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2011年7月17日 (日)

追悼貞永方久

映画監督貞永方久が死去しました。
松竹で野村芳太郎らに師事。
1968年に山根成之と共同監督の『復讐の歌が聞える』でデビュー。
監督した作品は16本。思いのほか少ない。むしろ活躍の場は必殺シリーズとか2時間ドラマとかテレビの方。
私が観た作品は、そのうち5本。
黒の斜面』71.8.25
球形の荒野』75.6.7
『童貞』75.9.20
『錆びた炎』77.2.26
『夜が崩れた』78.3.21

基本的にサスペンスばかりなんですが、いちばんのお好みは当然ながら唯一の青春映画『童貞』です。
五十嵐淳子さんが謎の年上女性で頭でっかちの高校生の男の子を惑わせるというストーリー。例えば仁科明子の『はつ恋』とか城戸真亜子の『アモーレの鐘』とかそんな感じ。
特に印象的なのは、軽井沢の別荘に逃れたふたりが尾関裕司の主題歌にのせて戯れるシーン。まるでイメージビデオのようにキラキラと美しい。そこだけまるで森谷司郎の青春映画みたい。
ちなみに原作の「軽やかに開幕」は、「赤頭巾ちゃん気をつけて」の庄司薫が本名の福田章二時代に書いた作品で、1960年に「文学界」に掲載され、単行本化されなかったもの。
ほかに、原田美枝子と梶芽衣子が光る誘拐ミステリー『錆びた炎』やヤクザの兄と妹を原田芳雄と桃井かおりという『赤い鳥逃げた』コンビで演じた『夜が崩れた』なども忘れられない。

合掌

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