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2010年1月17日 (日)

中公新書を3冊

BOOKOFFで中公新書を3冊。最近、新書といえば中公が抜きん出ている。BOOKOFFで買ってて最近もないもんだが、最新刊を見ても他の新書がジャーナリスティックというか雑誌の特集みたいなものばかりなので、欲しいのは中公新書が多くなる。
御家騒動」と「信長と消えた家臣たち」と「ヨハン・シュトラウス」。
最近西欧中世史関連が多かったけど、今日は日本史が2冊と近世史。
「御家騒動」は、江戸時代の御家騒動を題材に、大名と家臣の主従関係や幕府の大名政策などを解いたもの。大衆文学や歌舞伎などの勧善懲悪を排するとともに、幕府が大名改易のために介入したという俗説を批判している。>江戸初期においては、家臣といっても独立性が強く、大名との関係も流動的なものであった。幕府の意図的な政策ではなく、そのことが御家騒動の原因になっている場合が多い。なかなか面白いエピソードが満載。ただし、取り上げる御家騒動の数が多いため個別の説明が駆け足になっているのは致し方のないところか。
「信長と…」は、近年信長関連を連発している著者一連の一冊。その名のとおり信長の家臣のうち粛清されたり追放された家臣たちを史料に基づいて述べている。信長といっても、こっちの知識は「織田信長読本」がいいとこで、単純な因果関係や陰謀が大好きな歴史雑誌や雑学レベル。>どうしても秀吉の出世物語に目が行くので、信長の家臣たちのなかで誰が実際に重用され働いていたのかということが見えなくなりがちだったことに気付かされる。ただ実証史学からすると、やや信頼性の低い後世の歴史物語を引いている辺りは気にはなる。
「ヨハン・シュトラウス」は、1825年にウィーンに生まれ1899年に没したワルツ王ヨハン・シュトラウス二世の生涯を通して、19世紀ウィーンを素描しようというもの。ヨハン・シュトラウスといえば子どもの時『ウィーンの森の物語』というシュトラウス父子を描いた映画を観たことがあるけれど、クラシックの本なんて持ってないで関連するのは「シネマ・ミーツ・クラシック」ぐらい。19世紀ウィーンなら「青きドナウの乱痴気―ウィーン1848年」「ウィーン ブルジョアの時代から世紀末へ」あたりで雰囲気がつかめるかも。

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