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2011年4月23日 (土)

4月新刊の新書・文庫から

今月の新刊から気になる新書と文庫を紹介。

新書
○岩波新書「飛鳥の都〈シリーズ 日本古代史 3〉」吉川真司
本棚にも聖徳太子、大化の改新、壬申の乱とそれぞれについていろいろ入っているが、飛鳥時代通史としては「日本の歴史〈3〉飛鳥の朝廷」かな。
○中公新書「大鳥圭介」星亮一
旧幕臣側にこだわり続ける著者の新作は戊辰戦争で活躍した幕府陸軍の大鳥圭介。
明治政府でも重用されたという意味では海軍の榎本武揚と似た経歴。
うちにある本で維新以降の大鳥が登場するのは「工手学校」ぐらい。
○中公新書「近現代日本を史料で読む」御厨貴 編著
副題が“「大久保利通日記」から「富田メモ」まで”。著者はオーラル・ヒストリー(口述記録)による現代政治史で有名な人。
○講談社現代新書「超解読! はじめてのカント『純粋理性批判』」竹田青嗣
カントのついては「カント入門」なんていうのも持っているけど、あんましピンとこなかった記憶が。
○講談社現代新書「宣教師ニコライとその時代」中村健之介
函館生まれですのでハリストス正教会には親しみがあります。
○講談社ブル-バックス「宇宙進化の謎」谷口義明
宇宙のことは面白いに決まっている。
○ちくま新書「ギリシア哲学入門」岩田靖夫
ギリシア関係では「古代ギリシアの思想」なんていうのがあるが、おそらくはもっとわかりやすいはず。
○ちくま新書「世界を変えた発明と特許」石井正己
たとえば「大発見(3)」「近代の小道具たち」あたりがピッタリくるのかもしれないが、私の好みからすると世界を変えたのかどうかわからない「西洋事物起原」や「図説 発明狂の時代」のほうに惹かれるのだが。
○角川ワンテーマ21「海戦からみた日清戦争」戸高一成
日清戦争の海戦といっても“まだ沈まぬや定遠は”でおなじみ(?)の黄海海戦しか知りませんが、そんな話なのでしょうか。
○洋泉社歴史新書y「邪馬台国と「鉄の道」」小路田泰直
邪馬台国を新たな側面から探るというのもありでしょう。
○洋泉社歴史新書y「江戸の春画―それはポルノだったのか」白倉敬彦
ポルノではないということなのでしょうね、きっと。

○岩波文庫「カルヴィーノ アメリカ講義」イタロ・カルヴィーノ
カルヴィーノの著書でうちにあるのは「マルコ・ポーロの見えない都市」「むずかしい愛」「柔かい月」「レ・コスミコミケ」の4冊。
○講談社学術文庫「図説 金枝篇(上)」フレーザー,J.G.
岩波文庫版の「金枝篇」は持ってます。
○講談社学術文庫「江戸落語 誕生と発展」延広真治
江戸時代の落語について書かれているのは「江戸の本屋 上」、「江戸の想像力」ぐらい。円朝については「明治大正の民衆娯楽」。また、落語の登場人物については「落語国紳士録」。
○講談社学術文庫「近代ヨーロッパへの道」成瀬治
著者は近世ドイツ史とりわけ宗教改革の専門家。持っているのは訳書の「啓蒙のヨーロッパ」。
子供の頃うちに「大世界史」があったので著者による『〈第13〉朕は国家なり』も読んでいるはず。
○ちくま文庫「ニーベルンゲンの歌 前編後編」石川栄作訳
家にあるのは岩波文庫版の後編
○ちくま学芸文庫「沈黙の宗教――儒教」加地伸行
著者の言いたいことは中公新書の「儒教とは何か」で充分のような。
○中公文庫「西洋学事始」樺山紘一
すでに一度1987年に同じ中公文庫で出ている。こういうの新刊というのか知らないが、版元の扱いはそのようだ。
扱われているのが占星術、紋章学、古銭学とくれば、たとえば「占星術の世界」荒俣の「ブックス・ビューティフル」あたりか?ベルンハイムの古ぼけた岩波文庫「歴史とは何ぞや」をめくると、古銭学、紋章学という項がある。日本ではなじみはないが、西洋史学の伝統に根ざしたものだ。
○平凡社ライブラリー「沈黙の中世」網野善彦、石井進、福田豊彦
網野、石井が参加した座談会を本にしたものでは「中世の風景(上)(下)」。
○河出文庫「パワー 西のはての年代記Ⅲ 上」アーシュラ・K・ル=グウィン
今月は上下2巻です

目玉はちくま新書の「世界を変えた発明と特許」ぐらい。文庫はあまり食指が動かない。
今月もいまいちかな。

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