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2012年3月19日 (月)

3月新刊

3月の新刊から気になる新書・文庫・選書をピックアップしてみました。

新書
◎岩波新書「食べるギリシア人――古典文学グルメ紀行」丹下和彦
古代ギリシアの食事については、「食卓の賢人たち」「ギリシア奇談集」「パンとワインを巡り 神話が巡る」あたりかな。
◎中公新書「論語 - 真意を読む」湯浅邦弘
私の手元で儒教関係で分かりやすいといえば「儒教とは何か」かな。
◎中公新書「女の旅―幕末維新から明治期の11人」山本志乃
関連しそうなのは「江戸の旅」とかぐらいかな。
出版社がまだ内容を紹介していないから分からないけど、これは興味を引かれる。
◎中公新書「古事記誕生」工藤 隆
似たようなタイトル「古事記の起源」の著者。
◎ちくま新書「日本近代史」坂野潤治
どうやら明治維新から太平洋戦争までを描いているらしい大作。政治史なんでしょうねきっと。
◎ちくま新書「ざっくりわかる宇宙論」竹内 薫
◎ちくまプリマー新書「系外惑星 宇宙と生命のナゾを解く」井田 茂
宇宙の話はどんどん進歩していくから、入門書でもいつも驚かされる。
◎文庫クセジュ「コンスタンティヌス ─ その生涯と治世」ベルトラン・ランソン
コンスタンティヌス帝については「皇帝たちの都ローマ」あたり。
◎新潮新書「明治めちゃくちゃ物語 勝海舟の腹芸」野口武彦
野口さんは維新にはまっちゃってます。
◎文春新書「高橋是清と井上準之助―インフレか、デフレか」鈴木 隆
昭和初期の蔵相だが、インフレ政策でもデフレ政策でも、どっちにしても暗殺されている。

文庫
◎岩波文庫「フィレンツェ史(上)」マキァヴェッリ
「君主論」のマキャヴェッリがメディチ家の依頼で書いたもの。全2巻の第1巻。
マキァヴェリ―誤解された人と思想」ぐらいかな。
◎講談社学術文庫「西洋中世の罪と罰 亡霊の社会史」阿部謹也
オリジナル弘文堂版は持っている。
阿部氏の著書では他に「ハーメルンの笛吹き男」「中世を旅する人びと
刑吏の社会史」「中世の星の下で」「ヨーロッパ中世の宇宙観
「世間」とは何か」「物語 ドイツの歴史」の7冊。共著の「中世の風景〈上下〉
翻訳の「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」が書棚にある。
◎講談社学術文庫「仏教誕生」宮元啓一
オリジナルちくま新書は手元にある。インド思想全体の中で仏教を捉えた好著でしょう。
◎講談社学術文庫「伊藤博文と明治国家形成―「宮中」の制度化と立憲制の導入 」坂本一登
多分「天皇と日本の近代〈上下〉」が近いのかも。
◎講談社学術文庫「近代日本思想の肖像」大澤真幸
夏目漱石から三島由紀夫、廣松渉、吉本隆明、村上春樹などを縦横に論じたアクロバティックな論集。
◎ちくま学芸文庫「ルーベンス回想」ヤーコプ・ブルクハルト
家の書架に「イタリア・ルネサンスの文化」もある歴史学の大家によるルーベンス論。
◎ちくま学芸文庫「イメージの歴史」若桑みどり
うちにはNHKのテキストしかないけれど、これは放送大学のテキストがオリジナル。
◎ちくま学芸文庫「同時代史」タキトゥス
ゲルマーニア」の著者タキトゥスがローマ帝国の内乱を描いていたもの(らしい)。
◎ちくま学芸文庫「琉球の時代: 大いなる歴史像を求めて」高良倉吉
同じ著者では岩波新書「琉球王国」が手元にある。
◎中公文庫「海賊列伝(上)
海賊列伝(上)(下)」チャールズ・ジョンソン
◎河出文庫「民俗のふるさと」宮本常一
民俗学の本はけっこうあるんだが、赤坂憲雄とか小松和彦的なものが多く、宮本常一のは読んだことはない。
◎角川ソフィア文庫「世界神話事典 世界の神々の誕生」大林太良+伊藤清司+吉田敦彦+松村一男編
◎角川ソフィア文庫「世界神話事典 創世神話と英雄伝説」大林太良+伊藤清司+吉田敦彦+松村一男編
神話学をかじっていたので、編者の大林、吉田両氏の著作にはずいぶんとお世話になった。
本棚には大林氏の著作(編・共著も含めて)は10冊、訳書が2冊、吉田氏は11冊がある。
大林氏は中公新書「神話学入門」、「稲作の神話」「葬制の起源」がお勧めで、イエンゼンの訳書「殺された女神」も重要。
吉田氏は初期の「日本神話と印欧神話」「比較神話学の現在」あたりで十分かと。
ちなみに伊藤氏は新書1冊のみ。松村氏はデュメジルの翻訳を3冊持っている。
◎角川ソフィア文庫「詩経・楚辞」牧角悦子
白川静の「中国の神話」では楚辞について触れられている。

選書
◎講談社メチエ「本居宣長『古事記伝』を読む 3
本居宣長『古事記伝』を読む 3」神野志隆光
古事記と日本書紀」の著者による古事記伝講義の第3弾。
◎講談社メチエ「完全解読フッサール『現象学の理念』」竹田青嗣
ハイデガ-入門」も書いている著者による現象学の本家フッサール解読。
◎筑摩選書「伊勢神宮と古代王権: 神宮・斎宮・天皇がおりなした六百年」榎村寛之
伊勢神宮と天皇の関係については「アマテラスの誕生」あたりにある。
◎角川選書「平清盛と後白河院」元木泰雄
大河便乗かな?
◎角川選書「邪馬台国の考古学 魏志東夷伝が語る世界」東 潮
邪馬台国については硬軟ごちゃぜでけっこう読んできましたが、これは古代朝鮮考古学からの視点。
何か新しい知見が得られるんでしょうか。
◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「江戸の流行り病: 麻疹騒動はなぜ起こったのか」鈴木則子
タイトルの似ている「江戸のはやり神」には江戸の疫病についても書かれている。
◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「〈身売り〉の日本史: 人身売買から年季奉公へ」下重 清
類書は手元にないが、面白そうなテーマです。

今月の目玉は、新書なら「女の旅」、文庫では「世界神話事典」(これは多分買う)、「海賊列伝(上下)」。
選書では歴史文化ライブラリーの2冊「江戸の流行り病」「〈身売り〉の日本史」も気になります。

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