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2011年9月21日 (水)

新作DVD2本…台風…そしてホッケ「迷宮としての世界」

午前中、銀行で振り込みやなんかを諸々こなしたついでに近所のレンタルショップに寄って新作2本。
借りたのは『毎日かあさん』と『白夜行』。
『毎日…』は、西原さんの原作だけど、内容は原作漫画より、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』と同じ酔っ払い亭主の話らしい。あれは評判は悪くなかったけど私好みではなかった。これもどうだろう。小泉さんと永作さんどっちも顔が小さい。>予想通りの作品でした。子役の二人はピッタリだし田畑さんもいいのだけれど、いかんせん酒飲んじゃ暴れる夫の話がメインだからね。いくらちゃんと作ってあっても乗れるわけはない。西原さん大変だったろうにとは思うが…。
『白夜行』は堀北さん頼り。彼女さえ魅力的に撮れていればほかには何も期待しない。>これは意外と面白かった。堀北さんにエロスとか他人を魅惑する魔性のようなものを感じろというのはちょっと無理ですけれど、何考えてるんだかわからない怖さみたいなものは確かにありました。ヒロインは、幼くして大人を魅惑する術を(半ば強制的に)身につけさせられてしまい、それからというもの、まわりの人物たちを次々と引き込んでは、自分を守る道具として使って行ったという話なのでしょう。最後に元刑事の船越さんが突然誰も知らないはずの事件の全貌を何のヒントもなく見てきたように語り始めてあきれさせてくれますが、それでも船越さんにとってはいつもの2時間ドラマでは見せたことのない抑えた演技で、彼が台無しにしてしまうのではという私の不安を払拭してくれました。深川監督の演出も、子供時代のヒロインとヒーローに『狼少女』(これも少女の秘密を知ってしまう少年の話)を二重写しにするかのような落ち着いた演出で、器用なだけで感動を推し売りする前作『半分の月がのぼる空』とは見違えました。堀北さんさえ云々と書いたけど、結果は逆で、堀北さんにこのドラマを背負うだけのカリスマ性はない(ここまで言い切っていいのか分かりませんが、彼女の演技は自分の守る殻に閉じ込められている気がします)にもかかわらず、2時間余りを引っ張った確かな演出は評価したい。あと粟田麗さんも忘れちゃいけませんね。記憶に残るような傑作ではないけれど、見て損はないでしょう。

若干の買い物をして帰ると、妻の携帯に小学校からの緊急連絡メールで子供たちは給食を食べたら集団下校だと。確かに雨風が強くなってきた。雨はともかく風は危ないからな。

危ない危ないといいながら午後からいつもの恵比寿へ向かうことに。
家を出るや強風で傘が使えずずぶ濡れになった時点で諦めていればよかったが、今はひどくても夜遅く帰るときには台風は過ぎているから大丈夫という楽観主義でそのままGO。
池袋についてみると、埼京線は止まっているが山手線はOKなので雨が吹き込むホームで遅れた電車を待っていると、なんと恵比寿から電話。「今日は台風なので中止にします」だと。おい、それならもっと早く決めてくれ。
ここで素直に帰っていればよかったが、せっかくずぶ濡れになってここまで来たのだからと西武地下のリブロを覗いてみることに。
小一時間ブラブラして前からチェックしていたホッケの「迷宮としての世界(上下)」を購入。
種村季弘と元渋澤龍彦夫人の矢川澄子の共訳で、解説は高山宏。これ以上豪華な組み合わせはなかろうというものだ。まず目を通した解説には日本のマニエリスムの流れを紹介するなかに、若桑みどり、川崎寿彦、岡田温司、スクリーチに加えて、「魔術の帝国」や「古代憧憬と機械信仰」など、私の本棚にもある名前や翻訳書が飛び出して来る。これはもっと早く買うべきでした。

さあ帰ろうと思ってホームに入ってきた電車に乗ると、“西武池袋線は台風のため運転を見合わせます”とのアナウンス。やっちまったな。
まずい。ここで止まったら運転再開まで時間がかかりそう。というわけで、有楽町線へ行ってみる。
ところが、ここでもホームにいる電車は客は乗せたままで運転見合わせ。
それならばと東武東上線に向かう。ここはダイヤこそ乱れていたがどうやら動いているらしい。
いちばん最初に発車した急行にギリギリで飛び乗る。
目的は最初の停車駅成増。そこからならうちの近くまでバスがあるはず。
成増に着くとアナウンス“風速計が安全基準を超えたのでここから先の運転を見合わせます”、間一髪だ。池袋で急行以外に乗っていたら、成増に着く前に止められていたところだ。
てなわけで、今度はバスで風雨に揺られながら石神井公園駅へ。
風が強いので傘もささずに濡れながら徒歩で我が家へ向かう。
高野台まで来たところでエネルギーが切れ、マックでひと休み。
そうこうするうちに雨も弱くなってボチボチ帰宅。
いやあなかなか楽しい冒険でした。

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