追悼 小松左京
草創期の日本SF界を星新一とともに牽引した小松左京が死んだ。
星新一がショートショートの名人なら、小松左京は壮大で神話的なドラマを構築するのが上手かった。
とはいえ私が持っている氏の著作7冊(「日本沈没〈上〉〈下〉
」「アダムの裔
」「果しなき流れの果に
」「闇の中の子供
」「復活の日
」「夜が明けたら
」「継ぐのは誰か
」)のうち3冊は短編集。軽妙洒脱という風ではないけれど、短編らしい技巧的な作品も得意としていた。むしろ長編よりも文学的ですらあった。
そんななかでもいちばんお気に入りは「お召し」(「アダムの裔」所収)。
長編ではやっぱり「日本沈没」が面白い。
彼の著作のうち映画化されたのは『日本沈没』(2006年にリメイク
)『エスパイ
』『復活の日
』『さよならジュピター
』『首都消失
』の5本。
このうち観ているのは『日本沈没』の2本と『復活の日』。
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