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2009年11月12日 (木)

「辺境のダイナミズム」と「練馬教育史」

図書館で本を借りる。
辺境のダイナミズム (ヨーロッパの中世)」と「練馬区教育史」。
前者は、岩波の“ヨーロッパの中世”シリーズ。スカンジナビア、東欧、スペインとシチリアと西欧を取り巻く3つの地域をたんにヨーロッパ文明の辺境としてではなく、ビザンツ,イスラム、ロシアなど他文明との交流の接点として捉えなおすもの。
著者は、スカンジナビアが小澤実、東欧が薩摩秀登、スペイン&シチリアが林邦夫。
これまでの静的なヨーロッパ中世理解がよりダイナミックになるはず。まあ新しい中世像ったって、こっちは基本となる古い知識すらないんだけどね。
たとえば本棚にあるスカンジナビア史なら「物語 北欧の歴史」だけ。あとは北欧神話「エッダとサガ―北欧古典への案内」「エッダ;グレティルのサガ」と「ヴァイキング」ぐらい。東欧となると概説史すら読んだことはなく、うちにあるのは「北の十字軍」とかフス派関連が出てくる「千年王国の追求」に十五世紀ルーマニアの「ドラキュラ伝説」と裏街道ばかり。スペインについては先日(11/7)書いた通りで、シチリアについては「中世シチリア王国」と「イブン・ジュバイルの旅行記」か。
>ルーン文字が意外と後世まで使用されていたこととか、レコンキスタの過程でキリスト教支配下のムスリムの扱いとか、東欧の諸王国の成立事情など興味深いこと満載。ただし、予想通りというか、素人が読んで何が画期的なのかすぐわかるほど学問の世界は甘くないっていうことだ。

もう1冊は、この前(10/10)ちょっと書いた練馬の小学校の歴史の確認のため。
本書にも書いてあり,練馬で生まれ育った妻には当たり前のようだが、練馬区の小学校は明治期に設立された約10校の小学校が基となり、新設校はそこから系統樹のように枝分かれしながら増えてきたと認識されている。新設校に“親学校”があるという概念を初めて知りました。東京の他の区も同じなのか、日本中がそうなのか、ちょっと気になる。>ざっと検索したところ、杉並区や板橋区でも同じ親学校という概念があるようです。ほかは、本校(海外の学校の日本校や同じミッション系列で)という意味での使用例や、他校の給食を作るところが親学校、他校に作ってもらうところが子学校という使い方がありました。

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