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2011年6月20日 (月)

今月の新刊~新書・文庫・選書~

今月は私の興味を引く本はやや少なめです。
新書では、
◎岩波新書「平安京遷都」川尻秋生
桓武の権力抗争と遷都がテーマとくれば、「続日本紀」が基本的資料で、たとえば「平安王朝」あたりの視点が近いのでしょうか。
◎岩波新書「感染症と文明――共生への道」山本太郎
病気と人間の歴史といえば、我が家にあるのは呪術的、民俗学的な本ばかりでまっとうな医学史といえそうなのは、古い岩波新書の「文明と病気〈上〉〈下〉」がいちばんかもしれません。
◎中公新書「物語 食の文化 - 美味い話、味な知識」北岡正三郎
著者は栄養学の人のようなので、どんな内容かはよく分かりませんが、人類学系では「食と文化の謎」なんていうのもあります。
◎講談社現代新書「「神道」の虚像と実像」井上寛司
神道を、太古から連綿と続く固定的なものとしてではなく、それぞれの時代に合わせて変革してきたものとしてとらえているらしい。うちの本棚にある本を並べると、「神道の成立」「神々の変貌」「江戸のはやり神」「神々の明治維新」「国家神道」あたりが関連するはず。
◎平凡社新書「下級武士の米日記」加藤淳子
うちにも「元禄御畳奉行の日記」とか「長崎聞役日記」など日記を紹介した新書はあるが、
こういうものは内容の新鮮さに加えて、書き手の力量で面白くも味気なくもなりそう。
◎集英社新書「長崎 唐人屋敷の謎」横山宏章
上記の本以外にも江戸時代の長崎貿易についてはいくつか持っているが唐人屋敷に注目しているのはなく、オランダ、出島への記述に終始している。その意味でも新鮮
◎洋泉社歴史新書y「戦国関東の覇権戦争」黒田基樹
北条氏の関東制覇の歴史となれば「真説戦国北条五代(歴史群像シリーズ 14)」あたりが近いか?

文庫では、
◎講談社学術文庫「自死の日本史」パンゲ,M.
社会学というよりは、ややロマンチックな視点で自殺をとらえた日本文化史のようです。
◎講談社学術文庫「イブン=ハルドゥーン」森本公誠
オリジナルの「人類の知的遺産」も、森本訳「歴史序説(1)(2)〈3〉〈4〉」(岩波文庫)も持っている。
◎講談社学術文庫「本居宣長」相良亨
語り尽くされていそうでまだまだ出てくる本居宣長。
書棚にも子安宣邦「本居宣長」がある。
◎ちくま文庫「哀しいドイツ歴史物語」菊池良生
ドイツ史の軽いエッセイ。著者の本では「神聖ローマ帝国」「傭兵の二千年史」がある。
◎ちくま学芸文庫「知るということ 認識学序説」渡辺 慧
同じ著者の岩波新書「認識とパタン」は持っているが、現在あまり興味がないので多分読まないでしょう。
◎ちくま学芸文庫「ゲーテ スイス紀行」ゲーテ
ゲーテといってもこれは自然科学系。
◎中公文庫「聊斎志異考-中国の妖怪談義」陳舜臣
中国の妖怪といえばそのものズバリ「中国の妖怪」なんていう本も書棚にある。
◎中公文庫「エリュトゥラー海案内記」村川堅太郎 訳注
これは1993年に同じ中公文庫から出ている。前にも書いたけどこういうのは新刊じゃなく再版じゃないのか?
◎白水Uブックス「芸術家列伝2ボッティチェルリ、ラファエルロほか」ジョルジョ・ヴァザーリ
先月の続き

選書では、
◎角川選書「和本への招待 日本人と書物の歴史」橋口侯之介
たとえば「江戸の蔵書家たち」「江戸の本屋〈上〉〈下〉」あたりも関連するのかも。
◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「歴史人口学で読む江戸日本」浜野 潔
たしか「日本史再発見」にも人口統計があったような。
◎吉川弘文館歴史文化ライブラリー「戦国時代の足利将軍」山田康弘
なぜ戦国時代に将軍家は存続していたのか。いままでにない見方が出てくるのかも。
◎河出ブックス「解放令の明治維新---賤称廃止をめぐって」塩見鮮一郎
江戸時代については「身分差別社会の真実」があるが、それに対する明治維新の実態は?

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