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2011年7月 6日 (水)

新作3本

DVD3作をレンタル。
邦画が『ノルウェイの森』と『ばかもの』の2本で洋画が『シチリア!シチリア!』。
『ノルウェイ…』は、もちろん村上春樹の映画化。面白かろうと面白くなかろうと観ないわけにはいかない。>予告編の時から思っていたんだが、私が村上春樹の小説に持っているイメージはカラッと乾いたもの。部屋といってもまっ白で、まるで夢の中のような気がしていた。それがこんな湿度の高い映像で、緑滴る日本家屋とは思いもしなかった。でも映画としては成立しているし、決して嫌いな作品ではない。出演者のぎこちないセリフ回しもイメージに近いかも。菊池凛子さんも水原希子さんも、霧島レイカさんも初音映莉子さんも、みんないい。ただ私がこの小説でもっとも印象的だった登場人物レイコさんのエピソードがないのは残念でした。ま、小説の時から気になっていた主人公のまわりの人たちが次から次へと自殺していく展開は、映画にするとより一層都合主義的に見えてしまう。これは仕方のないことなのだが。
『ばかもの』は、日本映画プロフェッショナル大賞で内田有紀が主演女優賞に選ばれていたので、それなら観ておかないとということで。>何年も思い続けるというから『ハナミズキ』みたいなのかと思ったらとんでもなかった。年上の女性(内田有紀)に童貞を奪われ、セックスに溺れたばかもの(成宮くん)。彼女に振られると、次に付き合った女性(白石美帆)には満足できずにこんどは酒に溺れてDVにまで発展。会社も首になり彼女にも逃げられる。なんじゃこりゃと思っていると、アルコール依存症治療の映画になり、バイト先の中華料理屋の娘さんに惚れられるが、結局はもとの内田さんのところへ戻っていく。そこに宗教にはまって殺されてしまう大学の同級生の女性のエピソードが絡んで、いったい何を言いたいのやら。いろいろあるけど最初の女は忘れられないっていう映画でも、どんな馬鹿でも成宮くんんみたいないい男ならモテるっていう話でもないだろうが、相当不格好でおかしな映画だ。それでも、憎めないところはある。
『シチリア!…』は、トルナトーレ監督だし。年代記ものというのも面白いかも。>残念ながら面白くなかった。子供のころの夢のまま大人になっていく主人公を描いているんだろうけど、情に流されすぎ。多分、イタリアの政治を知っているともっと楽しめる部分もあったんだろうけどね。

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