新書文庫の新刊から
3月の新書・文庫の新刊から面白そうなもの、
新書では、中公の「オランダ風説書」「新・現代歴史学の名著
」「パリのグランド・デザイン
」。
平凡新書「春画を読む 恋のむつごと四十八手」。
文庫では、岩波文庫「無知について」とちくま学芸文庫「化学の歴史
」ぐらいかな。講談社学術文庫の「西太平洋の遠洋航海者
」は世界の名著の文庫化でしょうか。それならなぜ中公文庫じゃないの?
岩波新書も講談社現代新書もめぼしいものはない。強いてあげれば岩波の「ヴァレリー」かな。やっぱ中公がいちばん冴えている。
>「新・現代歴史学の名著」に収録されている18冊のうち手元にあるのが「文明の生態史観」「近代世界システム〈1〉
〈2〉
」「チーズとうじ虫
」「オリエンタリズム〈上〉
〈下〉
」「無縁・公界・楽
」「想像の共同体
」の6冊。ル・ロワ・ラデュリとル・ゴフは取り上げられている主著は持っていないが、それぞれの「ジャスミンの魔女
」と「中世の夢
」は大のお気に入りだから、けっこう私好みの選択でしょう。まだ読んでもいないのだけど、著者の樺山さんが梅棹さんを評価していたとは意外。
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