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2009年11月 4日 (水)

追悼レヴィ=ストロース

レヴィ=ストロースがなくなりました。
去年の11月、100歳になったときにも書いたのですが、フランスの構造主義人類学の創始者(オランダの構造主義人類学が先なのかもしれませんが、世界的に知らしめたのはレヴィ=ストロースでしょう)。
私はといえば、「世界の名著 59 マリノフスキー/レヴィ=ストロース」の「悲しき熱帯」から入ったクチ。他にあるのは小品の「人種と歴史」だけで、主著である「野生の思考」も「構造人類学」も「親族の基本構造」も持っていない。だいたいにおいて分厚い(し高い)。図書館から借りても、拾い読みするのが精一杯。
これで構造主義が分かるわけもなく、当然道案内がいる。
新書では、「はじめての構造主義」「レヴィ=ストロース入門」「文化人類学15の理論」。
雑誌の別冊で「現代思想 現代思想の109人」「別冊宝島 (44) 現代思想・入門」。
神話学では、「神話の構造―ミトーレヴィストロジック」「神話ーその意味と機能」あたりで雰囲気を掴んだっていうぐらいのところ。
なかでは、「はじめての構造主義」が秀逸でこれ1冊で充分かもしれない。私の興味が向いている神話について詳しいのは「神話と構造」。ただし、著者がデュメジル派ゆえ批判的な叙述にはなっている。「別冊宝島」は、現代思想と構造主義の関係についての明快な見取図をくれる。
もちろん他にも山口昌男や中村雄二郎、今村仁司などの著作でもたびたび登場してくるのは知の巨人ゆえのこと。

それにしても101歳を目の前にしての大往生。
合掌。

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