« 花粉アレルギーなし | トップページ | 日本勝利 »

2010年6月14日 (月)

オランダ&ベルギー総選挙

この1週間のうちにとオランダ、ベルギーで立て続けに総選挙が行われた。
9日に行われたオランダの結果は
VVD 自由民主党   31(22)
PvdA 労働党     30(33)
PPV 自由党      24(8)
CDA キリスト教民主 21(41)
SP 社会主義者党  15(25)
GL  グリーンレフト  10(7)
D66 民主66      10(3)
CU キリスト教同盟  5(6)
PvdD 動物愛護    2(2)
SGP 政治改革党   2(2)
 *()内は前回獲得議席数
細かい主張は分からないけれど、PPVが極右、VVDが自由主義右派、CDAが中道右派、PvdAが中道左派、D66が自由主義リベラル派、GLが環境左派、SPが旧共産党系の左派。CDAの減った分がVVDとPPVに流れ、SPが減った分がGLとD66に行ったと思えば、左右の議席バランスは報道ほど変わっていないことが分かる。右派の内部で穏健派が減少して急進的になったということか。

一方、13日のベルギーは、言語圏別の比例代表制で(オランダ語系の)フラマン語圏に88議席、(フランス語系の)ワロン語圏に62議席が割り当てられている。そのため得票数の少ないワロン語圏のMR がフラマン語圏のCD&Vよりも議席数が多いといったことも起きている。

フラマン語圏
N-VA 新フラームス同盟 27(-)
CD&V キリスト教民主フラームス 17(-)
SP.A 社会党・別    13(-)
OPEN VLD フラームス自由民主 13(18)
VLAAMS BELANG フラームスの利益 12(17)
GROEN グローエン(緑の党)    5(4)
LIJST DEDECKER デデッケルのリスト 1(5)
CD&V/N-VA -(30)
SP.A-SPIRIT -(14)
 *前回の選挙ではCD&VとN-VA、SP.AとSPIRITが統一会派を組んでいた。ちなみにN-VAとSPIRITは同じ地域政党が左右に分裂したもの。

ワロン語圏
PS 社会党 26(20)
MR 改革運動 18(23)
CDH 民主人道主義人道派  9(10)
ÉCOLO エコロ 8(8)
PARTI POPULAIRE 人民党 1 (-)
FN   国民戦線 0(1)

両言語圏に共通するのが、社会党(SP.A、PS)、自民党(OPEN VLD、MR)、キリスト教民主(CD&V、CDH)、緑の党(GROEN、ÉCOLO)。フラマン語圏に特有なのが、現在の連邦制からの分離派の存在。穏健なのがN-VAで過激なのがVLAAMS BELANG。ただワロン語系政党とも連立を組まないと組閣はできないため、分離派が第1党になったといっても、簡単に組閣はできないようです。
また、上記の両言語に共通する政党を合わせると、
社会党     39
自民党     31
キリスト教民主 26
緑の党     13
となるので、N-VA抜きの組閣もありうるでしょう。

両国に共通した傾向というと、これまで保守派の最大勢力だったキリスト教民主の減退でしょう。一度の選挙じゃ早計ですけど保守の地盤が自由主義とナショナリズムに分裂してきたということかもしれません。

両国とも比例代表制のため選挙区という概念があまりないようで(実は選挙制度上はいろいろめんどくさいことがあるらしいのだけれど)、どちらのマスコミもどの地域で何党が強いというようなわかりやすい地図や表を載せていない。オランダ在住の人のブログを見たら、アムステルダムじゃPvdAが強いからPPV的な意見の支持者などは見たことがないというようなことが書いてあった。選挙ファンには、細かい情報がほしいところです。
誰が当選したかということにも興味がないようで、顔写真はおろか名前すら出て来ない(もちろん言葉が分かる人がちゃんと読めば出てるのかもしれませんがぱっとわかりやすくは載ってないっていうことです)。

|

« 花粉アレルギーなし | トップページ | 日本勝利 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182335/48632158

この記事へのトラックバック一覧です: オランダ&ベルギー総選挙:

« 花粉アレルギーなし | トップページ | 日本勝利 »