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2011年10月11日 (火)

ポーランド総選挙

9日ポーランドの上下院の選挙が行われた。
結果は
<下院>定数460
PO(市民プラットフォーム) 39.18% 206議席-2
PiS(法と正義) 29.89 158 +12
RP(パリコット運動) 10.02 40 +40
PSL(ポーランド農民党) 8.36 28 -3
SLD(民主左翼連合) 8.24 27 -16
PJN(ポーランドが最も重要) 2.19 0 -15
MN(ドイツ少数民族) - 1 ±0
政党名の次の数字は、順に得票率 議席数 選挙前の議席からの増減

<上院>定数100
PO 63
PiS 31
PSL 2
Inne 4
(Inneって無所属?ポーランド語分らないので適当に想像)

下院は比例代表制で5%以上の得票がない政党は議席が得られない。
ただしドイツ少数民族は、この5%阻止条項の適用を受けないため0.2%程度の票数で議席が得られる。
上院は小選挙区制。

政権与党(POとPSL)が勝利をしたのは民主化以後初めて。引き続き連立政権を維持する模様。
もうひとつの今回の目玉は、新政党RPの躍進。これはPOの下院議員だったJanusz Palikotが、POの保守化に対抗して昨年設立した政党で、政策的にはリベラル中道左派で、公約には反カトリシズム、同性愛婚、マリファナ容認など都市の若者層向けの政策が多い。現政権の不満の受け皿として、旧統一労働者党の流れをくむSLDの票を多く奪ったと言えそうだ。
野党第一党のカトリック系保守政党PiSが議席を増やしているように見えるが、前回の選挙後PiSから分裂した右派のPJNの議席分を回復しただけで、実質的には議席減。
中道保守系の与党と保守系の野党、中道左派の野党という院の構成は基本的に変化はない。

ちなみに、地域的に見ると第二次大戦前のポーランド地域では保守系のPiSが強く、プロイセンやシュレジエンなど旧ドイツだった地域及び首都ワルシャワでは中道のPOが強い傾向がある。全くの想像だが、旧ポーランド地域では昔ながらの共同体が生きており、旧ドイツ地域にはそれがないということなのだろう。

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