生涯」がうちの書架にはある。
本書は、プロテスタンティズムではなくキリスト教そのものに西欧近代化のもととなる思想があり中世の修道院がそれを伝えたというもの。
修道院がテーマなら「修道院―祈り・禁欲・労働の源流」あたりと関連するかも。

◎文庫クセジュ「プラトンの哲学 ─ 神話とロゴスの饗宴」ジャン=フランソワ・マテイ
プラトンの著作では「世界の名著 7 プラトン 2 」「国家〈上〉〈下〉」「法律〈上〉〈下〉」があり、入門書もいくつか持っている。
本書は新しいプラトンなのか?

◎新潮新書「恐山: 死者のいる場所」南 直哉
宗教学をかじった身としては、興味のあるタイトルではあるが、本書は信仰者(禅僧)による宗教書的な内容。
恐山については、民俗学関係の本には結構触れられていて、「季刊現代宗教1-1」などというマニアックな雑誌に掲載されている“日本的シャマニズムの展開 赤倉沢と恐山”(楠正弘)がコンパクトにまとまっている。

◎新潮新書「陰謀史観」秦 郁彦
このテーマはキャッチーだから時折出てくる。「秘密結社の世界史」あたりとかぶっていそう。

◎集英社新書「日本の聖地ベスト100」植島啓司
聖地についてはまじめな宗教学関連でも触れられているけれど、多分「日本魔界案内」的な内容でしょう。


文庫
◎岩波文庫「汚辱の世界史」J・L・ボルヘス
うちにあるボルヘスの作品は「伝奇集」「幻獣辞典」のほかアンソロジーに1篇入っているのみ。
悪党列伝という本書も面白そう。ただ集英社文庫にも入っている。

◎岩波文庫「フィレンツェ史(下)」マキァヴェッリ
先月の続き

◎岩波現代文庫「「菅原伝授手習鑑」精読――歌舞伎と天皇」犬丸 治
うちの本棚で「菅原伝授手習鑑」に触れているのは「蘇る中世の英雄たち」ぐらいかな。

◎講談社学術文庫「百代の過客〈続〉日記にみる日本人」キーン,ドナルド
昨年10月刊の続き。

◎講談社学術文庫「地図から読む歴史」足利健亮
似たテーマでは「古地図からみた古代日本」「絵地図の世界像」などがある。

◎講談社学術文庫「日本美術全史 世界から見た名作の系譜」田中英道
著者の専門は西洋美術史。ただ私が持っているのは「支倉六右衛門と西欧使節」。
ナショナリスティックなところがあり、本書も日本美術は西洋美術に負けないと言いたいらしい。
ちなみにうちにある日本美術史は大学で使った「形と心―日本美術史入門」のみ。

◎ちくま学芸文庫「世界史のなかの戦国日本─列島史から世界史へ」村井章介
手元にあるちくま新書「海から見た戦国日本」の改題でしょう。
同じ著者では「中世倭人伝」もある。

◎ちくま学芸文庫「西洋文学事典」桑原武夫 監修 多田道太郎 黒田憲治 編集
“20世紀の主要な作品とあらすじ、作者の情報や社会的トピックスをコンパクトに網羅”
世界文学の名作と主人公総解説」と似たようなもの?

◎ちくま学芸文庫「アレクサンドロスとオリュンピアス: 大王の母、光輝と波乱の生涯」森谷公俊
オリジナルちくま新書「王妃オリュンピアス―アレクサンドロス大王の母」は手元にある。

◎角川ソフィア文庫「いきなりはじめる仏教入門」内田 樹、釈 徹宗
私の仏教入門で言えば、高校時代、みんながソクラテスだカントだ実存主義だと、西洋思想を取り上げてたときに、ひとりシャカをテーマに倫理の発表をしたときかな。そのときに読んだのが今も手元にある「佛教の思想」だったか「仏教の思想 1」だったか。

◎角川ソフィア文庫「空海入門」加藤精一
空海なら、「生命の海「空海」―仏教の思想〈9〉」があります。

◎角川ソフィア文庫「朝鮮王朝 運命を切り拓いた王と妃たち」佐野良一
うちにある朝鮮史は古代に偏った「物語韓国史」だけです。

◎河出文庫「古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活」アルベルト・アンジェラ
ローマ時代の日常に触れるのは「トリマルキオの饗宴」ぐらいかな。
これは民衆ではないけれど。

◎河出文庫「なぜ古典を読むのか」イタロ・カルヴィーノ
カルヴィーノで持っているのは4冊。
マルコ・ポーロの見えない都市
むずかしい愛
柔かい月
レ・コスミコミケ


選書
◎講談社メチエ「西洋哲学史 4 「哲学の現代」への回り道」神崎繁/熊野純彦/鈴木泉
3巻が出ないまま4巻の登場。ここでは、オッカム、ヒューム、ライプニッツ、カント、ヘーゲル、シェリング、ベルクソンが扱われています。
目次を見る限りでは、これまでと同様、哲学史というよりも論集に見えるのだけど。

◎講談社メチエ「古代エジプト文明」大城道則
意外なことに古代エジプト関連はあまり持っていない。
古代エジプト―失われた世界の解読」ぐらい。

◎筑摩選書「長崎奉行: 等身大の官僚群像」鈴木康子
長崎奉行が出てくるのは「長崎聞役日記」があるだけ。

◎筑摩選書「100のモノが語る世界の歴史1: 文明の誕生」ニール・マクレガー
上の岩波ジュニア新書とも関係しそう。
うちにあるのでは「人類学的世界史」や「大発見」あたりも絡んできそう。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「古代の琉球弧と東アジア」山里純一
琉球史なら「琉球王国」かな。

◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「宮中のシェフ、鶴をさばく 江戸時代の朝廷と庖丁道」西村慎太郎
これまた意外なテーマ。それこそ料理しだいで面白くなるかも。

今月の目玉。
結構面白そうなのが揃ってはいるけれどこれぞというのがない。
新書なら「人類の歴史を変えた8つのできごと I」。「キリスト教の真実」も気になる。
文庫はボルヘス。
選書は「100のモノが語る世界の歴史1」かな。

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