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2010年10月21日 (木)

10月の新刊新書文庫

10月の新刊から気になった新書と文庫をピックアップしてみました。

◎岩波新書「農耕社会の成立〈シリーズ 日本古代史 1〉」石川日出志
古代史といっても我が家にあるのは邪馬台国とか日本神話ばかりで弥生時代といっても「田能―弥生文化の謎にいどむ」みたいな王墓を扱ったものぐらい。本書で最近の考古学的知見が読めるかも。
◎岩波新書「革命とナショナリズム――1925-1945〈シリーズ 中国近現代史 3〉(」石川禎浩
こっちもまともに中国現代史の本は持っていない。あるのは日中戦争関係かよくって「人物現代史〈9〉毛沢東」のような毛沢東関係ぐらい。
◎中公新書「武士の町 大坂」藪田貫
これまた江戸時代に関する本は多くあるが「商人の町大坂」を武士の町ととらえた本はなかろう。
◎講談社現代新書「イギリス近代史講義」川北稔
著者の本なら「洒落者たちのイギリス史」と編著の「路地裏の大英帝国」があり、訳書に「近代世界システム 12」「近代世界システム 1600~1750」「旧世界と新世界」がある。関連したものでは「もうひとつのイギリス史」「楽園と庭」「コーヒー・ハウス」あたりか。
◎文庫クセジュ「ナポレオン三世」テリー・ランツ
ナポレオン三世登場前夜は「現代史の幕あけ」にあるけど本人の伝記はあまりないかも。

◎講談社学術文庫「秘密結社」綾部恒雄
秘密結社なら「秘密結社の手帖」「秘密結社の世界史」あたり。著者の綾部は文化人類学者だから達者な前2著とはまた切口が違うかも。手元にあるのは「文化人類学15の理論」だけだけど。
◎講談社学術文庫「怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史」鹿島茂
なぜか偶然ナポレオン三世ものが2冊。同じ著者の「デパ-トを発明した夫婦」も同じ時代を扱ったもの。
◎講談社学術文庫「続日本後紀(下)全現代語訳」森田悌
これは先月の続き。
◎ちくま学芸文庫「横井小楠」松浦玲
明治2年に暗殺された維新政府の知恵袋横井の伝記。オリジナルは朝日選書。
◎ちくま学芸文庫「侠客と角力」三田村鴛魚
かつての相撲ファンとしては見てみたい1冊。
◎中公文庫「怪の漢文力―中国古典の想像力」加藤徹
中国の怪力乱神というと「山海経」かな。あとは中野美代子「中国の妖怪」あたりも近いはず。
◎河出文庫「千のプラトー 中 資本主義と分裂症」 ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ
これも先月の続き。
◎中公文庫「ロビンソン・クルーソー―完訳」ダニエル・デフォー 増田義郎 訳・解説
いまさら「ロビンソン・クルーソー」でもあるまいと思うかも知れないが、何たって訳・解説が増田義郎大先生。「略奪の海カリブ」のプロローグに書かれた記述を敷衍する形でこの物語をあくまでも大西洋三角貿易の物語として歴史的に解説してくれるはず。現代的な解釈なら「ロビンソンの砦」が面白いのだが。
◎文春文庫「恐竜はなぜ鳥に進化したのか」ピーター・D・ウォード
別に恐竜の話だけじゃないらしいが、進化の本は多分おもしろいでしょう。

今月も結構面白そうなのがそろっている。
新書ではクセジュの「ナポレオン三世」、文庫では「完訳ロビンソン・クルーソー」が狙い目かな。

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